【法人・個人】おすすめメールサーバー11選!選び方やメリットを紹介

監修者

合同会社ドリームアップ 代表

福島県立安積高等学校、法政大学法学部法律学科を卒業。大学在学中にWebマーケティング会社にて月間200万PV超えの大手メディアのディレクター、海外でのWebメディア立ち上げののち売却を経て学生起業。

現在は2社(合同会社ドリームアップ/Coordy株式会社)の代表を務め、10年間の業界経験を活かし、数々のプライム上場企業のWebマーケ担当として、SEO対策・コンテンツ制作を中心に支援を継続している。

【合同会社ドリームアップに無料で相談する】

合同会社ドリームアップでは、Webマーケティング代行サービス「アナグマ」、コンテンツ制作代行サービス「コンテンツ職人」、SNS採用代行サービス「SNS採用課」を通し、常に新たな支援先にサービスを提供しています。

メールサーバーは、利用することで大量のメールを格納できるなど、何かと便利なツールです。

しかし、それぞれ特徴や使い方が異なるため、自分に合ったサーバーを選べなかった場合、かえって使い勝手が悪くなるリスクがあります。

本記事では、おすすめのメールサーバーに加えて、メールサーバーの選び方や利用のメリットを解説します。

もっとも適したメールサーバーを正確に選ぶことが、スムーズなメール管理の第一歩です。

目次
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法人向けおすすめメールサーバー5選

以下は、法人向けおすすめメールサーバーです。

あくまで法人向けとなるため、個人でおすすめのメールサーバーが知りたいという場合は、後述の見出しを参照してください。

WebARENA メールホスティング

【引用:公式HP

【WebARENA メールホスティングの基本情報】

料金プラン具体的なID数と容量による
(公式HPから具体額算出可能料金シミュレータURL:https://web.arena.ne.jp/mailhosting/quote.html
以下、200IDの場合初期費用5,000円+月額料金8,737円/月(年払いの場合約8,012円/月)
利用可能内容メールアカウント数:最大5,000ドメイン数:最大20(マルチドメインの場合)容量:最大10TB/月ウィルスチェック:有暗号化通信:有(内部から外部に送信されるメールのみ)
サポート体制メールフォームシステムチャットボット
運営会社株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ

WebARENA メールホスティングは、NTTPCコミュニケーションズが運営するメールサーバーです。

最大のポイントは高い安定性であり、2017年度より稼働率実績100%を継続中、3,100社以上に導入実績ありという成果も出しています。

運営会社もNTT系列会社であることから、社会的信用を重視したい人にも適しているでしょう。

また、セキュリティ性の高さも魅力です。ウィルスチェックなどの基本的な性能に加え、AIを導入した予測型セキュリティを駆使して全方位からの攻撃を的確にブロックします。

そのため、金融関係など特に機密保持が重要な場合にもぴったりです。

なお、TOPページにおおまかな月額料金が表示されていますが、あくまで一例です。

実際は要求するID数と容量から細かく変化するため、料金を検討する際はきちんと試算することをおすすめします。

カゴヤ・ジャパン メールプラン

【引用:公式HP

【カゴヤ・ジャパン メールプランの基本情報】

料金プラン【スタートアップ】共用タイプ:初期費用無料+550円/月(12ヶ月一括払いなら440円/月)セキュアベーシック:初期費用無料+3,300円/月(12ヶ月一括払いなら2,640円/月)
【プレミアムシールド】専用タイプ:初期費用19,800円~+10,175円/月(12ヶ月一括払いなら9,130円/月~)エンタープライズ:初期費用31,900円~+31,900円/月(12ヶ月一括払いなら28,710円/月~)
利用可能内容*下記はエンタープライズプランの場合メールアカウント数:無制限ドメイン数:無制限容量:2TB~(10GB単位で追加可能)ウィルスチェック:有暗号化通信:有
サポート体制電話:0120-022-234
10:00~17:00(土日祝・当社指定休日を除く)国際電話の場合は075-252-9370メールフォーム
運営会社カゴヤ・ジャパン株式会社

カゴヤ・ジャパン メールプランは、カゴヤ・ジャパン株式会社が運営するメールサーバーです。

比較的高めのプランという条件付きですが、アドレスやドメインの数が無制限である点が大きな魅力です。

料金に関係なくアドレスやドメインの数に制限を設けているサーバーも少なくない中、無制限に条件設定されていることはユーザーにとって安心材料になります。

特に、これから事業を広げる予定があり、アドレス数が最終的にどれくらい必要になるか予測が立ちにくい場合などに適しています。

一方で、最安プランは利用できる機能がさまざまな点で制限されています。

コストを抑えたい人にとっては大きな魅力ですが、機能制限は困るという人も居るでしょう。

プランによって可能となることの幅が大きい点も特徴であるため、どのプランで何ができるのか整理してから導入してください。

ConoHa VPS メールサーバー

【引用:公式HP

【ConoHa VPS メールサーバーの基本情報】

料金プラン月額605円
利用可能内容メールアカウント数:無制限ドメイン数:無制限容量:最大10GB~ウィルスチェック:有暗号化通信:有(SSL設定が必要)
サポート体制メールフォーム
運営会社/公式HPGMOインターネットグループ株式会社

