新しい採用方法として「ABABA(アババ)」という最終面接まで進んだ就活生にだけアプローチができるサービスが注目されています。採用の「過程」が可視化されており、就活生にとっては最終面接まで進んだことが評価され企業にとっては優秀な候補者にのみスカウトを送ることができます。
本記事では、新しいサービスなので怪しいという口コミがある中で、ABABAの詳細を知りたいというに向けてメリットやデメリット、評判を分かりやすくまとめました!採用がうまくいっていない企業や新しいスカウトサービスを導入したいと思っている企業にとって、利用したほうがいいかどうか判断材料のひとつになります。
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慶應義塾大学卒業後、株式会社リクルートキャリアにて累計100社以上の採用コンサルティングに従事。現在はサクルートにて様々な企業のダイレクトリクルーティングを支援。
ABABA(アババ)は怪しいって本当?実際は、優秀な人材だけにスカウト可能な優良サービス!
株式会社 | 株式会社ABABA |
サービス提供開始日 | 2020年10月 |
現在のユーザー数 | 3万人規模※2023年10月 |
特徴 | 就活過程が評価される新卒特化型ダイレクトリクルーティング |
ABABA(アババ)は就活過程が評価される、新卒特化型ダイレクトリクルーティングです。2020年10月にサービスを開始し、3期目の2023年10月には総ユーザー数は3万人、企業ユーザーは1000社を超えます。
「就職活動の過程が評価されてスカウトが届く」という新しい視点のサービスで他のダイレクトリクルーティングサービスとは性質が異なります。実際にどのような特性があるのか、見ていきましょう。
ABABAはどのようなサービスか
ABABAのサービスの特徴を以下にまとめました。
スカウト
最終面接まで進んだ、優秀な学生だけへアプローチが可能です。どの企業の選考を進んでいるのか可視化されます。また、自社に興味を持ってもらえそうかというのを確認することができます。
また、母集団の質と量を下げずに採用を追えることもできます。
推薦(お祈りエール)
最終面接で残念ながら採用できなかった就活生に対して、学生の今後を応援することができます。不採用通知ではありますが、採用できなかったが素晴らしい人材であるから他社に「推薦」したいと学生へ伝えるのが特徴です。
ABABAに登録したら他社に推薦しますという文面で、ABABAへの登録を学生へ促せます。
今までは、不採用通知はいわゆる「お祈りメール」と呼ばれ、送る側の精神的苦痛もありましたが「お祈りエール」になることでその精神的苦痛も軽減されるようです。
採用が効率化する
アババでは、どの学生がどのような企業の最終面接まで進んでいるのかビックデータを解析し、内定承諾まで繋がりやすい学生を会社ごとにデータ化してくれます。
また、他社の最終面接まで進んだ学生だけが対象なので、94%のユーザー企業がES、1次面接などのフィルタリングの選考をスキップした案内を送っています。
そのため、自社にマッチングしそうな学生が可視化されるとともに、フィルターとなる書類選考や1次面接をしなくてもよいというのは採用が効率化しそうですよね。
導入企業
大手からベンチャーまで多数の企業が登録しています。
ABABA(アババ)の良い口コミ・評判
ABABAの良い口コミ・評判を紹介します。
企業にとって、採用の流れでブランディングが向上するだけでなく、利用する就活生にとっても評判が良いです。詳細を見ていきましょう。
採用ブランディングが向上する
優秀な学生へ、不採用通知の「お祈りメール」を送る心痛さ、精神的苦痛がなくなりました。また、採用できなかった候補者との関係が継続することもありました。
自社では採用ができなかった学生に対して、いわゆるお祈りメールではなく「推薦」をすることができます。そうすることで、採用ブランディングが向上が見込めます。自社調査によると、顧客体験に満足した学生は、将来的には80%が中途人材として再度応募、62%が友人や後輩に推薦してくれた企業を薦める、そして53%が将来落ちた企業の顧客になります。
採用活動が効率的になる
最終面接までいった就活生にピンポイントでスカウトを送れるので、自社に合った優秀な方にアプローチができます!
最終面接までいく優秀な方へスカウトを送れるので、最終面接までのプロセスを省略できます。これは、就活生にとってもありがたいと評判です。
就活生が絶賛している
最終まで行ったのに落ちた…持ち駒増やしたい…って方にはABABAのサービスがオススメです!最終面接までに費やした時間が無駄にならず、その実績が評価され特別スカウトや選考スキップのお誘いがバンバン届きます!
