webマーケティングを始めたいけれど、「どんな種類があるのか分からない」「どれを選べば良いのか分からない」というお悩みを抱える方は少なくありません。
webマーケティングにはさまざまな種類がありますが、どれでも必ず成功するだけではないため、自社に合った施策を選ぶ必要があります。
この記事では、webマーケティング施策を目的別に14種類、分かりやすくご紹介します。
自社に合った選び方はもちろん、始め方や成功の秘訣も解説するので、ぜひ参考にしてください。
webマーケティングの基礎知識
webマーケティングは、web上で行うマーケティング活動のことを指します。
webサイトやwebサービスを使って集客し、販売や再販売につなげるための活動で、自社の商品やサービスを販売するための仕組みをweb上で構築します。
まずは、webマーケティングの重要性と、デジタルマーケティングとの違いを見てみましょう。
webマーケティングの重要性
一昔前であればテレビや新聞などからの情報収集が当たり前でしたが、現代ではwebが一般的なため、webマーケティングの重要性は高まっています。
これは、インターネットやスマホが急速に普及した中で、新型コロナウィルス感染拡大が後押しし、webでの情報収集や買い物が定着した結果です。
欲しい商品についての調査から購入までの一連の行動を、webだけで完結できるケースも決して珍しくありません。
webマーケティングを実施することで、自社の商品やサービスを全世界に向けて一斉配信でき、効率的にターゲット層へアプローチできます。
すでに自社の商材に興味がある人だけでなく、まだ存在を知らない人たちへもPRできることが特徴です。
webマーケティングに注力することは、自社商材の認知度を上げて利益につなげるために、必要不可欠な存在となっています。
デジタルマーケティングとの違いも知っておこう
webマーケティングと並んで良く聞く言葉に、「デジタルマーケティング」があります。
デジタルマーケティングとは、オンラインかオフラインかに関わらずデジタルを活用したマーケティング手法です。
たとえば、アプリやデジタルポイント、ビックデータなどはデジタルマーケティングに分類されます。
このデジタルマーケティングの一種に、webマーケティングがあります。
デジタルマーケティングの中でも、webサイトやwebサービスを活用した手法を「webマーケティング」と呼びます。
【webマーケティング】14種類の施策を目的別に紹介!
webマーケティングにはさまざまな施策があるため、目的に合ったものを選ぶ必要があります。
ここでは、下記3つの目的に分けて、合計14種類の施策をご紹介します。
- 認知・集客のための施策
- リピート獲得のための施策
- 成約率改善のための施策
認知・集客のための施策6つ
利益を出すためには、まず自社商材を認知してもらわなければなりません。
商材を知ってもらう「認知」、webサイトに足を運んでもらう「集客」の施策がなければ、新規顧客の獲得は難しくなります。
認知・集客の施策では、下記6つが挙げられます。
- SEO対策
- web広告の運用
- SNS運用
- インフルエンサーの起用
- ウェビナーの開催
- Youtubeチャンネルの運営
それぞれ特徴が異なるので、内容も確認しておきましょう。
SEO対策
SEOはSearch Engine Optimizationの略称で、「検索エンジン最適化」を指します。
SEO対策をすると、設定したキーワードで自社サイトが上位に表示されやすくなります。
ユーザーは最初に表示されたサイトから目を通していく傾向が強いため、上位表示されればされるほど、認知度を高める効果が期待できます。
SEO対策をするのには、特別な費用が必要ないことがメリットです。
即効性はなく対策に手間はかかりますが、一度高い評価を得られるとアクセス数が増えて集客力が高くなることが魅力です。
web広告の運用
即効性がある方法を選ぶなら、web広告が良いでしょう。
web上に広告を配信するためコストはかかるものの、種類が多くターゲット層に合わせて選べることが特徴です。
web広告の種類 | 内容 | 特徴 |
リスティング広告 | キーワード検索をした際、ページ上部に「広告」として掲載される | 見込み客へのアプローチがしやすく、アクセス数アップが期待できる |
ディスプレイ広告 | バナー広告とも呼ばれ、webサイトやアプリの広告スペースに表示される | 関心の有無に関係なく、幅広い人の目に触れるため認知度向上が期待できる |