ConoHa VPS メールサーバーは、GMOインターネットグループ株式会社が運営するメールサーバーです。

VPS提供サービスを行っているため、メールサーバーだけでなくサイト運営目的のレンタルサーバー利用もできます。

月額605円というリーズナブルさと、GMOが運営する安定感が魅力です。コストを抑えつつメールをサクサク利用したい、という場合にピッタリです。

一方、Webサーバーは完全に別プランになるため、メールサーバーのみの機能としてはかなりシンプルに設定されています。

また、暗号化通信にはSSL設定が必要であるなど、自分の判断で行わなければいけない部分がやや大きいという特徴があります。

そのため、コストを払ってでも準備の手間をかけたくないという人には、やや不向きです。

大塚商会 アルファメール

【引用:公式HP

【大塚商会 アルファメールの基本情報】

料金プランアルファメール2コンパクト:初期費用5,000円+1,680円/月アルファメール2:初期費用5,000円+3,380円/月アルファメールプレミア50G:初期費用5,000円+4,580円/月アルファメールプレミア100G:初期費用5,000円+8,220円/月
利用可能内容*アルファメールプレミア100Gの場合メールアカウント数:最大30ドメイン数:無制限容量:最大100GB~ウィルスチェック:有暗号化通信:有
サポート体制電話:
0120-528-258平日9:00~18:00メールフォーム
運営会社/公式HP株式会社大塚商会https://webdirect.tanomail.com/alphamail/

大塚商会 アルファメールは、株式会社大塚商会が運営するメールサーバーです。メールサーバーだけでなくサイト運営目的のレンタルサーバー利用などもできます。

最大の特徴は、ユーザーのスムーズな利用を考慮した商品設定です。

基本的な機能が使えることに加え、電話でのサポートを受け付けており、メールでは不安だというユーザーの声に応えています。

公式Webサイトでは、運用方法別のおすすめプラン紹介が掲載されているため、どのプランが自社に適しているかわからない場合も検討しやすいでしょう。

また、14日間の無料トライアルが設定されている点も特徴です。

一度使用感を確かめたうえで継続利用を検討できるため、導入してから自社に不向きだったと判明したというトラブルが防げます。

DESKWING メールサービス

【引用:公式HP

【DESKWING メールサービスの基本情報】

料金プランtype-1プラン:初期費用11,000円+11,000円/月+ドメイン維持費5,500円/年type-2プラン:初期費用無料+22,000円/月+ドメイン維持費5,500円/年
利用可能内容*type-2プランの場合メールアカウント数:無制限ドメイン数:無制限容量:無制限ウィルスチェック:有(オプション)暗号化通信:有
サポート体制メールフォーム
運営会社株式会社OmniGrid

DESKWING メールサービスは、株式会社OmniGridが運営するメールサーバーです。現在、10万社を超える導入実績を有しています。

DESKWING メールサービスの特徴は、追及されているシンプルさです。

無関係な機能はほぼ設定されておらず、使いやすいメール機能だけを残したわかりやすさで支持を集めています。

料金プランも2パターンのみであり、選択肢が多すぎて迷うことがないため、必要な機能のみで良いと考える人にぴったりです。

一方、ウィルスチェックなどいくつかの機能もオプション扱いとされており、基本プランに入っていない点に注意が必要です。

どの機能が必要なのか、しっかり検討してから導入しましょう。

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個人向けおすすめメールサーバー6選

個人利用の際におすすめのメールサーバーは、以下のとおりです。

個人事業主であったり、趣味でメールのやり取りを多用する場合は、上記のサーバーがおすすめです。

エックスサーバー メールサーバー

【引用:公式HP

【エックスサーバー メールサーバーの基本情報】

料金プラン具体的なプランと契約期間による(公式HPから具体額算出可能)
利用可能内容メールアカウント数:無制限ドメイン数:無制限容量:最大20,000MBウィルスチェック:有暗号化通信:有(自分での設定が必要)
サポート体制電話:06-6147-2580 平日10:00~18:00チャットボットオペーレーターへのチャット相談平日10:00~18:00メールフォーム
運営会社/公式HPエックスサーバー株式会社https://www.xserver.ne.jp/

エックスサーバーは、エックスサーバー株式会社が運営するレンタルサーバーです。

個人向けレンタルサーバーとしての知名度が高い一方、法人向けサーバーとしても使用でき、現在21万件を超える導入実績を有しています。

メール専門のレンタルサーバーではなく、あくまでサイト運営を想定したサーバーですが、安定感と長年の実績から根強い人気があります。

処理スピードの高さが大きな魅力であり、現在挙動が重いことに悩んでいる人には、特におすすめです。

なお、メールアカウント数は規定上無制限となっていますが悪用防止のため、一定数を超えると制限がかかります。

それ以上の追加は規制緩和の申し出が必要になるため、注意してください。

さくらのメールボックス

【引用:公式HP

【さくらのメールボックスの基本情報】

料金プラン具体的な契約期間による(公式HPから具体額算出可能)
利用可能内容メールアカウント数:無制限ドメイン数:20個容量:最大20GBウィルスチェック:有(自分での設定が必要)暗号化通信:有(自分での設定が必要)
サポート体制電話(要予約):平日10:00~18:00チャットボットオペーレーターへのチャット相談平日12:00~18:00メールフォーム
運営会社さくらインターネット株式会社

