エンゲージメントサーベイ比較15選!選び方のポイントと失敗しない導入方法を解説

従業員のエンゲージメントを可視化し、離職防止や生産性向上につなげる「エンゲージメントサーベイ」。導入を検討する企業が増える一方で、「どのツールを選べばよいかわからない」「導入しても意味がないのでは」と悩む人事担当者も少なくありません。

エンゲージメントサーベイは、目的や機能、費用がツールによって大きく異なります。自社の課題に合わないツールを選ぶと、サーベイが形骸化し、期待した効果を得られないケースもあるのが実情です。

本記事では、エンゲージメントサーベイの基礎知識から、主要ツール15選の比較、失敗しない選び方のポイントまで詳しく解説します。自社に最適なツールを見つけ、組織改善を成功させるための参考にしてください。

目次

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エンゲージメントサーベイとは

エンゲージメントサーベイは、従業員と組織の関係性を数値化して可視化するための調査手法です。ここでは基本的な意味や目的、似た調査との違いを確認していきましょう。

エンゲージメントサーベイの意味と目的
従業員満足度調査との違い
エンゲージメントサーベイの種類

エンゲージメントサーベイの意味と目的

エンゲージメントサーベイとは、従業員が会社や仕事に対してどの程度の愛着や貢献意欲を持っているかを測定する調査のことです。「エンゲージメント」は直訳すると「婚約」や「約束」を意味しますが、人事領域では「従業員と組織が互いに信頼し、貢献し合う関係性」を指します。

サーベイを実施する主な目的は、組織の課題を客観的なデータで把握し、改善につなげることにあります。従業員の本音を定量的に収集することで、日常のコミュニケーションでは見えにくい問題点を発見できるのが大きな特徴です。

従業員満足度調査との違い

エンゲージメントサーベイと従業員満足度調査は、似ているようで測定する内容が異なります。従業員満足度調査は、給与や福利厚生、職場環境など「会社から与えられるもの」に対する満足度を測る調査です。

一方、エンゲージメントサーベイは、従業員が「会社のために自発的に貢献したいと思っているか」という主体的な姿勢を測定します。満足度が高くてもエンゲージメントが低いケースもあり、両者を組み合わせて調査する企業も増えています。

エンゲージメントサーベイの種類

エンゲージメントサーベイには、実施頻度や目的に応じていくつかの種類があります。代表的なものが「センサスサーベイ」と「パルスサーベイ」の2つです。

項目センサスサーベイパルスサーベイ
頻度年1~2回週次~月次
質問数多い(50問以上)少ない(5~15問)
時間長い(20~30分)短い(数分)
目的組織全体の健康診断日々の体温測定
役割問題の発見と深掘り変化の早期キャッチ

センサスサーベイは、年に1〜2回実施する大規模な調査で、50〜100問程度の設問で組織全体の状態を詳細に把握します。

一方、パルスサーベイは週1回〜月1回の頻度で実施する短時間の調査で、3〜10問程度の設問で従業員のコンディション変化をリアルタイムに捉えられます。最近では両方を組み合わせて運用する企業が多くなっています。

エンゲージメントサーベイが注目される背景

握手をするビジネスマン

近年、多くの企業がエンゲージメントサーベイの導入を進めています。その背景には、働き方や雇用環境の大きな変化があります。

  • エンゲージメントサーベイの意味と目的
  • 従業員満足度調査との違い
  • エンゲージメントサーベイの種類

終身雇用の崩壊と人材流動化の加速

かつての日本企業では、終身雇用や年功序列が一般的でした。しかし現在は転職が当たり前となり、優秀な人材ほど条件の良い企業へ流出しやすい状況が生まれています。

企業が人材を引き留めるためには、給与や待遇だけでなく、従業員が「この会社で働き続けたい」と思える環境づくりが必要です。エンゲージメントサーベイは、従業員の本音を把握し、離職を未然に防ぐための有効な手段として注目されています。

人的資本経営への関心の高まり

2023年3月期決算から、上場企業には人的資本に関する情報開示が義務化されました。従業員のエンゲージメントや離職率といった指標を公開する企業が増え、投資家や求職者からも注目される項目となっています。

人的資本経営を推進するうえで、エンゲージメントの測定と向上は欠かせない取り組みです。サーベイによるデータ収集は、経営判断の根拠としても活用されるようになっています。