動画広告 | Youtubeサイトなどで配信される広告 | 画像広告よりも多くの情報を発信できる |
SNS広告 | InstagramやFacebook、XなどのSNSに掲載できる広告 | ターゲットを細かく設定できるため、見込み客への効率的なアプローチが可能 |
アドネットワーク広告 | 通常であればメディアそれぞれで契約や手続きが必要になるが、アドネットワーク広告なら複数のサイトに同じ広告を掲載できる | 手間をかけずに多くのサイトへ広告を掲載できる |
SNS運用
多くの人が利用するSNSを活用して、自社商材の認知度を高め集客力をアップする方法です。
- X
- TikTok
- LINE
上記をはじめとするSNSで、動画や画像を投稿します。
SNSでは、「シェア」や「いいね」「コメント」などを通じてユーザーと直接コミュニケーションが取れる点が最大の特徴。
また、ユーザー同士のつながりによって、情報を広く拡散できることもメリットです。
SNS運用はアカウント開設などに費用がかからない点が魅力ですが、こまめにチェックしたり投稿したりしなければなりません。
その一方で、拡散により一気に閲覧数や「いいね」数が伸びる「バズ」が起こると、少ない投稿でも認知度を大幅に高める効果も期待できます。
SNSはそれぞれでユーザーの年齢層などが異なるため、自社の目的に合うものを選ぶことが大切です。
インフルエンサーの起用
即効性が期待できる方法としては、インフルエンサーの起用も挙げられます。
SNS運用では、アカウントを開設してフォロワー0の状態から始めることも珍しくありません。
フォロワーは多ければ多いほど投稿による情報拡散力が高くなるため、SNS運用は気長に続けていくことが大切です。
その点、インフルエンサーはすでに多くのフォロワーを獲得しているため、起用して自社の商材を紹介してもらうことで、すぐに多くの人に情報を届けられます。
また、インフルエンサーの人気が高ければ高いほど、購入につながる可能性も高くなります。
ウェビナーの開催
ウェビナーは、web上で開催されるセミナーのことです。
ZOOMなどのオンラインツールを活用してウェビナーを開催することで、自社の商材をより詳しく紹介し、購入を後押しできます。
ウェビナーのメリットは、多くの情報を届けられるだけでなく、登壇者が直接話すことで参加したユーザーからの信頼を得やすい点にあります。
また、「関心度が低いユーザー向け」「関心度が高いユーザー向け」など、内容を変えてターゲット層にマッチする内容で何度も開催できる点も特徴です。
YouTubeチャンネルの運営
YouTubeチャンネルを開設し、自社商品やサービスを紹介する動画を公開していく方法です。
画像よりも多くの情報を届けられる動画なら、商材の魅力を存分に伝えられます。
また、YouTubeチャンネルに投稿された動画は、自分で削除しない限りサイト上に残るため、一度アップすれば継続して集客できることが大きなメリットです。
リピート獲得のための施策4つ
認知・集客施策が成功し購入に繋がったユーザーに対しては、再度自社を利用してもらうため、リピート獲得のための施策が必要です。
一度購入したことがあるユーザーは、新規顧客よりも自社への関心度が高くなっているため、適切にアプローチすることでリピートにつなげやすくなります。
新規顧客の獲得には時間もコストもかかるため、リピートを多く獲得できれば効率的に利益を上げられるでしょう。
- メールマーケティング
- LINE公式アカウントの運用
- リターゲティング広告の運用
- ポイント制度の導入
リピート獲得のための施策では、上記4つをご紹介します。
メールマーケティング
保有している顧客リストを活用し、メールでアプローチする方法です。
見込み客へ購入を後押しする内容やウェビナーの案内、有用な情報などを配信します。
顧客それぞれの興味や関心度合いに合わせて送り分けられるので、効率的なアプローチが可能です。
見込み客の多くが、「アプローチがなければ他社を利用する」との調査結果もあるため、メールマーケティングにより定期的に自社の存在を認知してもらいリピートにつなげる手法です。
LINE公式アカウントの運用
メールマーケティングと同じように、LINEの公式アカウントを活用して情報を発信します。
メールよりも一般的で手軽に使用できるLINEを使うことで、自社の存在をより身近に感じてもらえます。
メールよりもLINEを使うユーザーが増えていることを受け、メールマーケティングからLINE公式アカウントの運用へと移行する企業も多いです。