さくらのメールボックスは、さくらインターネット株式会社が運営するレンタルメールサーバーです。

個人向けレンタルサーバーとして長年の運用歴があり、導入件数も50万件を突破しています。

サイト運用目的でのサーバー利用者が多い一方で、メール専門のレンタルサーバーも用意されています。

プランにも寄りますが、最安で月額料金88円というリーズナブルさを誇っており、低コストかつシンプルに活用したい場合にピッタリです。

ただし、あくまでメインは一般的なレンタルサーバーの運用であり、メールサーバーは派生サービスとして運営されている意味合いが強いのが事実です。

そのため、メールウィルスチェックや暗号化通信など、セキュリティに関して自分で設定しなければいけない部分が多い点に、注意してください。

お名前メール

【引用:公式HP

【お名前メールの基本情報】

料金プランエコノミープラン年払い:2,119円(約177円/月)1ヶ月払い:484円
ベーシックプラン年払い:2,323円(約194円/月)1ヶ月払い:580円
利用可能内容*ベーシックプランの場合メールアカウント数:無制限ドメイン数:30個容量:最大40GBウィルスチェック:有暗号化通信:有
サポート体制電話(要予約):03-5456-2560平日 10:00~18:00チャットボットメールフォーム
運営会社/公式HPGMOインターネットグループ株式会社

お名前メールは、GMOインターネットグループ株式会社が運営するレンタルメールサーバーです。

メインのサービスは、中古ドメインを含むドメインの提供サービスであり、派生としてメールサーバーレンタルのサービスを行っています。

リーズナブルかつ基本的な機能がすべて付いている点が魅力です。

ウィルスチェックや暗号化通信などのセキュリティ機能も、プランを問わず付属しているため、ユーザーのアクションも最小限で済むようになっています。

なお、Webサイト制作の併用を見越した「レンタルサーバー RSプラン」では、ドメインを無制限で取得することも可能です。

月額費用が年払いで891円と少し高くなるうえ、メールに割かれる容量は20GBまでになってしまいます。

しかし、ドメイン数にこだわりたい場合は、レンタルサーバー RSプランを検討してみても良いでしょう。

ムームーメール

【引用:公式HP

【ムームーメールの基本情報】

料金プラン1,980円年
利用可能内容メールアカウント数:無制限ドメイン数:50個容量:最大30GBウィルスチェック:有暗号化通信:有
サポート体制チャットボットメールフォーム
運営会社GMOペパボ株式会社

ムームーメールは、GMOペパボ株式会社が運営するレンタルメールサーバーです。

メインのサービスは独自ドメインの提供サービスであり、派生としてメールサーバーレンタルのサービスを行っています。

リーズナブルかつ初心者でも簡単に設定できる点を特徴としています。

プランは1つのみであり、ウィルスチェックや暗号化通信などのセキュリティ機能も付いているため、自分で考えなければいけない部分が少なく、迷わず利用できるでしょう。

なお、ロリポップサーバーと併用している人が多数見受けられるのもムームーメールの特徴です。

しかし、ロリポップのメールシステムとムームーメールは、あくまで別物である点に注意してください。

また、サポートはチャットボットが基本です。メールフォームからの問い合わせも可能ですが、オペレーターとのチャットや電話対応はありません。

InterServer

【引用:公式HP

【InterServerの基本情報】

料金プランHP参照
利用可能内容*スタンダードプランの場合メールアカウント数:無制限ドメイン数:無制限(有料)容量:25GBウィルスチェック:有暗号化通信:有
サポート体制メールフォーム国際電話(番号は宛先による)
運営会社/公式HP株式会社インターサーブ

InterServerは、株式会社インターサーブが運営するレンタルサーバーです。アメリカの会社であり、日本だけでなく世界的に事業を展開しています。

メインのサービスはサーバーレンタルサービスであり、メール機能を専門としているわけではありません。

高い安定性と、手厚いサポートが特徴です。24時間365日問い合わせ可能であるため、サポートを重要視する人には、特に適しています。

一方でネックになるのは、海外の会社であるため基本的に英語が主流となる点です。英語がスラスラ読める人とそうでない人で、とっつきやすさに違いが生まれます。

また、料金プランはすべて米ドル換算であるため、為替レートによって支払額が変動します。

Hostinger

【引用:公式HP

【Hostingerの基本情報】

料金プランBusiness Starter469円/月Business Premium779円/月
利用可能内容*Business Premiumプランの場合メールアカウント数:50個ドメイン数:不明容量:50GBウィルスチェック:有暗号化通信:有
サポート体制メールフォームオペレーターチャット年中無休
運営会社Hostinger社