リモートワーク普及による組織課題の顕在化

新型コロナウイルスの影響でリモートワークが急速に普及しました。対面でのコミュニケーションが減少した結果、従業員の孤立感やチームの一体感の低下といった新たな課題が浮き彫りになった企業も少なくありません。

オフィスで顔を合わせる機会が減った今、従業員の状態を把握する手段としてエンゲージメントサーベイの重要性が高まっています。定期的な調査によって、見えにくくなった組織の問題を早期に発見できるようになります。

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エンゲージメントサーベイを導入するメリット

エンゲージメントサーベイを導入することで、企業はさまざまな恩恵を受けられます。ここでは主な4つのメリットを紹介します。

  • 組織課題の可視化と優先順位の明確化
  • 離職率の低下と人材定着率の向上
  • 従業員のモチベーション向上と生産性アップ
  • 人事施策の効果測定とPDCAサイクルの確立

組織課題の可視化と優先順位の明確化

エンゲージメントサーベイを実施すると、部署ごとや役職ごとの課題が数値で可視化されます。「なんとなく雰囲気が悪い」といった曖昧な感覚ではなく、具体的なデータに基づいて問題点を特定できるのが大きな利点です。

スコアを比較することで、どの部署に優先的に手を打つべきかが明確になります。限られたリソースを効果的に配分し、改善のインパクトを最大化できるようになります。

離職率の低下と人材定着率の向上

エンゲージメントが低い従業員は、離職リスクが高い傾向にあります。サーベイを通じて早期に兆候を察知し、適切なフォローを行うことで、優秀な人材の流出を防ぐことが可能です。

厚生労働省の調査でも、エンゲージメントの高い組織ほど離職率が低いという相関関係が示されています。採用コストや教育コストの削減にもつながるため、経営面でのメリットも大きいといえます。

さらに、定着率が向上することで、組織内にノウハウや経験が蓄積されやすくなります。長く働く従業員が増えれば、チームの連携も強化され、業務品質の安定にも寄与します。

従業員のモチベーション向上と生産性アップ

サーベイを実施し、その結果に基づいて職場環境を改善することで、従業員は「自分の意見が反映されている」と実感できます

会社への信頼感が高まり、仕事に対するモチベーションも向上しやすくなります。エンゲージメントの高い従業員は、業務に対して主体的に取り組む傾向があるため、結果として組織全体の生産性向上にも寄与します。

加えて、モチベーションの高い従業員は周囲にも良い影響を与えます。ポジティブな姿勢がチーム全体に波及し、職場の雰囲気が改善されるという好循環が生まれます。結果として、組織全体のパフォーマンス底上げにつながるのです。

人事施策の効果測定とPDCAサイクルの確立

エンゲージメントサーベイを定期的に実施することで、人事施策の効果を数値で測定できるようになります。研修や制度変更を行った後にスコアがどう変化したかを確認し、次のアクションに活かせるのが強みです。

データに基づいたPDCAサイクルを回すことで、感覚的な施策から脱却し、再現性のある組織改善が実現できます。うまくいった施策は他部署にも展開し、効果が薄かった施策は見直すという判断が、根拠を持って行えるようになるメリットがあります。

また、継続的にデータを蓄積することで、自社特有の傾向やパターンが見えてきます。「この時期はスコアが下がりやすい」「この属性の従業員に課題が集中しやすい」といった知見が得られれば、先手を打った対策も可能です。

エンゲージメントサーベイツールの比較ポイント5つ

数多くのエンゲージメントサーベイツールの中から自社に合ったものを選ぶには、いくつかの観点で比較することが重要です。押さえておきたい5つのポイントを解説します。

  • 導入目的との適合性
  • 質問項目のカスタマイズ性と分析機能
  • 料金体系と費用対効果
  • UI/UXと操作のしやすさ
  • 導入・運用サポート体制

導入目的との適合性

まず確認すべきは、ツールの特性が自社の導入目的に合っているかどうかです。離職防止を重視するなら個人のコンディション把握に強いツール、組織全体の課題を可視化したいなら組織診断に特化したツールが適しています

目的が曖昧なまま機能の多さだけで選ぶと、使いこなせずに持て余してしまうこともあります。「何を解決したいのか」を明確にしたうえでツールを比較しましょう。

また、自社の規模や業種によっても適したツールは異なるため、大企業向けの高機能なツールが中小企業に最適とは限りません。導入実績や事例を確認し、自社と似た規模・業種の企業がどのツールを選んでいるかも参考にすることもおすすめです。

