2023.09.13
被リンクの購入は効果がある？危険性とペナルティを受けるケースやSEO効果について解説
良質な被リンクを取得すると、SEO順位の向上、安定した集客、親和性の高い見込み顧客との接点の構築、中長期的な広告費のコスト削減などの多くのメリットを得ることができます。
被リンクを取得する方法はさまざまですが、短期間で楽に被リンクを獲得するための手段として有効なのは購入でしょう。
しかし被リンクを購入したとしても、Googleからの評価が下がったり、ペナルティを受けるリスクが上昇したりするのであれば、購入する意味がありません。
本記事では、被リンクの購入は効果的か、危険性はあるのか、そして被リンクの購入でペナルティを受けるケースについてまとめました。
良質な被リンクを多く獲得するための手段についても解説しているため、最後まで読めば自社サイトの安定した集客などメリットも見込めるでしょう。
目次
被リンクを購入することは効果的？それとも危険？
結論として、被リンクを購入することは否定もできませんがおすすめもできません。
被リンクは検索順位の決定する重要な要素であり、かつては検索上位獲得のために被リンクを購入することは有効な手段でした。
しかし、2012年に実施されたGoogleアルゴリズムのアップデート(通称:ペンギンアップデート)により、被リンクの購入でペナルティを受ける危険性が高まりました。
ペンギンアップデートとは、スパムサイトや低品質なリンクを排除するためのアルゴリズムです。SEOを過剰に意識したサイトや、記事の自動作成などの手法を用いるサイトを排除し、検索結果の品質を高めています。
そして2023年9月現在、被リンクの購入はGoogleガイドラインの禁止行為となっています。
被リンクを購入したサイトが必ずペナルティを受けるわけではありませんが、いつペナルティを受けるか恐れながら運営することになります。
万が一被リンクをすでに購入してしまっている場合は、記事後半の『被リンクを購入してしまった場合の対処法』をご覧ください。
被リンクを購入する危険性・注意点
実際に被リンクを購入する危険性や、注意点をまとめました。
- そもそもGoogleのガイドラインに違反している
- 不自然なリンクがあるサイトはGoogleが排除しようとしている
- ずっとペナルティを恐れながらサイト運営をすることになる
- ブラックハットサイトの場合は、有料リンクがダメージをもたらす
- 過去にペナルティを受けた中古ドメインで被リンクをされる
被リンクを購入する際に知っておくべき情報とともに解説します。具体的に見ていきましょう。
そもそもGoogleのガイドラインに違反している
そもそもGoogle検索上位を目的とした被リンク購入はGoogleのガイドラインに違反しています。
避けるべき事項:
- 自分のトピック分野に関連するすべてのサイトに対してリンク リクエストをスパム的に送信する。
- PageRank の獲得を目的に別のサイトからリンクを購入する。
この一文には、「PageRankの獲得を目的」と記載されています。
検索順位の上昇ばかりを目的とした不自然な被リンクの挿入は、ペナルティ対象となる可能性があります。
不自然なリンクがあるサイトはGoogleが排除しようとしている
「被リンク設置サイトと被リンク先のサイトの関連性が低い」「大量に被リンクがある」など、いわゆる不自然なリンクが設置されたサイトは排除される可能性があります。
先ほど紹介した2012年のアップデート(ペンギンアップデート)により、このような不自然なリンクが設置されたサイトは排除するようアルゴリズムが組まれました。
Google では、自動システムと、必要に応じて行われる人間による審査によって、ポリシーに違反しているコンテンツおよび動作の両方を検出しています。
自動で排除されるだけではなく、必要に応じて手動で削除される可能性もあります。
Googleのポリシーに違反しているサイトは検索順位が下がったり、批評時になったりする措置がとられるため注意が必要です。
ずっとペナルティを恐れながらサイト運営をすることになる
被リンクを購入して運営をする精神的なデメリットとして、いつペナルティ対象となるか分からないことが上げられます。
悪質な業者を利用した場合、低品質なリンクを購入した場合は、被リンクの確認を頻繁に行わなければいけません。
ペナルティ警告がくるまえに対策をする必要があります。
またペナルティ期間中はSEO対策をしても検索順位の上昇が見込めません。
解除を待つか、新しいサイトを立ち上げるなどの方法をとる必要が出てくるでしょう。
ブラックハットサイトの場合は、有料リンクがダメージをもたらす
ブラックハットSEOをする被リンクは、自社サイトに悪影響を及ぼす可能性が高いです。
ブラックハットSEOとは、支離滅裂な文章を作成するワードサラダコンテンツ、隠しテキストの乱用、コメントスパム、コピーコンテンツの生成などで検索順位を上げることです。
被リンクを獲得する前提として、このようなブラックハットSEOを行っているサイトを選んではいけません。