Hostingerは、Hostinger社が運営するレンタルサーバーです。前述のInterServerと同様海外の会社であり、日本だけでなく世界的に事業を展開しています。

メインのサービスはサーバーレンタルサービスですが、メール専用のメールサーバーレンタルも可能です。

手厚いサポートにくわえ、リーズナブルな価格設定が特徴です。為替レートで多少変動するとはいえ、月1,000円以下の価格で利用できる点は大きな魅力と言えます。

ただし、InterServer同様英語が主流であるため、人によっては言語の点から利用しにくいと感じる場合があります。

メールアカウント数も制限があるため、アカウント数の多さを重視したい場合は、他のサーバーを検討するのも一つの方法です。

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法人と個人でのメールサーバーの違い

法人と個人で、メールサーバーに求められる機能の違いは、以下のとおりです。

個人向けサーバーと法人向けサーバーの比較

特徴個人向けサーバー法人向けサーバー
サービス形態主にレンタルサーバー(共用タイプ)• レンタルサーバー(共用)• 専用レンタルサーバー• 仮想専用サーバー(VPS)• クラウドホスティング
料金設定100円台~1,200円台/月• 共用タイプ:1,500円~3,000円程度/月• 専用タイプ:数万円~/月• VPS:1,000円~10,000円程度/月• クラウド:利用量に応じた従量課金制
セキュリティ対策標準セキュリティ装備:• ネットワーク保護• 通信データの暗号化• 基本的なウイルス対策高度セキュリティ装備:• ネットワーク保護• ビジネス向け暗号化通信• Webアプリケーション保護• 不正アクセス対策• コンテンツ改ざん監視• DDoS攻撃対策• 自動セキュリティ更新• 24時間システム監視
安定性• 他ユーザーの影響を受けやすい• システム資源の共有による制限あり• 他ユーザーの影響を受けにくい• 専用システム資源の確保可能• 安定した処理能力を確保
保存容量数十~数百ギガバイト数百ギガ~数テラバイト
通信量• 月間データ転送量に制限• 通信速度に制限• 大容量データ転送が可能• 高速通信の保証• 無制限プランあり
DB環境• データベース数に制限• 同時接続数に制限• WordPressサイト数に制限• 無制限プランが一般的• 多数の同時接続に対応• データベースの冗長化対応
メール機能基本的なメール機能:• アカウント数制限• 容量制限あり• 添付ファイル制限• 送信数制限• 基本的な迷惑メール対策ビジネス向けメール機能:• 大容量メールボックス• 大容量添付ファイル対応• 柔軟な送信制限設定• 高性能スパムフィルター• メールアーカイブ機能• メール暗号化対応
バックアップ• 週1回程度の自動バックアップ• 保存期間に制限あり• 毎日複数回のバックアップ• 長期保存対応• データ復旧保証あり
サポート体制• メールでの問い合わせ対応• 平日・日中のみの対応• マニュアル提供• 電話/メール/チャット対応 24時間365日対応• 専任サポート担当者配置• 運用代行サービスあり
管理機能• 基本的な管理ツール提供• 限定的な設定変更のみ可能• 高度な管理ツール完備• 管理者権限での操作可能• サーバー監視ツール提供
カスタマイズ• 基本設定のみ可能• プログラムのインストール制限• 高い自由度• OSやソフトウェアの選択可能• 詳細な設定変更が可能
SSL証明書• 共有SSL証明書• 無料SSL対応• 独自SSL証明書発行• EV SSL対応• 専用IP付与