また、LINEであれば気軽に相談や質問しやすいというユーザーも多いため、顧客との距離を縮める意味でも効果的です。
リターゲティング広告の運用
過去に購入したことがあるユーザーに対して配信するのが、リターゲティング広告です。
購入履歴があるということは、自社への関心度が高くリピート確率も高いと考えられるためです。
リターゲティング広告を運用すると、あるページで表示された広告が別のページでも表示されるようになります。
これによりユーザーの目に留まりやすくなり、購入への後押しが可能です。
関心度が高いユーザーの自社サイト訪問数をアップさせるだけでなく、閲覧はしたものの購入につながらなかったユーザーを追いかけて購入へつなげる効果も期待できます。
ポイント制度の導入
購入金額に応じたポイントを発行し、次回の購入につなげるのがポイント制度です。
付与されたポイントは次回の購入金額に充てられたり、商品などと交換できたりする制度を導入することで、顧客の囲い込みが可能です。
ただし、ポイント制度を導入している企業は多いため、成功させるには、いかに差別化して特別感を演出できるかが重要です。
リピート獲得のためには、「この企業のポイントが魅力」と思ってもらえるような制度を作る必要があります。
成約率改善のための施策4つ
もっと効果を上げたい場合には、成約率改善のための施策が必要です。
適切な改善をすることで成約率をアップできるため、都度分析して見直していきましょう。
- サイトの改善
- LPO
- EFO
- web接客
上記4つの施策について、ご紹介します。
サイト・CTAの改善
成約率改善のためには、自社のサイトを見直すことが重要です。
- 購入したくなる内容になっているか
- ターゲットに響きやすい文言になっているか
- 購入しやすいサイトになっているか
上記を中心にサイトを客観的に分析し、購入につながるサイトに仕上げましょう。
また、ユーザーがクリックしやすくなるボタンやバナーを設置する「CTA(Call to Action)」の改善も必須です。
文章はもちろん、デザインや色使いなどにも配慮し、クリックしやすいサイトを目指します。
LPO
ユーザーが最初にアクセスする「ランディングページ」については、重点的に見直す必要があります。
これが「ランディングページ最適化(Landing Page Optimization)」で、LPOと呼ばれています。
web広告から最初にアクセスするランディングページは、購入につなげるためにとても重要です。
- 設定したキーワードとページの内容に相違はないか
- 情報が簡潔にまとまっているか
- 商品やサービスの魅力が伝わる内容になっているか
- ユーザーからの共感が得られる問題提起があり、解決策として自社商材を紹介できているか
- 実績や口コミは掲載されているか
主に上記の内容を確認し、改善を行います。
場合によっては、キーワードを再度選び直したり、複数のキーワードを用意し、それぞれでランディングページを作成する方法が有効なこともあります。
改善したランディングページについては、ABテストを実施して効果が高いほうを採用すると良いでしょう。
EFO
LPOだけでなく、EFOも成約率アップに欠かせない要素です。
EFOは入力フォームの最適化(Entry Form Optimization)のことで、実施することですぐに成約率が改善することも多いです。
入力フォームには、下記のものが該当します。
- 購入の際の入力
- 問い合わせの入力
- 資料請求の入力
ユーザーがストレスなく入力し、送信まで進める入力フォームに仕上げれば、離脱率を大幅に下げられます。
入力フォームを変更した後は、ユーザーの立場になって入力してみると効果的です。
また、PDCAをまわすことでより良い入力フォームに仕上げることができます。
web接客
web接客とは、web上でリアルタイムにユーザーの接客をすることです。
- 訪問したユーザーにおすすめ商品やキャンペーンを案内する
- サイトを読み進めているユーザーにポップアップ配信する
- 複数回訪問しているユーザーに特典オファーの配信をする
- チャットボットでユーザーの疑問を解決したり情報を提供する
ユーザーそれぞれのニーズに沿うために、上記をはじめとするweb接客を用意することで、離脱率を下げられます。
自社に最適なwebマーケティングの選び方
webマーケティングの施策は種類が多く、どれから着手すれば良いかで迷ってしまうことも多いでしょう。
どの施策にするかは、下記を実践して決めていくと効果的です。
- webマーケティングの目的を明確にする