質問項目のカスタマイズ性と分析機能

ツールによって、質問項目の自由度や分析機能の充実度は異なります。定量データと定性データの両面から組織を理解することで、より的確な改善策を立案できるようになります

まず、テンプレートの設問だけでなく、自社独自の質問を追加できるかどうかは重要なチェックポイントです。

分析機能についても、部署別・役職別のクロス分析や、過去データとの推移比較、他社ベンチマークとの比較など、どこまで詳細な分析ができるかを確認しておくと良いでしょう。

さらに、テキストマイニング機能の有無も確認しておきたいポイントです。自由記述の回答を分析できる機能があれば、数値だけでは見えない従業員の本音や具体的な課題を把握できます。

料金体系と費用対効果

エンゲージメントサーベイツールの料金体系は、従業員1人あたりの月額制が一般的です。相場は月額300〜600円程度が多く、機能やサポート内容によって変動します。

初期費用の有無や最低契約期間、オプション料金なども含めて総コストを把握することが大切です。安さだけで選ぶのではなく、得られる効果と費用のバランスを見極めましょう。

無料トライアルやデモを提供しているツールも多いため、実際に試してから判断するのもおすすめです。また、従業員数が増えた場合の料金変動や、追加機能を利用する際の費用も事前に確認しておくと、予算計画が立てやすくなります。

UI/UXと操作のしやすさ

サーベイは従業員全員が回答するため、回答画面の使いやすさは回答率に直結します。スマートフォン対応や直感的な操作性を備えたツールを選ぶと、従業員の負担を軽減できます。

管理者側の画面についても、結果の確認やレポート作成が簡単にできるかどうかを確認しておきましょう。複雑すぎるツールは、運用が続かない原因になります。

導入・運用サポート体制

初めてエンゲージメントサーベイを導入する企業にとって、サポート体制は重要な判断材料です。導入時の設定支援だけでなく、結果の分析や改善施策の提案まで伴走してくれるサービスもあります。

カスタマーサクセス担当が付くか、問い合わせ対応の速さ、活用事例の共有など、継続的に支援を受けられる体制が整っているかを確認しましょう。

また、導入後の研修やセミナーの有無、他社の成功事例を学べる機会があるかどうかもポイントです。サーベイは導入がゴールではなく、運用を通じて組織改善につなげることが目的となります。

離職防止に強いエンゲージメントサーベイ4選

従業員の離職リスクを早期に察知し、適切なケアにつなげたい企業におすすめのツールです。

ツール名ミキワメ ウェルビーイングサーベイGeppoLLax forestMotifyHR
主な特徴性格×心理状態の分析、AIによるケア提案月3問の個人サーベイ、天気マーク回答健康経営支援、ストレスチェック一体型離職予兆検知、社内SNS機能
費用目安要問い合わせ月額22,000円〜(25人まで)年間2,400円/人要問い合わせ
サポート体制カスタマーサクセス伴走専任スタッフによる活用支援動画コンテンツ提供自動フォローメッセージ機能

ミキワメ ウェルビーイングサーベイ

引用:ミキワメ ウェルビーイングサーベイ

ミキワメ ウェルビーイングサーベイは、従業員の性格特性と心理状態を掛け合わせて分析し、ケアが必要な人を可視化できるツールです。月1回のパルスサーベイで状態変化をタイムリーに把握でき、性格を踏まえた対話方法のアドバイスも提供されます。AIによるサポート機能が充実しており、休職・離職の予防に強みを持っています。

大きな特徴は、単にスコアを測定するだけでなく、従業員一人ひとりの性格に合わせた具体的なケア方法が提示される点です。「この従業員にはどのように声をかければよいか」「どのようなサポートが効果的か」といった実践的なアドバイスが得られるため、管理職の負担軽減にもつながります。

ストレスチェック機能も無料で利用可能なため、法令対応と組織改善を1つのツールで完結させたい企業にもおすすめです。

Geppo

引用:Geppo

Geppoは、リクルートが提供するサーベイツールで、個人サーベイと組織サーベイの両方に対応しています。

個人サーベイは毎月3問だけのシンプルな設計で、従業員の負担を最小限に抑えながらコンディションを把握できます。天気マークで直感的に回答できるUIも特徴的です。25人までなら月額22,000円から利用可能で、中小企業でも導入しやすい価格帯となっています。