中でも、以下の点をピックアップして解説します。

もちろん、個人利用でも、安定性やセキュリティ性が良いに越したことはありません。

ただし、コストを払ってでも優れた性能が必要かと問われると、個人の判断によるところが大きいでしょう。

一方で法人の方は、業務上安定性やセキュリティ性を重視せざるを得ないため、検討の際の前提条件が異なります。

稼働の安定性

稼働の安定性とは、状況が変化しても、通常通りにメールが利用できるかどうかの性能のことです。

個人向けサーバーは、前提として法人よりも少ないメールのやり取りを想定しているため、共有サーバーの一部を間借りしている状態になるのが一般的です。

そのため、自分か他人かを問わず、大量のメールを送受信するなど負荷をかけると、動きに影響が出てしまいます。

一方法人向けサーバーは、共有サーバーであっても、1社あたりに割り当てられるリソースが多めに設定されています。

メールに関しても動きが常に安定しており、他社からの影響を受けにくく、かつ与えにくい状態です。

さらに、法人向けサーバーの場合は、SLA制度を導入しているケースもあります。SLA制度とはサーバーの稼働率を保証する制度です。

本制度を導入していると、提示している稼働率を下回った場合、サーバーの停止時間に応じた料金を返金してもらえることがあります。

法人の利用者にとって、サーバーの稼働率低下はビジネスチャンスに直接悪影響を与えてしまいかねないため、安心の裏付けとなるでしょう。

ただし、すべての法人向けサーバーが導入しているとは限らないため、確認しておきましょう。

セキュリティ面

セキュリティ面の性能は個人でも重要ですが、法人ではよりいっそう重視しなければならないポイントです。

法人が顧客とやり取りするメールには、さまざまな情報が入っています。

名前や住所、連絡先などのプロフィールデータはもちろん、クレジットカード情報などの金融情報も織り込まれています。

そのため、万が一流出や漏洩が発生してしまったら、顧客にとって大きな損害となるだけでなく、企業にとっても大きな損害です。

社会的な信用も失墜してしまい、一気にビジネスが難しくなってしまうでしょう。

個人向けサーバーでも、ウィルスチェックや常時SSL化に対応しているものは一般的です。

しかし法人向けサーバーでは、2重3重にセキュリティ対策が施されているケースが多いです。

また、個人向けではセキュリティ対策がオプションになっていたり、自力での設定が必要だったりというサーバーもあります。

しかし、法人向けではあらかじめすべての対策が組み込まれているサーバーが一般的です。

費用

いわゆるコストの面は、個人向けサーバーの方が安くつく傾向にあります。法人向けサーバーは、個人向けサーバーに比べると割高になるケースが一般的です。

法人向けサーバーは、高いセキュリティ性や安定性などが保証されています。しかし、そのためには、サーバーの提供側としてもコストを引き上げざるを得ないのです。

よって、サーバー選定の際はバランスが重要です。性能とコストは比例関係にあるため、むやみに性能の高さを追い求めると、コストも高くなってしまいます。

一方で、安さばかりを重視すると必要な機能が与えられず、運用時にストレスを抱えることになるでしょう。

欲しい性能を欲しい分だけ提供してくれるサーバーを選ぶのが、もっともコストパフォーマンスの良い形です。

なお、個人の利用であるからといって、法人向けサーバーが利用できないということはありません。

個人利用であっても法人向けレベルの性能が欲しい場合は、費用を検討したうえで、法人向けプランを利用するのも一つの方法です。

後悔しないメールサーバーの選び方

後悔しないメールサーバーの選び方は、以下のとおりです。

重要なことは、上記のポイントについて「他社と比べ優れているか」ではなく「求める基準を満たしているか」で判断することです。

いたずらに高い性能を求めるよりも、各性能について求めているレベルを明確化しておき、それと照らし合わせることが重要です。

「とにかく性能が良いものを」という考えで選定していると、むやみにコストが高くなったり、機能が過剰についていたりして、結果的に使いづらい状態になりかねません。

機能性

機能性とは、メールサーバーに付随している機能のことです。

一見すると、どれも似たようなものに思えます。

しかし細かく見ていくと、実はそれぞれ「メーリングリストが作れる」「スピードは業界トップ」「UIが優れており操作しやすい」など特徴があります。

そのため、自分の運用方法に合った機能を備えているかどうかの確認が重要です。

自分がどの機能を必要としているのかわからない場合は、選定前にまずその点を明確化しましょう。

実際に利用方法を具体化して必要な機能を洗い出ししたり、無料トライアルを利用して使用感を試してみるのもおすすめです。

一方で「とにかく多機能なものを導入しておけば良い」と考えるのはおすすめできません。

機能の数が多過ぎると操作が複雑になるため、かえって使いにくくなるリスクが高まります。

ディスク容量

ディスク容量とは、メールの保存容量のことです。ディスク容量が大きいほど多くのメールを保存できます。

一般的に、ディスク容量は、法人向けであっても最大容量が決まっています。

追加料金を払って容量を追加できるサーバーは多いですが、容量無制限を謳っているサーバーは少ないと捉えておきましょう。

容量が大きいと保存できるメールが増えるため安心につながりますが、一方で容量の大きさがコスト増大につながる点も事実です。

自分にはどれくらいの容量が要るか考え、それを満たしつつ過剰に上回らないサーバーが理想的です。

サポート体制

トラブルが起きた場合のサポート体制もチェックしておきましょう。一般的にサーバートラブルの対応方法は、以下です。

  • 電話
  • メール
  • チャット(オペレーター付き)
  • チャットボット

上の3つは有人対応であるため、細やかなサポートを受けることが可能です。しかし、対応時間が限られていたり、混んでいてなかなかつながらなかったりなど、デメリットもあります。

