2022.02.27
メール営業リストを効率よく集める方法|メール前に知っておきたい3つの注意点も紹介
メール営業は、新規顧客獲得には欠かせない営業手法の一つです。訪問や電話営業とは異なり、相手方の時間を奪わずにアプローチできることが魅力です。
しかし、相手方へ望まない営業をしてしまうと、貴社のイメージダウンにつながるなどの注意点もあります。また、メール営業の前に知っておくべき法律もあります。
今回は、メール営業で効率よくリストを集める方法や、営業の前に知っておきたい注意点を記載しました。さらに、返信率の高いメールにするためのコツも紹介します。
一歩進んだメール営業で新規顧客を獲得し、売上アップを目指してみませんか。
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目次
メールアドレスを収集するためのリスト作成サービス5選
メールアドレスの収集を外注したくても、業者が多くどこに頼んだらよいかわからない人も多いでしょう。また、各社が展開するサービスの種類もさまざまです。どれも魅力的に感じ、なかなか外注先を決められない担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで、おすすめのメールリスト作成サービスを5つ紹介します。無料お試しで実際のデータが取得できるサービスもあります。そのため、迷ったらまず無料でリストを取得できるサービスを選んでみてはいかがでしょうか。
法人名簿エンジン|ターゲット別に営業リストを単発で購入できる
「法人名簿エンジン」は、お客様満足度92%。安心して利用できるリスト収集サービスです。
一件〇円で買うのではなく、業界、目的単位でまとまったリストを定額で購入できます。例えば、「EC業界出店法人名簿リスト」の中でも「楽天出店法人名簿」「Amazon出店法人名簿」などの絞り込みができます。
業界、目的単位で細かくジャンルの絞り込みができることが大きな魅力です。購入方法はシンプルで、目的のリストをショッピングカートに入れ、レジに進むだけです。面倒な会員登録も必要ありません。
法人名簿リストの無料サンプルデータがホームページからダウンロード可能です。また、無料サンプルの選択肢も多く用意されています。「不動産法人の無料リスト」「グルメサイト掲載飲食店無料リスト」など7種類の中からお好きなサンプルを取得できます。
リストル|無料お試しでリストを集められる
出典:リストル 公式HP
リストルの強みは、リアルタイムでリストを閲覧できることです。インターネットの接続環境さえあれば、指定のアドレスにID、パスワードを入力するだけでいつでもどこでも企業リストの収集ができます。
一般的なリスト収集サービスは、データが見られるまでに数日かかることが多いです。会員登録や審査、支払いの確認などが必要であるケースもあります。
また、リストは収集数の制限がないため、気兼ねなく必要な分を必要なときに取得できることも大きな魅力です。
無料お試しも充実の内容です。通常2,000件ものリストが収集できる無料お試し収集サービスが、期間限定で3,000件に増量しています。(2022年2月現在)
ソーシャル企業情報|最新企業リストを提供してくれる
ソーシャル企業情報は、1カ月7,700円で使えるリスト作成サービスです。月額料金のみで検索・ダウンロードがそれぞれ1日100回まで可能です。情報の重複もなく、納得のいくまでたっぷりと使えるサービスです。
アカウントは即日発行され、申し込んだその日に使えるのも魅力です。より高いニーズに応える、オプションプランも充実しています。
一番人気のプレミアムプランでは、1度にダウンロードできる件数が1,000件から2,000件に増加します。また、各企業絞込み機能も追加され、より確度の高いリスト収集が可能です。バナー広告も非表示となるため、業務に集中して取り組むことができるでしょう。
1度にダウンロードできる件数が3,000件可能なプラチナプランも用意されています。自社の戦略にあったプランが選べるのが魅力です。
APOLLO SALES|完全成果報酬型で無駄なお金をかけなくて済む
APOLLO SALESは、メール営業をまるごと任せられる完全成果報酬型のサービスです。営業の人材不足で悩む企業や、これから営業を始めたい・強化したい企業には心強いサービスです。リスト作成はもちろん、 メールの自動送信まで一気に行えるため、大幅な効率アップが見込めます。
AIによるリスト作成だけでなく、自動でメール送付またはお問い合わせフォーム投稿でアプローチできます。さらに、アポイント取得に効果的な営業メールの提案なども行ってくれます。
開封率などのデータから判断もできるため、営業の勘に頼ることなく成果を積み上げることができるでしょう。結果的に無駄なお金をかけずにメール営業を強化することができます。
ウリゾウ|会社名やデータ元も判別可能
出典:ウリゾウ 公式HP
ウリゾウは、メール営業に不可欠な相手先の会社名などの企業情報を同時に収集できることが魅力です。安価なリスト収集サービスの中には、無作為にメールアドレスを収集し、企業名や入手元が不明な場合があります。情報が古く使えないこともあるでしょう。
ウリゾウのリストは、下記のことから、メールを受け取る相手に安心を与えることができます。
- 何を見てメールしたかが説明できる
- 会社名、データ元が分かる
メール営業では相手の顔が見えません。相手方の会社名や入手元がしっかり表示されているメールの方が、安心感が高いと言えます。そのため、商談に進んだ際の会話もスムーズに運ぶでしょう。
メール営業をするときのリストの作り方とは?