今では、ホワイトハットの良質な被リンクのみを獲得してくれる、優良な営業代行サービス業者もあります。
「SakuLink」では、ホワイトハットSEOを行っているサイトのリストアップから営業まですべて丸投げすることが可能。
悪質な被リンクを獲得するより、より確実に良い影響を与えてくれる被リンクを獲得しましょう。
過去にペナルティを受けた中古ドメインで被リンクをされる
中古ドメインの中には、過去にGoogleガイドラインに違反したSEO対策を行って捨てられたものもあります。
質が悪く、サイトパワーも弱いドメインも多くあるのが現実です。逆に中古ドメインで、サイトパワーが強く質が良くペナルティも受けていない良質なサイトはなかなかありません。
被リンク対策としてメインサイトとは別に作成されるサテライトサイトでは、しばしば中古ドメインが使用されるでしょう。
しかしこのような中古ドメインを利用すると、自社サイトに悪影響を及ぼす可能性があります。
購入した被リンクが設置される低品質なサイト・ページの特徴
実際に購入した被リンクがどのようにサイトに設置されているのかを、このパートで解説します。
購入した被リンクが設置される、低品質なサイトやページの特徴をまとめました。
以下の要素があるサイトは、基本的に低品質なサイトである可能性が高いです。
- リンク集系サイト
- コンテンツの内容が薄い
- ページ本文・アンカーテキストが不自然
- ドメインとサイトタイトルが合わない
- トップページに設置されている
- 自動生成されたコンテンツがある
具体的に解説します。
リンク集系サイト
リンク集系サイトとは、名前の通り他のサイトのリンクを羅列しているサイトのことです。
SEO対策目的のためだけにリンク集を設置しているサイトは、ペナルティの対象となり検索順位が下がる可能性があります。
もちろんユーザーの利便性や利益を追求したリンク集であれば良いですが、整合性やまとまりのないSEO目的のためだけに設置した不自然なリンク集は悪影響を及ぼすかもしれません。
リンク集サイトはもちろん、そこに掲載されたサイトも検索順位が落ちるなどペナルティを受ける可能性があります。
コンテンツの内容が薄い
コンテンツの内容が薄く、ユーザーのニーズを考えていないサイトは低品質コンテンツと判断される可能性があります。
独自性のあるオリジナルの情報が掲載されておらず、他のサイトの情報のみを掲載しているサイトは良質なコンテンツであると判断されません。
逆にユーザーのニーズを考え、自身の体験談が記載されていたり、独自性のある情報が盛り込まれていたりするサイトは良いサイトとして認識されます。
ページ本文・アンカーテキストが不自然
ページテキストの内容やアンカーテキストが不自然なサイトは、購入した被リンクが設置されている可能性が高いです。
ページテキストの不自然さの例としてあげられるのが、美容に関するページ本文であるにも関わらず、設置されているリンク先がパソコンを紹介しているケース。
ページ内容と被リンク先の内容が合致しない場合は、購入した被リンクが設置されている可能性があります。
また不自然なアンカーテキストの例としてあげられるのが、検索上位に表示するためにキーワードを含んでいるケースです。
「医療ハイフ 東京 おすすめ」「東京でおすすめの医療用ハイフ」など、狙っているキーワードが含まれていることがあります。
ドメインとサイトタイトルが合わない
被リンクを設置するために作成されたサテライトサイトは、中古ドメインが利用されるケースが多い傾向にあります。
そのためドメインとサイトタイトルの整合性がありません。
例えばサイト内は料理のレシピを公開しているサイトであるにもかかわらず、URLには「psychology」と含まれているケースがあげられます。
ウェブアーカイブが確認できるツールを使いURLを調べれば、過去に別コンテンツとして運営されていた形跡が見つかるでしょう。
このようなケースも、低品質なコンテンツであるとGoogleから判断されている可能性があります。
トップページに設置されている
サイトパワーが最も集まると言われているトップページに被リンクを設置するケースも低品質なコンテンツに多いです。
被リンク元であるサイトのパワーを、被リンク先のサイトに渡すことができます。
被リンクを設置するために作成されたサテライトサイトでは特に、トップページに被リンクが設置されることが多いです。
関連性のないサイトのフッターに貼られている場合は、低品質なサイトの可能性があります。
自動生成されたコンテンツがある
支離滅裂な文章を生成するワードサラダのサイトや、隠しリンクを作成するブラックハットSEOを駆使したサイトは低品質コンテンツの可能性が高いです。
ワードサラダとは、文法的には正しいですが意味が理解できない支離滅裂な文章を羅列したサイトのこと。
そして隠しリンクとは、ウェブサイトの中にこっそりリンクを隠す手法のことです。
被リンクを購入してしまった場合の対処法
実際に被リンクを購入した際の対処法をまとめました。