LLax forest

引用:LLax forest

SOMPOグループが提供する健康経営支援ツールで、メンタルヘルス・フィジカルヘルス・エンゲージメントの3要素を一括で調査できます

従業員満足度調査やストレスチェックと兼ねられるため、複数の調査を一本化したい企業に適しています。年間1人あたり2,400円と、コストパフォーマンスの良さも魅力です。

MotifyHR

引用:MotifyHR

MotifyHRは、働きがいに関する10問の質問で、従業員のエンゲージメント状態を部署・個人単位で可視化できるツールです。

離職可能性の高い従業員を素早く把握でき、自動でフォローメッセージを配信する機能も備えています。社内SNS機能も搭載されており、日常的なコミュニケーションツールとしても活用可能です。

組織診断・課題可視化に強いエンゲージメントサーベイ5選

組織全体の状態を把握し、課題を明確にしたい企業におすすめのツールです。

ツール名Wevoxモチベーションクラウドラフールサーベイバヅクリ エンゲージメントTERAS
主な特徴3分回答、1億件超のデータ分析476万人のデータベース、多角分析ウェルビーイング支援、セルフケア機能24問で要因分析、研修連携無料診断、匿名制診断
費用目安月額330円/人〜要問い合わせ月額16,000円〜月額300円/人〜無料(改善提案は有料)
サポート体制AIサポート、運用支援(有料)コンサルタント伴走支援カスタマーサクセス伴走施策実行までサポート施策設計・実行サポート

Wevox

引用:Wevox

3,500社以上が導入する国内有数のエンゲージメントサーベイツールです。慶應義塾大学の島津明人教授監修のもと開発され、3分で回答できるパルスサーベイで組織状態を継続的に測定できます。

1億件超の回答データを蓄積しており、業界他社との比較分析も可能です。月額330円/人のベーシックプランから利用でき、規模を問わず導入しやすくなっています。

モチベーションクラウド

引用:モチベーションクラウド

リンクアンドモチベーションが提供する組織改善クラウドで、12,000社以上・476万人のデータベースを活用した分析が強みです。

期待度と満足度の2軸でエンゲージメントを測定し、他社比較・部署比較・推移比較など多角的な分析ができます。専門コンサルタントによる伴走支援も充実しており、本格的な組織改革に取り組みたい企業に向いています。

ラフールサーベイ

引用:ラフールサーベイ

ラフールサーベイは、組織と個人の課題を可視化し、ウェルビーイング経営の実現を支援するツールです。

メンタルヘルスから人間関係、キャリア志向まで幅広い項目を調査でき、テキストマイニングによる分析機能も備えています。従業員向けのセルフケア機能が充実している点も特徴で、月額16,000円から導入可能です。

バヅクリ エンゲージメント

引用:バヅクリ エンゲージメント

バヅクリ エンゲージメントは、24問の組織サーベイと5問の個人サーベイを組み合わせて利用できるツールです。少ない設問数ながら、スコア低下の要因まで分析できる設計になっています。

サーベイ結果に基づいた研修やワークショップの実施まで一貫してサポートを受けられるのが特徴で、月額300円/人から利用できるコストパフォーマンスの良さも魅力です。

TERAS


引用:TERAS

エンゲージメント向上ツール「TUNAG」を提供するスタメンが開発した組織サーベイです。診断は人数・回数に制限なく無料で利用でき、5分程度で回答できる設計になっています。

完全匿名制で従業員の本音を引き出しやすく、診断結果に基づく改善施策の提案・実行サポートは別途有料で受けられます。

人材データベース連携型のエンゲージメントサーベイ6選

人事システムと連携し、従業員データを一元管理しながらサーベイを運用したい企業におすすめのツールです。

ツール名カオナビSmartHRHRBrain 組織診断サーベイタレントパレットHRMOS タレントマネジメントアドバンテッジ タフネス
主な特徴タレントマネジメント連携、3問プリセット労務管理連携、学術的設問設計16領域の課題可視化、テキストマイニングテキストマイニング、離職予兆分析専門家設計の設問、属性別分析ストレスチェック一体型、総合サーベイ
費用目安要問い合わせ要問い合わせ月額300円/人〜要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
サポート体制専任スタッフ伴走チャット・オンラインサポート専任担当・ヘルプデスク勉強会・相談会開催カスタマーサクセス伴走eラーニング・研修連携