メール営業をするときのリストの作り方を紹介します。主な方法は、下記の2パターンです。営業する範囲や商材によって、どちらの手法を取るか考えてみましょう。
- 自社でメールリストを作成する
- メール収集サービスを使用する
自社でリストを作るよりも、メール収集サービスを使った方がコストはかかりますが、収集する時間は驚くほど短縮できるでしょう。一概にどちらがいいとは言えないのです。
例えば、限られた条件を満たす少数の会社にメール営業をしたい場合は、自社でリストを作成したほうが良いでしょう。自社でメールリストを作成することでターゲットなる企業が多く含まれているリストを作成することができます。
精度の高さと効率を考えると、双方にメリット・デメリットがあります。では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
自社でメールリストを作成する|安全性が高い
自社のイメージダウンや風評被害の発生を防ぎたい場合は、自社でリストを作成することで、安全性の高いメール営業を目指せます。
自社でリストを作成することの一番のメリットは、ターゲットの確実な絞り込みです。あなたが提供する商品やサービスに関心を持っている人たちに絞って営業ができます。
また、日々の営業活動で取得した名刺や、自社で検索してリストを作成します。そのため、営業NGであるかどうか、重複していないかなど一社一社細かく確認できるのも安心です。ただ、手作業のため時間がかかるのが難点と言えるでしょう。
メール収集サービスを使用する|効率よく集められる
メール収集サービスでは、手作業では到底及ばない件数のリストを短期間で取得できます。業種や地域での絞り込みや、重複の自動チェック機能のある収集サービスもあります。
顧客リストを持っていない企業や、商談に時間と労力を注ぎたい人は、メール収集サービスを使った方が効率が良いと言えるでしょう。
メール収集サービスを展開する業者は多く、価格も安価で取引されています。ただし、メールアドレスの入手方法によっては違法となる可能性があります。詳しくは次項で説明していきます。
メール営業する前に知っておきたい!気を付けるべき注意点3つ
ここでは、メール営業の前に気を付けなくてはならない注意点を3つ紹介します。この3点はメール営業の前に必ず理解し、遵守しなくてはなりません。
あなたが営業メールを送りたい相手先は、おそらく一日に何通も営業メールが届いています。他の会社と差別化を図るためにも、しっかりとルールを理解しておきましょう。
特に「特定電子メール法」の知識がないと、あなたのメールは迷惑メールだと認識されてしまったり、相手先からの信頼が得られなかったりします。顧客からの信頼を獲得するためにも「特定電子メール法」の知識は必要不可欠といえます。
特定電子メール法を守る(同意を得られないと営業メールは送れない)
特定電子メール法とは?
電子メールによる一方的な広告宣伝メールを送りつける「迷惑メール」問題に対応するため、平成14年に総務省において施行された法律です。 ※オプトイン:受信者による事前承諾のこと |
「オプトイン規制」では、同意のない広告宣伝メールの送信は禁止されます。ただし、HPで公表している団体又は営業を営む個人のメールアドレスについては、原則としてこの「オプトイン規制」の例外とされています。(特定電子メール法第3条第1項第4号)
つまり、公表されているメールアドレス宛の送信であれば、たとえ送信同意をしていない広告宣伝メールであったとしても法律違反にはならないのです。ただし、アドレスと併せて「送信を拒否する」旨の表示がある場合は、オプトイン規制の例外とはなりません。
必要事項を必ず記載する必要がある
同意を得て広告宣伝メールを送信する場合でも、送信者には以下の表示が義務づけられています。(法第4条[表示義務])
メール本文に表示しなければならない事項は下記です。
- 送信者などの氏名又は名称
- 受信拒否の通知を受けるための電子メールアドレス又はURL
- 受信拒否の通知先の直前又は直後に、受信拒否の通知ができる旨
下記はメール本文ではなく、リンク先での表示とすることも可能です。その場合は表示場所を示す情報を電子メールの中に表示する必要があります。
- 送信者などの住所
- 苦情・問合せなどを受け付けることができる電話番号、電子メールアドレス又はURL
参考サイト:日本データ通信協会 迷惑メール相談センター
メールを送る許諾が取れたら、証を記録しておく必要がある
広告宣伝メールの送信に当たっては、受信者から送信することについて同意をとっている旨の記録を保存する必要があります。
- 保存する証となるもの:同意を受けた際の状況を示す記録(時期と方法など)
- 保存期間:記録の保存に係る広告宣伝メールを最後に送信した日から1ヶ月
(ただし、特定電子メール法に基づく措置命令を受けた場合は、1年間)
