転職ドラフトとは、企業側から直接ITエンジニアへスカウトができるダイレクトリクルーティングサービスです。また、イベント形式のサービスで開催時期と期間が決まっているのが大きな特徴です。
イベント形式のダイレクトリクルーティングサービスとはどのようなものか、ITエンジニアの採用はどのようにして行っているのかなど気になる点を口コミや評判も含めて詳しく解説していきます!
また、スカウト媒体にお悩みの人事のために、33個のスカウト媒体を解説した資料をご用意しております。
無料ですので、以下からお受け取りの上、自社に最適なスカウト媒体の選定にお役立てください。
慶應義塾大学卒業後、株式会社リクルートキャリアにて累計100社以上の採用コンサルティングに従事。現在はサクルートにて様々な企業のダイレクトリクルーティングを支援。
転職ドラフトとはイベント型のエンジニアに特化したスカウトサービス
株式会社 | 株式会社リブセンス |
サービス提供開始日 | 2015年 |
ユーザー数 | 各回のドラフト参加人数は600人前後 |
特徴 | イベント型のエンジニアに特化したスカウトサービス |
企業から直接ITエンジニアに向けてスカウトができるダイレクトリクルーティングサービスです。プロジェクト経験やスキルをもとに、企業が年収付きで指名を行う「競争入札型」の転職サービスです。
開催期間は月に1回
転職ドラフトの開催は毎月開催しています。開催されたら、自社が求めている候補者へ指名をしましょう!
年間の開催スケジュールはこちらから確認できます。
指名ができる期間は約2週間
転職ドラフトで指名できる期間は約2週間あります。
転職ドラフトの特徴
面談承諾率は30.6%と高水準!
転職ドラフトでの面談承諾率は30.6%、スカウトの返信率も約90%、他のダイレクトリクルーティングサービスに比べ高水準です。
この高水準を可能にしているのは、「スカウトメールの信頼性」です。企業がスカウトメールを送信するときにはエンジニアが転職ドラフトが作成したフォーマットで作成されたレジュメを熟読したうえで送信を行うため、自社の候補者にあった具体的な内容のスカウトメールが送信できます。
そのため、高確率で候補者のエンジニアと出会えるでしょう!
登録者は実力あるエンジニア限定で参加には審査がある
転職ドラフトでは、実力あるエンジニア限定となっており参加には審査があります。エンジニアのスキルや経験をじっくり確認してくれます。
開発経験のある技術の詳細内容はもちろん、直面した課題やその解決までどのようにアプローチをしたのか、成果の記載から再現性があるか自走力があるかといった視点で審査し、合格判定を出します。
エンジニア特化型のレジュメ
転職ドラフトでは、性格なエンジニアの実力や思考性が分かるようなレジュメを独自に作成しています。そのため、企業側から「なぜあなたが採用したいのか」といったことを明確にアプローチできることにより候補者からの高い返信率が期待できます。
事前に年収を提示した採用
転職ドラフトでは、事前に年収を提示したうえでスカウトを送るのが特徴です。エンジニアの離職理由の大半は「年収が業務内容と見合っていない」ということです。そのミスマッチが採用前に事前にわかるのが大きな特徴といえるでしょう。
「最も高い年収じゃないといけない」という心配があるかもしれませんが必ずしも最も高い年収を提示したからといってその企業にエンジニアが就職を決めるということではないので、自社のアピール力も必要になってきます。
転職ドラフトの良い口コミ・評判
転職ドラフトの良い口コミ・評判を紹介します。
詳しく見ていきましょう!
反応率や決定率も他社と比較し、倍以上
選抜された技術力の高いエンジニアが多いことや運営側で事前添削の上、詳細な経歴が記載されているので判断しやすくスカウトが非常に打ちやすいです。
反応率や決定率も他社の倍以上なので非常に素晴らしいサービスだと思います!
