- 「サイトリニューアルをしたいけど、どうやって始めればいいの?」
- 「リニューアルの際に気をつけるべきことは?」
- 「サイトリニューアルにかかる時間や費用はどのくらいなの?」
サイトリニューアルを任されたのは良いものの、上記のような疑問や不安が頭に浮かんでいませんか?サイトリニューアルは、ただ見た目を変えるだけではなく、ビジネスの成果にも大きく影響します。
この記事では、サイトリニューアルの目的や効果、そして成功させるためのコツや注意点を紹介します。サイトリニューアルで成果を出したい方は、ぜひ参考にしてください。
ホームページのリニューアルとは?
ホームページのリニューアルとは、ウェブサイトのデザイン、コンテンツ、構造、機能などを一新し、より魅力的なウェブサイトに生まれ変わらせることです。
具体的には、以下のような作業を行います。
- デザインの刷新
サイトのイメージを変え、新しいブランドコンセプトを表現する。 - 機能の追加
オンラインショップや予約機能、問合せフォームなどの新しい機能を実装し、ユーザーの利便性を高める。 - サイトマップの改善
ウェブサイトの構成を見直し、ユーザーが目的の情報にスムーズにたどり着けるようにする。 - システムの最新化
セキュリティやブラウザ対応などの技術面を更新し、最新の市場環境に対応できるようにする。
ホームページは作成しただけでは終わりません。常に改善・更新を続けて運用し、定期的にリニューアルすることが大切です。
ホームページリニューアルの流れ【7ステップ】
ホームページのリニューアルは、事前に設計をしっかりと行えば失敗のリスクはほとんどありません。
ここでは、ホームページのリニューアルの流れを解説します。
ステップ1:ホームページリニューアルの目的とKPIを明確化
基本的にサイトリニューアルの目的は、大まかに3つに分けられます。
- 集客
- 採用
- 業務改善
サイトリニューアルの目的がハッキリしないと、次のステップに進んでもうまくいかない可能性が高いです。制作会社にお願いする場合でも、このステップは自分たちできちんとやる必要があります。
例えば「サイトを通じて売上を上げたい」「問い合わせの件数を増やしたい」など集客が目的の場合、ホームページの目標数値は以下のようなものになります。
- サイトに訪れる人数(ユニークユーザー)
- 閲覧数(ページビュー)
- サイトからの問い合わせ件数
- サイトでの資料請求・来店予約 など
会社の業種によって、「問い合わせを得たいのか」「まずは資料請求して顧客情報を得たいのか」などが変わってきます。自分たちの事業に合った目的を決めましょう。
ステップ2:現状のWEBサイトの強みと弱みを把握
続いては、リニューアルの基礎となる現時点の自社サイトを徹底調査してみましょう。
「自分で試してみて気になる点を挙げる」「社内の別の社員に意見を聞く」などを行い、良い点と悪い点を書き出します。
リストアップが済んだら、良い点については「そのまま残した方が良い項目」と「ブラッシュアップすべき項目」に分けておくと、後々の作業が楽になります。
さらに、リニューアルで何が変わったかを検証するためにも、前もってアクセス数やユーザー数などのデータを確認しておくと良いでしょう。
ステップ3:競合サイトの優れた点と改善点を分析
自社サイトの改善点を洗い出したら、次は競合サイトを見てみましょう。同じ業界の競合他社のサイトだけでなく、別業界のサイトも参考になります。
競合調査の際は、自分が感心したり「参考にしたい!」と思ったサイトを選ぶのみでOKです。選び終わったら、自社サイトの改善点と比較して「競合サイトはどのように優れているのか?」「どのように劣っているのか?」という視点で分析していきます。
ステップ4:サイトマップ・構成図を見直し
自社サイトの目的や課題、競合サイトの優れた点や改善点などを整理したら、まとめた情報をもとにリニューアルするホームページの設計を行っていきましょう。
まずは、以下のようなサイトマップの作成から着手しましょう。
- 何ページ作る?
- どのようなページを作りたい?
- 各ページにはどのようなコンテンツを載せる?
サイトマップが完成したら、次にワイヤーフレームを作ります。
ワイヤーフレームとは、各ページの構成要素を整理するためのものです。 以下のようなことを決める、サイトの設計図のようなものです。
- TOPページには、どのような内容を載せる?
- お問い合わせへのリンクはどこに配置する?
- 各ページのレイアウトはどのようにする?