現在は、AIが自動で質問に答えてくれるチャットボットが普及しています。

小さい質問であればチャットボットで十分答えが得られるだけでなく、対応はAIが行うため、24時間質問可能である点も魅力です。

とはいえ、AIの対応には限界があります。

複雑な問題になるほどチャットボットでの解決は難しくなるため、法人で利用したい場合は、メールや電話など対人の問い合わせ方法が揃っている方が良いでしょう。

サーバー稼働率

サーバー稼働率とは、一定期間あたりでサーバーが正常に稼働している期間の割合です。

稼働率が高いということは、正常にサーバーが動いている時間が長いということであり、安定性が高いことを意味しています。

逆に、稼働率が低いということは、サーバーがダウンしている時間が長いということです。

プライベートなメールであるならまだしも、ビジネスにおいてサーバーダウンによるメール送受信の障害は、業務の妨げになってしまいます。

そのため、仕事用にメールサーバーをレンタルしようと考えている場合は、稼働率が高いサーバーを選定するのが重要になります。

前述したSLA制度を導入しているかどうかを確認するのも良いでしょう。

また、サーバーによっては稼働率を実績として数値で公表しているものもあります。

セキュリティ対策

セキュリティ対策もしっかり確認しておきましょう。繰り返しになりますが、法人の場合はメールに顧客の個人情報が混じりやすいため、特に重視しなければなりません。

セキュリティ対策の機能が優れていたり、多機能であったりするサーバーは、セキュリティ対策がそれだけしっかりしている証拠です。

多少コストがかかったとしても、必要経費として受け入れた方が良いでしょう。

一方、個人利用かつ重要な情報をメールでやり取りする予定が無い場合は、法人向け程のセキュリティ性を必要としません。

不安であったり、予算が許す場合はセキュリティ重視でも構いませんが、そうでなければ優先順位はやや低めになります。

オプションサービス

オプションサービスも要チェックポイントです。

オプションサービスのメリットは、付けるかどうかを任意で選べることです。

使わない機能が強制でついていると、余計なコストの元になってしまいますが、必要な機能だけをオプションで付ければ、最低限のコストで欲しい機能だけを付けられます。

また、必要になるかどうか判断が付かない機能がオプションになっていれば、後から必要と判明した時も機能を追加しやすいでしょう。

具体的にどの機能をオプションに位置付けているかは、メールサーバーによって異なるため、それぞれの設定をしっかり確認しておいてください。

一般的には、容量やセキュリティ機能のグレードアップなどが多く見受けられます。

コストパフォーマンス

コストパフォーマンスとは、最低限の費用でどれくらいの効果が得られるかという指標です。

重要なのは、高い効果を得ることが、必ずしも多機能であることや高性能であることに結びついているわけではない点です。

メールサーバー選定の最終的な目的は、最低限の費用で、自分の欲しい機能をフルに利用し、スムーズにメールを利用することといえます。

とにかく安ければ良いという考えでは、必要な機能が使えなくなるリスクがあります。

一方で多機能であれば良いという考えでは、余計なコストがかかるでしょう。

まずはサーバーに対し、どの機能にコストが割かれているのかを確認してください。そのうえで、自分に必要かどうかを判断し、コストパフォーマンスの良さを判断してください。