引用:ABABA(アババ)公式サイト
てかABABAの何がいいかって”めっっちゃ使いやすい”事なんよ。
オファー来る企業のレベルクソ高いのも勿論最高なんやけど、LINEで全部完了するってのが最高。
毎回メール見たり別のアプリとかサイト見さされるのが殆どだから最高🥺
引用:ABABA(アババ)公式サイト
最終面接のお祈りメールを出すと、努力と優秀さが認められて他社の選考フローをカットして貰えたりスカウトが来る。
去年の今頃、最終面接で落ちて、また1からエントリーするのが辛すぎた時に、エゴサして見つけたサービス😢
もっと広がればいいのに!!
引用:ABABA(アババ)公式サイト
就活生からの評判が絶賛で、口コミでも広まっているようです。最終面接まで進んだ優秀な学生をスカウトできるのはABABA(アババ)の魅力ですよね。
ABABA(アババ)の悪い口コミ・評判【怪しいって本当?】
アババの悪い口コミ・評判を紹介します。
詳細を見ていきましょう。
利用企業や業界に大きな偏りがある
ABABA使ってたけどあそこ使ってる企業の9割がバリバリベンチャーばっかだった
企業の面接とか面談経て「俺はやっぱりバリバリ働くよりワークライフバランス整えたいなぁ」と改めて思えたから今の御社と縁があったと思う😌
引用:X(旧Twitter)
アババは、以前より大手企業も増えましたが競合と比べると、利用している企業は中堅ベンチャーを中心としているので就活生もベンチャーを希望する学生が多くなります。
地方の企業は利用しにくい
ABABA(最終選考まで進んだけど落とされたっていうのを、頑張ったねって評価してもらえてスカウトが来るアプリ)教えてもらって登録したけど非常に過疎ってる〜、勤務希望地を地方にしてるからかな、は〜😮💨過疎過疎っと
引用:X(旧Twitter)
利用している企業は基本的には首都圏のIT・WEB系のベンチャー企業です。そのため、地方の企業は利用しにくさを感じるかもしれません。
ABABA(アババ)の総評
向いている企業 | 向いていない企業 |
就活後半時期の採用に課題を抱えている | 採用について課題を感じていない |
優秀な新卒を採用したい | 採用は主に中途採用である |
未経験でも迎え入れる体制がある | 専門性の高い職種を求めている |
アババの利用に向いている企業、向いていない企業の特徴をまとめました。
詳細を見ていきましょう。
ABABA(アババ)に向いている企業
アババでは、効率的に優秀な新卒の就活生を採用したい企業にピッタリです。まず、最終面接まで進んだ優秀な学生にだけスカウトができるので、ESや1次面接をカットできるなど採用活動が効率化します。
また、就活期後半に内定辞退があり課題を感じている企業についても向いています。
お断りメールを送るのが心苦しい企業や、就活鬱に対して何かしら貢献したいという企業にもおすすめです。
ABABA(アババ)がおすすめできない企業
アババは、最終面接まで進んだ優秀層だけにスカウトできるサービスです。そのため、大学1年生に対しても積極的にインターンシップなどを行いながらその中で採用を出す企業や、すでに母集団が大きくあり、採用活動に対して困っていない企業ではあまり必要性を感じないかもしれません。
しかし、「推薦(お祈りエール)」を行うことで企業ブランディング向上が見込めます。
また、採用の中心が新卒採用ではなく中途採用の場合も向いていない企業です。
ABABA(アババ)の利用手順
アババの利用の流れをまとめました。
料金が気になる場合は、「料金表をダウンロードする」ボタンをクリックして必要情報を入力するだけです。
ABABA(アババ)は優秀な新卒の採用に向いている
2024年2月現在のアババは、新卒の就活生からの前向きな口コミ・評価が多く見られました。企業にも就活生にとってもWin-Winなサービスなので今後利用企業が増えていくことが予想されています。
アババでは、最終面接まで進んだ優秀な新卒の採用に対して課題を感じている企業に向いています!
企業のブランディングが向上や新卒鬱という社会問題にも貢献できるのもアババが評価されている背景のひとつなので、採用においてそのようなことも解決していきたい企業はぜひチェックしてみましょう。