サイトマップでサイト全体の構成を整理するのに対し、ワイヤーフレームは「各ページ」の構成を整理するものです。
理想としては全ページ分作成したいところですが、実に大変な作業ですので、重要なページに絞って作成してみましょう。
ステップ5:サイトデザインやコンテンツの整備
サイトマップとワイヤーフレームが完成したら、次はデザインや開発に取り掛かります。ここで大切なのは「デザイン案を決めてしまったら、後から変更するのは困難になる」ということです。
これは当然のことですが、ホームページ制作ではよく問題になります。
理由は何であれ、ホームページ制作会社にお願いしている場合は、修正の範囲が大きいと追加料金が発生することも。デザイン案の確定は思った以上に重要なポイントですので、納得するまでチェックしましょう。
また、ホームページリニューアルにおける遅延要因の1つとして、コンテンツ制作が挙げられます。新しくコンテンツを作るのはもちろん、今あるコンテンツを改善するのもなかなか大変です。
自分たちで作る場合は、十分な余裕を持ったスケジュールを立てることをおすすめします。
ステップ6:効果検証
ホームページをリニューアルしてから1ヶ月間、効果を測定します。具体的には、以下のような点に着目して効果測定を行いましょう。
- アクセス数は前と比べてどれだけ増加したか
- お問い合わせはどれだけ多くなったか
- 数値が悪くなったところはないか
- リニューアル前と後でどこが変化したか
- 目標数値まであとどれくらいか
数値が悪化している場合は早急に改善策を考えると共に、製作会社に依頼している場合は情報共有することも大切です。
ステップ7:運用・改善
分析の結果をもとに、目標数値に近づくための改善を実施します。
- 新しいコンテンツを作成
- お問い合わせにつながる仕掛けを工夫
- サイトの構成やデザインを見直し
目標数値を達成するまで、さまざまな方法で改善に取り組みます。リスティング広告やSNS広告などの有料媒体も効果的に活用しましょう。
このステップでは、「改善→測定→改善→測定→改善…」というサイクルを繰り返します。 数字に基づいてコツコツと進めていけば確実に成果が出るため、諦めず作業を進めていきましょう。
ホームページリニューアルに必要な期間はどのくらい?
ホームページのリニューアルには、どれだけの時間がかかるのでしょうか。以下の表は、ホームページリニューアルの流れと、それぞれの工程にかかる時間やスケジュールの目安です。
ステップ | 見積もり期間 |
---|---|
①目的と目標数値の決定 | 1~2週間 |
②現状のサイトの問題特定 | 1~2週間 |
③競合サイトの分析 | 1~2週間 |
④サイトマップ・構成図の整理 | 2~4週間 |
⑤デザイン・コンテンツの制作 | 4~8週間 |
⑥効果の計測 | リニューアル後1ヶ月 |
⑦運用の改善 | 効果が現れるまで継続 |
ホームページリニューアルの期間は、一般的には2ヶ月~3ヶ月ほどかかります。しかし、サイトの規模や内容によっては、もっと短くなったり長くなったりすることもあります。
したがって、余裕をもって3ヶ月~4ヶ月ほどはリニューアル期間として計画しておくと良いでしょう。
また、リニューアル後に目標数値を達成するためには、すぐに効果が出るとは限りません。リニューアル後も効果測定や運用改善を続けて、最適な状態にしていく必要があります。
ホームページリニューアル後にチェックすべき3つのポイント
ホームページをリニューアルすると、見た目や機能が一新されて、ユーザーにとっても魅力的になります。
しかし、リニューアルしたからといって安心してはいけません。リニューアル後には、必ずチェックしなければならないことがあります。
ここでは、ホームページリニューアル後にチェックすべき3つのポイントを紹介します。
リダイレクト設定やSEO対策の確認
ホームページのURLを変更すると、古いURLにアクセスしたユーザーを新しいURLに誘導するために、リダイレクトという仕組みを使います。
リダイレクトの設定が正しくないと、ユーザーがエラーページに飛ばされたり、検索順位が下がったりする恐れがあるため注意が必要です。
特に、以下の変更を行った際はより重点的に確認しましょう。
- ホームページリニューアルでURLの構造やフォーマットが変わった
- ホームページリニューアルと同時にSSL化(https化)を行った
- ホームページリニューアルでページの追加や削除があった
上記の変更を実施した場合は、リダイレクトの設定をしっかりと行い、公開後にも動作確認をするようにしましょう。
サイトリニューアルのお知らせ
ホームページをリニューアルしたら、ホームページ上だけでなくSNSを活用してリニューアルのお知らせを行いましょう。
自社のブランドやサービスをより魅力的に見せるためにも、リニューアルの背景や目的、どのようなユーザーに向けたものなのかを明確に伝えることが大切です。