- まずは、検索順位に悪い影響を与える被リンクがあるか確認する
- 新たなドメインで新規サイトを立ち上げる
- 既存のサイトを修正する
先ほどの『購入した被リンクが設置される低品質なサイト・ページの特徴』で紹介した特徴に合致するものがある場合は、上で紹介した対処をしましょう。
具体的に解説します。
まずは、検索順位に悪い影響を与える被リンクがあるか確認する
まずは悪質な被リンクが自社のサイトに向けて設置されてないのか確認する必要があります。
確認をするために、以下の2つのツールを使用するケースが多いです。
- Google Search Console
- ahrefs
利用方法を見ていきましょう。
Google Search Consoleを使用する場合
Google Search Consoleは、掲載順位の測定や問題の修正ができるGoogleが提供するツールです。
確認手順を、以下にまとめました。
- ログインをする
- 左側のメニューを開き「リンク」をクリック
- リンクページを開く
- 「上位のリンクされているページ」「上位のリンク元テキスト」を確認
- 『購入した被リンクが設置される低品質なサイト・ページの特徴』に該当するか確認
上記の手順で、被リンクが設置されている低品質なサイトがあるかどうかを確認できます。
ahrefsを使用する場合
ahrefsが提供するウェブサイト解析ソフトウェア・Site Explorerを利用する手順を以下にまとめました。
- 左側にあるメニューから「アンカーテキスト」をクリック
- アンカーテキストが一覧で表示されるページに移行する
- 意図的なキーワードが含まれていないか確認する
- 気になるテキストがあればクリックして詳細を確認する
『購入した被リンクが設置される低品質なサイト・ページの特徴』で紹介した不自然なアンカーリンクがあれば、必ず確認します。
新たなドメインで新規サイトを立ち上げる
新しいドメインで新規サイトを立ち上げる方法もあります。古いウェブサイトの情報を新しいドメインにアップロードし、古いドメインのサイトデータを削除する方法です。
Googleガイドライン違反をしている可能性のある古いサイトのデータをそのまま利用すると、ペナルティの対象になるなどのリスクが生じます。
新規サイトではGoogleガイドラインに違反しないコンテンツの作成が必要不可欠。コンテンツをイチから作り直すことがおすすめです。
対処できないほど大量のドメインを取得したときなどは、新たなドメインで新規サイトを立ち上げることも視野に入れましょう。
既存のサイトを修正する
検索順位に悪い影響を与える可能性のある被リンクが見つかった場合は、購入した場合に限らず対処が必要です。
Googleからペナルティに関する警告メッセージをもらっている場合は、ただちに既存サイトの修正を行いましょう。
- 被リンクの削除方法
- 自分・自社で対処できない場合は、専門家に解除依頼をする
被リンクに関する修正の方法を、具体的に解説します。
被リンクの削除方法
被リンクを自力で削除する手順を、以下にまとめました。
- 悪質な被リンクをピックアップしリストを作成する
- リンクが設置されているサイトに直接問い合わせ削除依頼をする
- 削除依頼に対応してもらえないサイトをリストアップする
- Google Search Consoleでリンクの否認手続きを行う
Google Search Consoleでのリンク否認手続きに関しては、Google公式のヘルプサイトを確認することがおすすめです。
Google Search Console HELPページ
自分・自社で対処できない場合は、専門家に解除依頼をする
不自然なリンクに該当するものが分からない場合、解除する被リンクの数が多い場合など、自分・自社で対応が難しいケースも少なくありません。
良質な被リンクを誤って削除したり悪質な被リンクを残したりしないよう、外部の業者に依頼して削除してもらうことも視野に入れましょう。
複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討したうえで料金を支払いお願いすることがおすすめです。
被リンクを購入するSEO対策は危険！良質な被リンクのみを集める方法
2023年現在は被リンクを購入するSEO対策はリスクが高いため、おすすめできません。
正当な方法で良質な被リンクのみを集めることが、Googleから長期的に高い評価を得るために重要といえます。
しかし良質な被リンクを集めることは、容易なことではありません。
より良質な被リンクのみを集めたいのであれば、被リンク購入にコストを割くのではなく良質な被リンク獲得をしてくれる営業代行サービスを検討しましょう。
大量の被リンク取引を行う悪質な業者も存在するため、依頼する業者選びもしっかりとする必要があります。
良質な被リンクのみを集めたいなら、被リンク獲得代行サービス「SakuLink」がおすすめ。
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