- ターゲットとなる顧客を明確にする
- 競合他社のwebマーケティングを調査する
- 自社の強み・弱みを明確にする
- カスタマージャーニーを作成する
これらを実施することで、自社に最適なwebマーケティングを見つけやすくなります。
webマーケティングの目的を明確にする
なぜwebマーケティングを実施するのか、目的を明確にしましょう。
経営課題の解決のためなのか、認知度をアップさせるためなのか、購入数を増やすためなのか、目的は企業によりさまざまです。
webマーケティングを行うことで何を目指すのかが明確でなければ、最適な方法を選ぶことはできません。
ターゲットとなる顧客を明確にする
ターゲットを明確にしておかなければ、ユーザーに届くwebマーケティングは実施できません。
購入数を増やしたいなら、自社の商材を求めるのはどのようなユーザーなのかを分析し、ペルソナを設定すると効果的です。
ペルソナは、年齢層や住んでいる地域など、一人の人物を思い浮かべられるくらい細かく設定します。
この時、最近顧客になったユーザーの情報を参照したり、インタビュー調査したりした結果を活用すると効果的です。
広く万人に届く内容にすることが効果的なこともありますが、ペルソナを設定するとターゲット層に深く響くwebマーケティング施策を選びやすくなります。
競合他社のwebマーケティングを調査する
競合他社がどのような施策を実施しているのかも、忘れずに調査しておきます。
どのような商材をどのような施策でマーケティングし成功したのかを知っていれば、自社で実施する際の参考になります。
調査によって成功の要素が見えてきたら、自社の取り組みに導入すると良いでしょう。
自社の強み・弱みを明確にする
競合他社に引けを取らないためには、自社の強みや弱みを明確にして適切な方法でアピールする必要があります。
弱みをカバーし、強みを存分に活かして競合他社と差別化を図ることが大切です。
強みと弱みを明確にするためには、SWOT分析が効果的です。
- Strength(強み)
- Weakness(弱み)
- Opportunity(機会)
- Threat(脅威)
上記4つを分析し、自社ならではの戦略を立てましょう。
カスタマージャーニーを作成する
ユーザーが、商品やサービスを認知するところから購入するところまでの流れをカスタマージャーニーと言います。
- 認知
- 情報収集・他社との比較
- 購入
- 購入後
上記の流れについて、それぞれユーザーの心理や行動をまとめて可視化します。
カスタマージャーニー作成の際にも、ペルソナの設定が必要です。
ペルソナと自社商材との接点はどこか、どこで認知したのか、どのタイミングで購入に至ったのかなどを詳しく調査します。
この時、「AISAS(アイサス)」をベースにするのもオススメです。
AISASとは、ユーザーが商品などを購入するに至るまでの行動プロセスの法則です。
- Attention(認知)
- Interest(関心)
- Search(比較検討)
- Action(購買)
- Share(情報共有)
カスタマージャーニーを作成することで全体的な流れを把握でき、自社に最適でブレないwebマーケティングが実施できます。
【種類が決まったら】webマーケティングの始め方
実施する施策が決まったら、webマーケティングをスタートする手順を確認しておきます。
- ゴールを明確にする
- KPIを設定する
- データを収集し、分析できる環境を整える
- webマーケティングを実行する
- データを基に改善を繰り返す
それぞれのステップについて、内容を把握しておきましょう。
ゴールを明確にする
実際にwebマーケティングを実施するにあたり、何をゴールに設定するのかを明確に決めておきましょう。
ここでのポイントは、漠然とした内容ではなく数値化できる部分は数値化して具体的なゴールを設定することです。
たとえば、認知度アップを目的としているのなら「認知度を30%アップする」、売上アップが目的なら、「新規顧客(または既存顧客)からの売上を20%アップする」などです。
数値化することで、施策を進めやすくなるだけでなく、次のステップである「KPIの設定」もしやすくなります。
KPIを設定する
最初に設定したゴールは、最終的なゴールである「KGI」に相当します。
ゴールに達しやすくするためには、その過程での目標である「KPI」を設定しましょう。
KPIは、最終的なゴールの数値から逆算して設定します。
最終的なゴールだけでなくKPIを設定しておくことで、施策が順調なのか遅れているのかをこまめにチェックできるようになります。