ページ速度
サイトリニューアル後は、ページ速度のチェックが必要です。リニューアルでページや画像が増えたり、デザインが変わったりすると、サイト速度が遅くなる可能性があります。
JavaScriptやCSSなどのコードを整理し、ページ速度を改善しましょう。
ホームページのリニューアルはいつすべき?タイミングについて
ホームページにおけるリニューアルのタイミングは、一般的には公開から3~5年後といわれています。しかし、状況によってはリニューアルを早める必要があるため、ホームページの状況によって判断することが望ましいです。
ここでは、ホームページのリニューアルタイミングについて紹介します。
最新バージョンのブラウザに対応していない
ユーザーがホームページを見るブラウザは、時代とともに変化してきました。ブラウザも昔はInternet Explolerが主要でしたが、現在ではGoogle ChoromeやAppleのSafari、Microsoft Edgeなど多様な種類があり、どのブラウザも頻繁にバージョンアップされています。
サイトが最新のブラウザに対応していないと、ユーザーがホームページを見る時にデザインが乱れたり、意図したとおりに機能が動作しなかったりします。
新しい機能を追加したい
ファッションやヘアスタイルと同じように、ホームページのデザインや機能にも流行りがあります。
「現在のホームページのデザインを刷新したい」「新しい機能を導入したい」といった場合は、ホームページのリニューアルを考えるべき時期だといえます。
ホームページに来るユーザーはどんな人が多いのか、ターゲットとするユーザーのニーズに合ったホームページデザインになっているかも大切な要素になります。
アクセス数が減少している
検索エンジンでホームページが見つからないときは、以下の原因を探ってみましょう。
- ホームページのHTMLやCSSなどのコーディングがSEOに適したものになっていない
- タイトルやディスクリプションなどのメタタグの設定が不十分だった
- ユーザーのニーズに応えるコンテンツが充実していなかった
- ユーザーの操作性や快適性が悪かった
- サイト内のページ間のリンクが最適化されていなかった
検索結果に表示されないのは、サイトの基礎部分に問題があるからかもしれません。その場合は、リニューアルを検討する必要があります。サイトの構成や設計を見直し、SEOの最新の動向に合わせて対策を施すことが大切です。
ページの表示速度が遅い
ページ速度が遅いと、ユーザーは待ちきれずに他のサイトに移動してしまいます。
さらに、ページ速度が遅いとGoogleの検索アルゴリズムにも不利になります。
Googleは、ユーザーにとって快適なウェブ体験を提供するサイトを優先的に評価する傾向にあるため、ページ速度が遅いサイトは検索結果の上位に表示されにくくなります。
スマホに対応していない
Webサイトをスマホで見ることは現代の一般常識です。モバイルに対応していないホームページは、ユーザーの興味を引きつけられずに、すぐに離脱されてしまう恐れがあります。
スマホによって画面サイズが異なるためスマホ対応には時間がかかりますが、売上アップにはモバイル対応が欠かせないため、未対応の場合は早急にリニューアルを行いましょう。
ホームページのリニューアルにかかる費用相場
ホームページのリニューアル費用は、シンプルなサイトであれば40万円程度から可能ですが、ページ数やデザインのオリジナリティ、追加したい機能に応じて100万円以上になることもあります。
自社サイトの規模やリニューアルの内容によって、費用は大きく異なります。リニューアルの費用の相場を把握することで、予算の計画がしやすくなりますし、提案された費用が妥当かどうかも判断できるでしょう。
ここでは、ホームページのリニューアルにかかる費用相場について、ジャンル別に解説します。
コーポレートサイトのリニューアル費用相場
コーポレート(企業)サイトをリニューアルする際の費用は、どのような規模や内容のリニューアルを行うかによって大きく異なります。
一般的には、40万円~200万円の範囲で見積もられることが多いでしょう。小規模な更新であれば、10万円から50万円程度で済む場合もあります。
しかし、デザインを大きく変えたり、システムを最新化したりすると、50万円以上の費用がかかるケースが一般的です。
オウンドメディアのリニューアル費用相場
オウンドメディアをリニューアルする際の費用は、コーポレートサイトとは異なる点があります。オウンドメディアは「ページ数(記事)は多いが、デザインが必要なテンプレート数は少ない」という特徴があります。
そのため、デザインのみをリニューアルする場合は、100ページ以上あるオウンドメディアでも、実際にデザインを変更するページは10ページほどということもあります。その場合は、100万円ほどでリニューアルできる可能性があります。