カオナビ

引用:カオナビ

カオナビは、4,000社以上が導入するマネジメントシステムで、パルスサーベイ機能が標準搭載されています。人材データベースと連携することで、サーベイ結果と評価履歴・異動履歴を掛け合わせた分析が可能です。

厚生労働省の調査データに基づいた3問の設問がプリセットされており、導入後すぐに利用を開始できます。

SmartHR

引用:SmartHR

労務管理からタレントマネジメントまでカバーするクラウドサービスで、従業員サーベイ機能も備えています。

SmartHR上の従業員データを活用して対象者を絞り込んだ配信ができ、部署・役職・雇用形態などを掛け合わせたクロス分析も可能です。慶應義塾大学の山本勲教授と共同開発した設問設計で、学術的な裏付けのある調査を実施できます。

HRBrain 組織診断サーベイ

引用:HRBrain 組織診断サーベイ

人事評価や人材データベースと連携できるHRBrainシリーズの1つで、組織課題の可視化に特化しています。16領域にわたる組織課題を定量化し、優先順位をつけて改善アクションにつなげられるのが特徴です。

テキストマイニング機能や離職予兆分析も搭載されており、月額300円/人から利用可能です。

タレントパレット

引用:タレントパレット

人材データを一元管理し、科学的人事を実現するタレントマネジメントシステムです。

サーベイ機能ではテキストマイニング技術を活用し、従業員の発言傾向や離職者の特徴を分析できます。パソコン・スマートフォンから手軽に回答でき、人事評価や配置シミュレーションなど他機能との連携も強みです

HRMOSタレントマネジメント

引用:HRMOSタレントマネジメント

ビズリーチが提供する人材活用システムで、組織診断サーベイと個人コンディションサーベイの両方を利用できます。

ピープルアナリティクスの専門家が設計した質問項目を使用でき、優先して改善すべき課題がひと目でわかる分析画面が特徴です。属性別の詳細分析にも対応しており、サーベイはオプションとして利用可能です。

アドバンテッジ タフネス

引用:アドバンテッジ タフネス

ストレスチェックをベースに、エンゲージメント調査やハラスメント調査を一体化した総合サーベイツールです。

メンタルヘルスとエンゲージメントの2軸で継続的に調査することで、課題の本質的な要因を可視化できます。経営層・人事・管理職向けのレポートや、従業員向けのeラーニングなどフォロー機能も充実しています。

「エンゲージメントサーベイは意味ない」と言われる理由と対策

エンゲージメントサーベイに対して「導入しても意味がない」という声を聞くこともあります。しかし、その多くは運用方法に問題があるケースです。よくある失敗パターンと対策を確認しましょう。

  • サーベイ実施後に改善アクションが行われない
  • 質問項目が自社の課題に合っていない
  • 従業員がサーベイの目的を理解していない

サーベイ実施後に改善アクションが行われない

エンゲージメントサーベイが「意味ない」と言われる最大の原因は、調査を実施しただけで終わってしまうことです。データを収集しても、具体的な改善アクションにつなげなければ、組織は何も変わりません。

対策としては、サーベイ導入前に「結果をどう活用するか」を明確にしておくことが重要です。改善施策の立案と実行まで含めた運用計画を策定し、責任者を決めておくと効果的です。

質問項目が自社の課題に合っていない

汎用的な質問項目だけでは、自社特有の課題を捉えきれないことがあります。たとえば、リモートワークの課題を把握したいのに、対面コミュニケーション前提の設問ばかりでは有効なデータが得られません。

ツールを選ぶ際は、質問項目をカスタマイズできるかどうかを確認しましょう。自社の状況に合わせて設問を追加・変更できるツールであれば、より実態に即したデータを収集できます。

従業員がサーベイの目的を理解していない

従業員が「何のために回答するのかわからない」と感じていると、適当に回答されてしまい、正確なデータが得られません。回答率の低下にもつながり、調査の信頼性が損なわれてしまいます。

サーベイを実施する前に、目的や回答方法、匿名性の担保について丁寧に説明することが大切です。経営層からのメッセージを発信するなど、会社として本気で取り組む姿勢を示すと回答の質が向上します。

エンゲージメントサーベイの効果的な運用方法

エンゲージメントサーベイは、導入するだけでは効果を発揮しません。ここでは、サーベイを組織改善につなげるための運用ポイントを解説します。

  • サーベイ実施前に目的と活用方法を社内共有する
  • 適切な実施頻度を設定する
  • 結果を分析し具体的な改善アクションにつなげる
  • 従業員へのフィードバックを忘れない