メールアカウントの数 

メールアカウントの数は、導入前にしっかりチェックしておきましょう。

特に法人の場合、従業員数に対してメールアカウントの数が足りなければ、業務に支障をきたしかねません。

会社の規模から必要なアカウント数を確認したら、やや余裕がある程度の数が利用できるサーバーを選定してください。

一方、個人向けの場合は、多くても数個程度のアドレスで事足りるケースが多いため、それほど気にする必要はないでしょう。

メールサーバーを利用するメリット

メールサーバーを利用するメリットは、以下のとおりです。

単にメールのやり取りをするだけであれば、Gmailなどでも問題はないでしょう。

しかし、長い目で見ると、多少コストがかかったとしても、メールサーバーの利用をおすすめします。

信頼性を得やすい

メールサーバーを利用していると、信頼性を得やすくなります。特にビジネスでメールを利用する人にとっては、大きなメリットです。

理由は、独自ドメインの取得にあります。例えばGmailを利用すると、末尾は必ず「@gmail.com」です。

ひいては、自分の所属とメールアドレスが結びつかないため、相手から迷惑メールと間違われるなど、トラブルの元になります。

しかしメールサーバーを利用すると、独自ドメインのアドレスが取得可能です。

そのため、やり取りの相手からの信用度がぐっと向上します。また、誰かから自分に迷惑メールが届く可能性も低くなります。

大量のメールを保存可能

大量のメールを保存可能になる点も魅力です。

一般的な無料のメールサービスも、メールの保存は可能です。

しかし、容量に限界があり、少しやり取りを続けただけで、すぐに保存件数がいっぱいになるケースも少なくありません。

かといってメールを破棄してしまうと、後から見返せなくなったり、重要なメールで保存容量が圧迫されてしまったりというトラブルの元になります。

そこでレンタルメールサーバーを利用すると、大量のメールを保存できるようになり、必要に応じて見返せるようになります。

ただし、具体的な容量についてはサーバーごとに異なるため、注意が必要です。

セキュリティ面も充実

セキュリティ面が充実している点も、大きな魅力と言えます。

無料のメールサービスは、コストが低い分最低限のセキュリティ対策しかされておらず、情報流出の懸念が常につきまといます。

しかしレンタルサーバーであれば、サーバーの運営会社が責任を持ってセキュリティ対策を行ってくれるため、安心につながるでしょう。

特に、ビジネスでメールのやり取りを行う場合は重要です。

自社の機密だけでも漏れたら大きなトラブルですが、顧客情報が流出してしまうと、一気に社会的信用を失いかねません。

セキュリティ対策の方法はさまざまであり、ウィルスチェックや暗号化通信、フィルタリングやバックアップなど、サーバーによって取っている対策が異なります。

いろいろな対策を取っているほど、多角的にトラブルを防いでいるため信頼性が高くなります。

メールサーバーを契約する際の注意点

メールサーバーを契約する際には、注意点も踏まえておきトラブルを避ける必要があります。具体的には、以下のとおりです。

いずれも重要なポイントであるため、実際に導入する前にしっかり確認しておきましょう。

容量がオーバーした時に対処が可能か

まず、容量オーバーした時に対処が可能かどうかチェックしておきましょう。

無料のメールより大容量とはいえ、一般的にはレンタルサーバーでも、容量に制限があります。導入した結果容量が足りないということになった場合は、対処が必要です。

個人のプライベートなメールであれば、不要なメールを破棄してその場を凌ぐことも可能です。

しかし、ビジネスの場合は、破棄したメールが後から必要になる可能性もあるため、おいそれとメールを破棄して容量を空けることも困難でしょう。

そのため、ビジネスの場合は、以下のいずれかの方法で対処することになります。

  • さらに大容量のプランに切り替える
  • 追加料金を払い容量を購入する

ただし、サーバーやプランによっては、上記のいずれもできないケースがあります。

現在すでに最大容量のプランである、もう割ける予算が無い、追加料金で容量を追加するオプションが無いなど、取れる対処が無い状態になりかねない場合は、現在のサーバーを検討し直す必要があるでしょう。

セキュリティ体制に問題はないか

セキュリティ体制に問題はないかもチェックしておきましょう。

レンタルサーバーを利用することで、セキュリティ対策をサーバーの運営側にやってもらえると前述しました。

しかし実際の所、セキュリティ体制がどれだけしっかりしているかは、運営会社によって異なります。

ひとくちにレンタルサーバーと言っても、さまざまな所があるため、レンタルサーバー=絶対安心と決めつけてはいけません。

具体的にどのような対策を行っているのかチェックしたり、セキュリティにどれくらい力を入れているのか調べるなどして、信頼がおけるかどうかを確かめておきましょう。

特に個人向けを謳っているサーバーは、法人向けに比べてややセキュリティ性に劣るサーバーが混じっています。

プライベートであればまだしも、個人事業などビジネスに関わる場合は仕事に悪影響が出かねないため、個人でも法人向けサーバーを検討するのは一つの方法です。

POPとIMAPの違いを理解しているか

メールにはPOPとIMAP、2種類のプロトコルがあります。それぞれ違いがあるため、自分に合った方を選ぶと同時に、そちらに対応しているサーバーを選ぶ必要があります。

具体的な違いやメリット・デメリットは以下のとおりです。

POPIMAP
特徴メールはサーバーから受信し、PCなどデバイスに保管されるメールの管理はサーバー上で行われるユーザーはメールにアクセスする権利を持つが、PCにメールが移るわけではない
メリット仕組みがシンプルでわかりやすい一度メールを移せば、以降はネット接続なしでメールが見られるサーバーの容量を圧迫しない処理が早い複数の場所から同じメールが見られる一つのデバイスが使えなくなってもメールの確認が可能個人のデバイスの容量を圧迫しない
デメリット個人のデバイスの容量を圧迫するデバイスが使えなくなるとメールチェックできなくなるデバイスが壊れるとメールのデータも損なわれるリスクがあるサーバーの容量に注意が必要インターネット環境の無い所ではメールチェックできない

どちらが良い、悪いという話ではなく、どちらが自分に合っているかどうかで選ぶことが重要です。

複数端末でメールを確認したいならIMAP、オフラインでメールチェックすることが多いならPOPというように、特徴から使いやすい方を選びましょう。

用途に合ったサーバーを選んでいるか

繰り返しになりますが、一口にレンタルメールサーバーと言っても、特徴やメインターゲットはさまざまです。

重要なことは、自分の用途を明確にし、それに沿ったサーバーを選ぶことです。

口コミや社会的な評価も大切ですが、あくまで参考程度に捉えておきましょう。

「高評価を集めてるから」という理由で安易にサーバーを選んでしまうと、導入後に自分に合わなかったと後悔することになりかねません。

メールサーバーの特徴

メールサーバーの特徴として、以下2つの点を解説します。

利用前に、大まかにでも知識を入れておくと、何かと役に立ちます。

メールサーバーの仕組み

メールは、以下のような流れによって送受信されます。

【引用:https://www.value-domain.com/media/mailserver/#

  1. メールが送信される
  2. 送信されたメールは、送信側に属する、電子メールの送信・転送を行うコンピュータ(SMTPサーバー)に送られる
  3. 宛先の照合を行うコンピュータ(DNSサーバー)にデータが送られ照合される
  4. 受診者側のコンピュータ(POP・IMAPサーバー)に送られる