しかし、オウンドメディアの目的は集客やブランディングを行うことです。そのため、「SEO対策の戦略部分を見直したい」という場合は、費用が高くなる傾向にあります。
ECサイトのリニューアル費用相場
ECサイト(通販サイト)のリニューアル費用は、プロジェクトの規模や内容によって大きく異なります。10万円~数千万円という幅があります。
顧客の心をつかむデザイン制作だけでなく、商品カゴ・受注・在庫管理・配送などのシステムの最適化も必要になるからです。
プログラムのソースコードが公開されているオープンソース型のECシステムを活用して構築する場合でも、相場は数百万円です。
ホームページのリニューアルを依頼できる代行業者3選
ホームページリニューアルの方法や費用面について紹介しましたが、「自分でリニューアルするよりも依頼した方がコスパが良さそう…」と感じた方もいるでしょう。
しかし、制作会社は全国に無数に存在しますので、どれを選べば良いのか迷ってしまうもの。ここでは、ホームページのリニューアルにおすすめの代行業者3選を紹介します。
合同会社ドリームアップ
引用:合同会社ドリームアップ
会社名 | 合同会社ドリームアップ |
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本社所在地 | 東京都町田市原町田4丁目16-15 |
代表者 | 荒木 航大 |
設立年月日 | 2017年7月6日 |
従業員数 | 約100名(業務委託を含む) |
対応可能業務 | ・問い合わせフォーム営業代行事業 ・WEBコンサルティング事業 ・WEB制作事業 ・税理士集客支援事業 |
料金(税込) | 【SEOコンサルティング】 月額50,000円〜 【Webメディア運用】 ・月額50,000円〜 ・記事制作は文字単価4円〜 【問い合わせフォーム営業代行】 ・ライトプラン1件40円 ・スタンダードプラン1件90円~ ・プレミアムプラン1件110円~ ※その他業務に関しては要相談 |
合同会社ドリームアップは、「あなたの会社のファンを作り続ける。」をモットーに掲げるホームページリニューア代行業者です。
ネットメディアの企画から制作、運用までトータルでサポート。多種多様な業界でのホームページ制作実績があり、企業のニーズに柔軟に対応できます。
株式会社ポップコーン
引用:ポップコーン株式会社
会社名 | ポップコーン株式会社 |
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本社所在地 | 東京都渋谷区宇田川町2-1渋谷ホームズ523号室 |
代表者 | 大澤 陽平 |
設立年月日 | 2018年2月1日 |
従業員数 | 約10名 |
対応可能業務 | ・広告販売 ・アフィリエイト ・SEOコンサル |
料金(税込) | 依頼内容により変動 |
ポップコーン株式会社は、ユーザーニーズに応えることを使命とするホームページリニューアル代行業者です。
経営者自身が先頭に立ち、ユーザーに価値のある情報を厳選。顧客の満足度はもちろん、依頼主である企業の収益にも貢献しています。
スマートスタイル・コンプレックス株式会社
会社名 | スマートスタイル・コンプレックス株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区神田錦町1-23-8 ザ・スカイグランディア 8F |
代表者 | 佐藤 聡 |
設立年月日 | 2013年8月 |
従業員数 | 約15名 |
対応可能業務 | ・webコンサルティング ・webサイト企画・制作・運営 ・デジタルコンテンツ企画・制作 ・ECサイト企画・構築・運営 ・自社webサービス企画・開発・運営 |
料金(税込) | 依頼内容により変動 |
スマートスタイル・コンプレックス株式会社は、Webのプロフェッショナル集団です。ホームページの新規制作からリニューアル、オウンドメディアの企画・運営まで、Webに関するあらゆるサービスを提供しています。
ホームページ制作では、WordPressやレスポンシブデザインを活用し、お客様のニーズに応えるオリジナルのサイトを作ります。
なかでも「Web更新代行サービス」は月額1万円~とお手頃な価格でホームページのメンテナンスや更新をお任せできる便利なサービスです。
まとめ:ホームページのリニューアルは代行業者に依頼しよう!
この記事では、ホームページをリニューアルする際の手順やポイント、おすすめの代行業者を紹介しました。
ホームページのリニューアルは、ただ「気分転換したい」「最新にしたい」といった安易な考えではうまくいきません。
デザインばかりに注目してしまったり、目的を設定せずにリニューアルに取り掛かったりすると、「リニューアルしたのに何も改善されていない…」といったことになり兼ねません。
もしホームページのリニューアルに時間や手間がかけられないなら、代行業者に依頼して時間の節約を図りましょう。