また、評価基準を統一できるだけでなく、PDCAをまわしやすくなることもメリットです。
データを収集し、分析できる環境を整える
webマーケティングは、実施したら終わりではありません。
KPIを測定し、より効果的な施策にするためには、データを収集し分析できる環境を整える必要があります。
そこで、数値化できる定量データと、数値化できない定性データの両方を収集しましょう。
収集したデータは、ツールなどを活用して分析できる環境も必要です。
webマーケティングを実行する
環境が整ったら、実際にwebマーケティング施策を実行します。
社内体制を整え、継続的に実施していくことが大切です。
データを基に改善を繰り返す
収集したデータは、定期的に分析し、都度課題を見つけていきます。
発見した課題に対しては改善策を講じ、施策を常に最適化していきましょう。
KPIの達成度合いも加味し、PDCAをまわすことで最終的な目標を達成しやすくなります。
webマーケティングに役立つツール6選
ツールを活用すると、webマーケティングは効率的に進められます。
さまざまなツールがあるので、特徴を知り必要なものを取り入れましょう。
- CMS
- MA
- SEO分析ツール
- アクセス解析ツール
- 競合分析ツール
- ABテストツール
CMS
Contents Management Systemを意味するCMSは、webサイトを簡単に作れるツールです。
サイト作成に必要なHTMLなどの知識がなくても、手軽に自社サイトを作りwebマーケティングに役立てることができます。
CMSの一種としては、「WordPress」が挙げられます。
WordPressを使うと、ページの作成だけでなく更新や効果測定が簡単にできるため、効率的にwebマーケティングを進められます。
MA
MAは、マーケティングオートメーションを意味する言葉です。
その名の通りマーケティングを可視化・自動化するツールで、「Adobe Marketo Engage」や「Hubspot」などが挙げられます。
特定のユーザーが、サイト内でどこを閲覧しているのかを追跡・分析することも可能なので、購入に至らなかった事例を記録しておくとwebマーケティングをより効率化できます。
SEO分析ツール
SEO分析ツールを使えば、SEO対策を行うためのキーワード選定や、掲載した記事の順位測定などが可能です。
SEO対策の新規記事を作成する際には大変役立つだけでなく、既存記事のSEO対策が問題ないかどうかのチェックもできることが特徴です。
「TACT SEO」などのSEO分析ツールを使えば、SEO対策を効率的かつ効果的に進められます。
アクセス解析ツール
「Google Analytics」に代表されるアクセス解析ツールがあれば、自社サイトへのアクセス状況を分析できます。
アクセス数はもちろん、訪問したユーザーの動きが分析できるため、サイトの改善や購入・問い合わせ数アップのために役立てられます。
競合分析ツール
「ahrefs」をはじめとする競合分析ツールを活用すると、効率的に競合他社を分析することも可能です。
競合他社サイトへのアクセス状況から、競合となるサイトの上位表示記事のキーワードなどを知ることができるため、自社のwebマーケティングに役立つ情報を得られます。
ABテストツール
LPO(ランディングページ最適化)でよく用いられるABテストには、ABテストツールを活用すると良いでしょう。
色や画像、ボタンの大きさなどを変えたパターンを2つ用意してABテストツールを使えば、どちらがよりユーザーにとって行動しやすいかを検証できます。
より効果的なページに仕上げるために役立つABテストツールには有料のものもありますが、無料で始めるなら「Google Analytics」の「ABテスト機能」を使ってみるのもおすすめです。
webマーケティングを始めるなら覚えておきたいポイント
これからwebマーケティングを始めるのなら、心得として覚えておきたいポイントが3つあります。
- ノウハウや知識を得ておく必要がある
- 最新の動向をこまめにチェックすることが大切
- 成果が出るまでには時間がかかることが多い
webマーケティングの基礎となる部分なので、ぜひチェックしておきましょう。
ノウハウや知識を得ておく必要がある
webマーケティングには、ノウハウや知識が必要です。
むやみやたらに進めても結果は出にくいため、まずは成功事例からノウハウを得て、さらに知識もしっかりと身につけておきましょう。