メールは送信されると、やがて自分のサーバーから相手のサーバーへとデータが移動していき、最後に相手のデバイスへと届きます。

そのため、当然ではありますが、メールのやり取りを行うには、自分の側にも相手の側にもサーバーが必要です。

メールサーバーの種類

メールサーバーの種類と、主な役割は以下のとおりです。

  • SMTPサーバー:電子メールの送信や転送を行う
  • DNSサーバー:宛先の照合を行う
  • POP・IMAPサーバー:メールを保管しておく

POPサーバーとIMAPサーバーの違いは、前述した通りです。

POPサーバーはメールがそれぞれのデバイスに移るまでの、仮置き場所のようなイメージです。

一方、IMAPサーバーはメールを保管し続けておく場所で、ユーザー側が見に来るようなイメージでとらえると良いでしょう。

メールサーバーを導入する際の手順

メールサーバーを実際に導入する際の、大まかな手順を紹介します。

具体的な細かい手順は、サーバーごとに異なります。マニュアルに沿って設定しましょう。

メールサーバーを決める

まずはメールサーバーを決定しましょう。選定方法は前述したため、そちらを参考にしてください。

「とりあえず導入してしまい、後から馴染んでいく」という考えから、選定のステップを簡単に済ませてしまう人も居ます。

しかし、実際に一度導入してしまうと、後から合ってなかったと判明しても移行には手間がかかります。

実際に導入したらどう使うかをしっかりイメージして、慎重に検討しましょう。サーバーによっては無料トライアル期間もあるため、利用をおすすめします。

料金プランを決める

メールサーバーを選定したら、次に料金プランを決定してください。

サーバーによっては、料金プランが一つしかないものもありますが、一般的には複数のプランが用意されています。

料金が高くなるほど、容量や機能が増えるなどのメリットがあります。

とはいえ、使わない機能のために高いプランに入ると無駄なお金がかかるため、必要な機能が使えるプランを選びましょう。

迷った場合は、まず安いプランから入るのも一つの方法です。

高いプランへの切り替えは比較的簡単であるため、現行のプランでは問題があるとわかっても、比較的対処しやすいでしょう。

各種設定を進める

プランを選んで契約したら、導入にあたって以下の設定を行います。

  • 独自ドメインの設定
  • メールアカウントの作成
  • セキュリティ設定
  • メールクライアントの設定

独自ドメインやメールアカウントは、事前に決めておくとスムーズです。すべて設定し終えたら、テストメールを送受信するのも忘れないようにしましょう。

メールサーバーに関するよくあるQ&A

メールサーバーに関するよくあるQ&Aを、以下にまとめました。

導入を検討する際に、ぜひ参考にしてください。

メールサーバーの移転や変更は可能?

メールサーバーの移転や変更に関しては、移転や変更時にどのような状態を求めているかによって異なります。

単純にサーバーを別のものにしたいという場合は、比較的簡単です。

近年は移行を見越して、乗り換え用の措置を設定してくれているサーバーも少なくありません。移行したい場合は、移行措置があるかどうか確認しておくと良いでしょう。

一方で、現在までのメールを残しておきたいなどの場合は、困難なケースがあります。

特にIMAPサーバーの場合、メールは自分のデバイスでなくサーバーに保管されているため、現行サーバーとの契約を切ると、メール確認できなくなることもありえます。

また、移行を進める上でなんらかの手順を間違うなど、ヒューマンエラーによってメールが消えてしまう可能性もあるでしょう。

そのため、メールを残しつつ移行したい場合は、そういった形の移行が可能なサーバーを探したり、データのバックアップを残しておいたりなどの工夫が必要です。

メールの送受信だけでは不十分?

「メールを送受信するだけで良いのではないか」「わざわざメールサーバーをレンタルする必要があるのか」と疑問を抱く人もいます。

しかし、プライベートの他愛ないメールであればまだしも、ビジネスなどでメールをやり取りする人にとっては「送受信できればいい」というものではありません。

メールサーバーを利用すると、セキュリティ性が担保され、社会的な信用度も高まります。

また、メーリングリスト機能などビジネス向きの機能がついているサーバーもあるため、業務の時短にもつながります。

手軽さやコストの安さなど、無料のメールにもメリットはあります。しかし、総合的にはメールサーバーを利用した方が良いでしょう。

容量はどのくらい必要?

どれくらいの容量が必要になるかは人それぞれですが、一般的には以下程度の容量があれば問題ないケースが多いです。

  • 法人:30GB以上
  • 個人:10GB以上

そもそも、メールはさほど容量を使うデータではありません。そのため、画像や動画データに比べると、小さい容量で済むのです。

とはいえ、ビジネスの場合は、メールのやり取りをずっと続けていくことで徐々に容量が大きくなっていくケースもあります。

もしもの時のことを考えてギリギリの容量は避け、少し余裕を持っておくと良いでしょう。

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まとめ

メールサーバーとひとくちに言っても、それぞれ特徴や強みが異なります。

また、ユーザー側が個人で使うのか法人で使うのか、プライベートなのかビジネス用なのかによっても、必要な機能が変化します。

そのため、一概にどのサーバーが一番良いなどと断言することはできません。

強いて言うのであれば、自分にとって快適に無理なく使えるサーバーが最良のサーバーであり、その判断は自分しかできません。

まずは各種サーバーを比較して特徴を掴みましょう。

同時に自分が何を求めているかも明確にし、自分にとってベストなサーバーを選んでください。

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