サーベイ実施前に目的と活用方法を社内共有する

サーベイを実施する前に、なぜ調査を行うのか、結果をどのように活用するのかを従業員に明確に伝えることが大切です。目的が共有されていないと、「また面倒なアンケートが来た」と思われ、回答の質が下がってしまいます。

経営層からのメッセージ発信や、説明会の開催など、丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。会社として本気で組織改善に取り組む姿勢を示すことが、従業員の協力を得るための第一歩です。

適切な実施頻度を設定する

サーベイの実施頻度は、目的に応じて設定する必要があります。組織全体の状態を把握するセンサスサーベイは年1〜2回、従業員のコンディション変化を追うパルスサーベイは週1回〜月1回が一般的です。

頻度が高すぎると従業員の負担になり、回答率や回答の質が低下する恐れがあります。逆に頻度が低すぎると、問題の早期発見が難しくなります。自社の状況に合わせて、無理のない頻度を見極めましょう。

結果を分析し具体的な改善アクションにつなげる

サーベイの結果は、収集して終わりではなく、具体的な改善アクションにつなげることが重要です。スコアが低い項目や、前回から悪化した項目を特定し、原因を深掘りして対策を検討しましょう。

すべての課題に一度に取り組むのは現実的ではありません。優先順位をつけて、まずはインパクトの大きい課題から着手することをおすすめします。小さな成功体験を積み重ねることで、組織全体の改善意識が高まります。

従業員へのフィードバックを忘れない

サーベイに回答した従業員に対して、結果と今後のアクションをフィードバックすることは欠かせません。回答したのに何も変わらないと感じると、次回以降のサーベイへの協力意欲が低下してしまいます。

全社向けの報告会を開催したり、部署ごとに結果を共有したりと、できる範囲でフィードバックを行いましょう。「皆さんの声をもとに、こういった改善に取り組みます」と具体的に伝えることで、サーベイへの信頼感が高まります。

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エンゲージメントサーベイ導入時の注意点

エンゲージメントサーベイを効果的に活用するためには、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。導入前に確認しておきましょう。

  • 回答の匿名性を担保する
  • 従業員の負担にならない設問数を設定する

回答の匿名性を担保する

エンゲージメントサーベイで従業員の本音を引き出すには、回答の匿名性が担保されていることが前提です。「上司に知られるのでは」「評価に影響するのでは」という不安があると、当たり障りのない回答しか得られません。

匿名性がどのように確保されているかを従業員に説明し、安心して本音を回答できる環境を整えましょう。少人数の部署では個人が特定されやすいため、集計単位を工夫するなどの配慮も必要です。

従業員の負担にならない設問数を設定する

設問数が多すぎると、回答に時間がかかり従業員の負担になります。業務時間を割いて回答することへの抵抗感が生まれ、回答率の低下や適当な回答につながりかねません。

目的に必要な最小限の設問数に絞り込み、回答時間の目安を事前に伝えることで、協力を得やすくなります。3〜10分程度で回答できる設問量が、継続的な運用には適しています。

まとめ

エンゲージメントサーベイは、従業員と組織の関係性を可視化し、離職防止や生産性向上につなげるための有効なツールです。導入する企業が増えている一方で、目的に合わないツールを選んだり、運用方法を誤ったりすると「意味がない」と感じてしまうケースもあります

本記事で紹介したように、エンゲージメントサーベイツールは目的や機能、費用によってさまざまな種類があります。離職防止を重視するのか、組織全体の課題を可視化したいのか、人事システムと連携させたいのかによって、選ぶべきツールは異なります。

自社の課題と目的を明確にしたうえで、最適なエンゲージメントサーベイツールを選び、組織改善を成功させてください。

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監修者

合同会社ドリームアップ 執行役員

福島県立安積高等学校、法政大学法学部法律学科を卒業。大学在学中にWebマーケティング会社にて月間200万PV超えの大手メディアのディレクター、海外でのWebメディア立ち上げののち売却を経て学生起業。

現在は合同会社ドリームアップの執行役員、及びCoordy株式会社の代表取締役社長を務め、10年間の業界経験を活かし、数々のプライム上場企業のWebマーケ担当として、SEO対策・コンテンツ制作を中心に支援を継続している。

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