どの施策を行うのかによって必要なノウハウや知識が異なりますが、一般的なwebマーケティングで身につけておきたいのは、主に下記です。
- マーケティングに関する基本的な知識
- データを分析するための知識
- 分析したデータを改善に役立てるための知識
- HTMLやCSSなどの知識
- セキュリティに関する知識
- 画像編集の知識
これらは実践しながら身につけていくケースもありますが、ノウハウや知識を持つプロへ依頼することもできます。
最新の動向をこまめにチェックすることが大切
常に変化するwebマーケティングの世界では、最新の動向を知っておくことも欠かせません。
動向次第では、施策の効果が出にくくなることもあるためです。
また、新しいプラットフォームが出たり新しい手法が出たりするケースも珍しくないため、常にアンテナを張っておく必要があります。
さらに、ユーザーの関心がどこに向いているのかもチェックしておけば、トレンドの最先端を行く自社ならではのwebマーケティングを展開できるかもしれません。
成果が出るまでには時間がかかることが多い
即効性がある施策もありますが、webマーケティングは基本的に成果が出るまでに時間がかかることも覚えておきましょう。
webマーケティングの基本は、データを分析して改善を繰り返すことにあります。
改善を繰り返すことで、自社がより成果を上げるための方法が見えてくるためです。
そのため、半年から1年など、長いスパンで計画を立てて地道に進めていく覚悟が必要です。
【全種類共通】webマーケティングを成功させるための5つの秘訣
その施策を選ぶとしても、webマーケティングを成功させるためには下記5つの秘訣を抑えておきましょう。
- 自社に合った種類のwebマーケティングを選ぶ
- 達成できる範囲で目標を決める
- ユーザーのニーズを満たす質の高さを保つ
- 分析を基に都度改善する
- 長期的な視点で継続して取り組む
自社に合った種類のwebマーケティングを選ぶ
どの施策を選ぶかは、webマーケティングの成果に大きく影響します。
目的や自社の状況に合った最適な種類を選ぶことで、webマーケティングの成果を出しやすくなるためです。
目的達成だけでなく、いつまでに結果を出したいのか、どれくらいのリソースをwebマーケティングに割けるのかなどを踏まえ、ベストな施策を選びましょう。
達成できる範囲で目標を決める
最終的なゴールやKPIを設定する際は、頑張れば達成できる範囲で数値を定めます。
休みなく働かないと達成できないような目標を立ててしまうと、webマーケティング担当者の業務量が増えるだけでなく、達成できないことが続くとモチベーションが下がり成果も出にくくなるため、良いことがありません。
目標とする数値は現実的な範囲内で定め、頑張れば達成できるようにしましょう。
ユーザーのニーズを満たす質の高さを保つ
ただ施策を行えば良いというわけではなく、ユーザーのニーズを把握し、これを満たせる質の高いコンテンツを作ることが大切です。
ターゲットを明確に設定してニーズに応えることはサイトの信用度を保証することにもつながるため、量よりも質を重視してwebマーケティングを進めましょう。
分析を基に都度改善する
成果が出ていないにも関わらず同じ方法で施策を進めても、大きな改善は見込めません。
データを基に都度改善を重ね、その時々で最適な軌道修正をしていくことで、webマーケティングは最適化されていきます。
そのため、丁寧に分析し、こまめに改善していくことが大切です。
長期的な視点で継続して取り組む
成果が出るまでに時間がかかりやすいwebマーケティングだからこそ、長期的な視点で考えることも重要なポイントです。
その時だけ解決すれば良いという考えではなく、先々を見据えた解決策を見い出し、継続して取り組む姿勢を忘れないようにしましょう。
webマーケティングは自社に合う種類を選ぶことが大切!
webマーケティングにはさまざまな種類があり、自社に最適な施策を選ぶ必要があります。
分析・改善を繰り返し長期的に取り組まなければならないため、担当者やチームを割り当てて業務に注力すると良いでしょう。
しかし、「webマーケティングのノウハウや知識がない」「人材が足りない」という悩みを抱える企業も少なくありません。
そのような場合には、「アナグマ」をご活用ください。
マーケターやエンジニア、デザイナーなどの専門スペシャリストが、企業それぞれに合った施策の提案から実行までを一括して行います。
月額制でwebマーケティングにおけるプロチームの力を活用できるので、まずはお気軽にご相談ください。