記録義務違反だとみなされてしまうと、罰則を科されることもあります。(総務大臣及び内閣総理大臣による命令。命令に従わない場合、100万円以下の罰金など)
相手先から受信拒否を受けた場合でも、記録を保存しておきましょう。後日、通知の有無について争いになることを避けるためです。
参考サイト:日本データ通信協会 迷惑メール相談センター
自社でメールリストへの文章を作成する時のコツ3選
ここでは、メールのタイトルや本文の内容に悩む担当者向けに、読まれて返信しやすいメールの作成方法をご紹介します。
自社でメールリストの文章を作成する場合は、本文も相手方の二ーズに合わせてカスタマイズしましょう。少しのテクニックで、見違えるほど目を引く文章になります。反応がよかった文章は、社内で共有するのも良いです。
今回紹介するのは、下記の3つになります。
- 重要なキーワードをタイトルの最初に持ってくる
- オファーを提示し、相手のアクションを明確化しよう
- 電話や、オンライン商談などの選択肢を提示して、日程調整のハードルを下げる
重要なキーワードをタイトルの最初に持ってくる
タイトルの最初に目を引くキーワードがあると、内容が気になって開封したくなるものです。相手方が知りたい事、悩んでいるであろう事を「キーワード」として設定しましょう。必ず相手の目を留まらせることができます。
また、タイトルは簡潔に、短い文章でまとめます。一目見ただけでメールの内容が分かるとより好印象です。しかし、過度にタイトルで期待させるのはNGです。タイトルとメール本文の内容が違うものにならないように配慮しましょう。
オファーを提示し、相手のアクションを明確化しよう
相手方が返信しやすいように、オファー(あなたの提案)を提示しましょう。
メールを読んで興味をもったら、資料請求をして欲しいのか、会員登録をして欲しいのか、またはアポをとりたいのか、など。相手方に求める事をはっきりと伝えましょう。あなたの意図を示すことで、返信のハードルは下がります。
大切なのは、主語を相手方にすることです。自社のサービスをただ紹介するだけでは、相手方は反応してこないでしょう。
あなたの提案する商品・サービスを利用するとどうなるのか、何が解決できるのか。メリットがイメージしやすい内容の文章にできれば、きっと多くの返信があるでしょう。
電話や、オンライン商談などの選択肢を提示して、日程調整のハードルを下げる
いきなり面談となると、相手方は身構えてしまうものです。また、テレワーク中などでなかなか相手方のスケジュールを確保できないことも多いでしょう。
アポイントの押しつけにならないよう、日程調整のハードルは下げておきましょう。電話やオンライン商談などの選択肢を示すことが有効です。
その他にも、日程をいくつか設けることも大切です。この時の日程は、自社から提示しましょう。具体的な日時を3パターンほど提示し、相手に選んでもらうとアポが取りやすいです。
商談のチャンスを逃したくないからといって、「相手の都合に合わせます」「いつでも何時でも伺います」はNGです。相手から「予定がなく暇な営業マンなのでは」と思われてしまいます。相手の事を考えてメール文章を作ることで、良い反応を得ることができます。
メール営業よりもコスパ良し?問い合わせフォーム営業代行ならSakuSaku
出典:SakuSaku公式HP
メール営業よりも開封率、返信率の高い「問い合わせフォーム営業」が注目されています。相手のお問い合わせフォームにメールを送るため、迷惑フォルダに入ることはありません。
問い合わせフォームへのメールは、管理職や決裁者が直接確認している企業も多くあります。単なるメール営業よりも、目に留まる機会が多いと言えるでしょう。
問い合わせフォーム営業代行「SakuSaku」は、一社一社の営業文面をカスタマイズで作成します。採用倍率70倍の営業アシスタントは、特別研修合格者のみです。セールスライティングのプロによるサポートで、あなたの提案する商品・サービスを紹介します。
リスト作成サービスよりも一社あたりの単価は上がります。しかし、質の高いリストで営業ができるため、コスパが良いと言えるでしょう。もし気になったら、下記のリンクから詳細をご覧ください。
まとめ:効率よくリストを作成し、メール営業を行いましょう
メール営業は、短時間で多くの企業に自社の商品・サービスを訴求することができます。より多くの反応を得るには、質のよいリストと、相手のニーズに合わせた魅力的な文章、どちらも重要です。
リスト作成サービスを上手に使えば、自力で行うよりも短い時間でメールアドレスを取得できます。効率よくリストを作成し、あなたの提供する商品やサービスを、必要とする企業に一社でも多く届けましょう。
メール営業をしても効果が感じられない場合は、リストだけでなくメールの文章も見直すことが大切です。また、確度の高いメールが送れる「問い合わせフォーム営業」も選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。