引用:転職ドラフト採用担当者向けサイト
転職ドラフトでは、選抜された技術力が高いエンジニアが多く、エンジニア自身の詳細な経歴が記載されているのでスカウトがしやすいと評判です。
また、スカウトの承認率や返信率も他ダイレクトリクルーティングサービスに比べ高水準なので、スカウトの内容を詰め送信した結果の対価は大きいでしょう。
一番の魅力は参加者とダイレクトにつながれること
『転職ドラフト』の一番の魅力は参加者とダイレクトにつながれるところだと思います。誰のフィルターも通さずに参加者と企業のお互いの考え方を伝え合うことができるので、情報の透明性が高く、当社の採用スタンスととても相性が良いです。これからも積極的に活用させていただきたいサービスです。
引用:転職ドラフト採用担当者向けサイト
参加者とダイレクトにつながれるということも評判です。また、情報の透明性が高いことによりミスマッチも防げているようです。今までエンジニアの離職率が高いことが悩みだった企業はぜひ参考にしてください。
ニッチな事業を展開する会社でも優秀なエンジニアを採用可能
弊社のように創業間もなく、B2B×Fintechのニッチな事業を展開する会社でも優秀なエンジニアにリーチできることが転職ドラフトの魅力です。転職ドラフト開催シーズンになると、すべてのレジュメを読み、スカウトメッセージを通してコミュニケーションさせて頂いています。会社の成長に合わせて今後もずっと使い続けていきたいサービスです。
引用:転職ドラフト採用担当者向けサイト
スタートアップ企業やベンチャー企業であると、大手企業と比較されるのではないかといった心配もありそうですよね。しかし、そのような企業でもスカウトメッセージにおいてエンジニアのレジュメを熟読し、来てほしい理由を明確に伝えられられば無事採用につながるでしょう。
転職ドラフトの悪い口コミ・評判
転職ドラフトの悪い口コミ・評判をまとめました。
詳しく紹介します。
自社のエンジニアによる採用への手助けがないと難しい
エンジニアへ自社の魅力を伝えるのと同時に「あなたに来てほしい」というアピールをするために、エンジニアの知識がないとどうしても難しい。エンジニアが採用に関わってくれるならいいがそうではない場合はスカウトが難しい。
言語やフレームワーク、クラウド、経験(バックエンドエンジニア、ネットワークエンジニアなど)エンジニアについての知識がないと採用が困難となってしまいます。
早く採用したい場合や採用のタイミングが決まっている場合は難しい
ドラフトスケジュールが決まっているので、早く採用したい場合や採用したいタイミングが合わないことが若干他のダイレクトリクルーティングサービスに比べて良し悪しかと思います。
登録してから採用までに時間がかかる場合があるので早く即戦力となる人材を採用したい際は他サービスを検討した方がよさそうです。
転職ドラフトではドラフトの開催期間が決まっており、タイミングによっては1か月後の採用となってしまうので自社で採用したいタイミングと合わない場合は導入が難しいといえます。
スカウトメールを送信するのが大変
転職ドラフトでは、スカウトメールの一斉送信ができなく、1人1人へのスカウトメールを作成し送信しなければいけないので採用担当者の作業コストがある。もちろん自社にきてもらいたいというアピールも必要なので、慣れていないと時間もかかってしまいます。
転職ドラフトは、スカウトを送るときに運用のコストがかかってしまいます。そのため、採用担当者のコア業務が圧迫されてしまうといった事例もあるようです。
転職ドラフトのポイントまとめ
向いている企業 | 向いていない企業 |
・優秀なエンジニアを採用したい企業 ・スカウトを送信できる作業コストが確保できる ・一定の年収を支払うことができる | ・エンジニアを採用したいタイミングが決まっている ・採用に自社のエンジニアが協力できない |
詳しく紹介します。
転職ドラフトに向いている企業
まずは、優秀なエンジニアを採用したい企業です。また、候補者へのスカウトもレジュメを熟読したうえで送信する必要があるのでその分の作業コストを確保できる企業が向いています。
また、転職ドラフトでは企業は年収を提示する採用手法なので、提示年収の90%を下回ることができないので一定の年収を支払えることができる企業も向いています。
転職ドラフトがおすすめできない企業
エンジニアを採用したいタイミングが決まっており、そのスケジュールが転職ドラフトの開催期間と合わない場合は見合わせたほうがよいでしょう。
また、スカウトを送信する際に、レジュメを熟読し候補者に興味を持ってもらう必要があります。そのためには、採用担当者がエンジニアの知識があるか自社のエンジニアの力を借りられなければ難しいでしょう。
転職ドラフトの利用手順
転職ドラフトの利用手順を紹介します。
担当者よりサービスの利用料金の説明、提案があります。
専用のフォームより申し込みをします。
転職ドラフトについてよくある質問
- 提示年収が高くないと承諾されないのでは?
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年収の金額も大切ではありますが、エンジニアが指名を承諾する際の理由としては年収だけを重要視しているわけではないです。「指名を承諾するする際の基準は?」というアンケートに対して最も票を得たのは「自分を必要としていることが伝わる」と回答しています。
候補者には、エンジニアのレジュメを熟読し、来てほしい理由を明確に伝えられることを意識しましょう。
- ベンチャーやスタートアップなどの小さい企業だと承認されないのでは?
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過去の承認率からみても、規模の大小によっての影響はほとんどないようです。実例、多くの指名を受けた人気のあるエンジニアが、唯一面談承諾を受けたのは社員10名以下の企業で採用までたどり着いたケースもあります。
そのため、規模を重視しないエンジニアは数多くいるでしょう。
- 転職ドラフトは、採用の効率面では良くないのではないかと心配
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転職ドラフトでは、1to1でスカウトを送信する必要があるので、その分作業コストはかかります。しかし、スカウトの返信率は約90%(面談承諾率は30.6%)と他サービスと比較しても高水準です。そのため、工数以上のリターンが期待できるでしょう。
転職ドラフトまとめ
転職ドラフトは、イベント形式で企業側から直接自社が求めている優秀なITエンジニアへスカウトができるダイレクトリクルーティングサービスです。
企業は年収を提示する採用手法であったり、エンジニアのレジュメを熟読したうえでのスカウトメッセージを送る必要があったりなど特徴は様々です。
今までエンジニア採用に対して課題があった企業は導入を検討してみてはいかがでしょうか?