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採用支援とは?具体的な支援の内容やサービスの選び方を徹底解説!

企業の成長や発展に必要不可欠である採用活動。決して少なくはない金額が動くため費用対効果を十分に検討する必要がありますがノウハウが少なく、思うように採用を進められない企業は少なくありません。

また近年は、採用方法の多様化などにより採用担当者の業務負担が増加傾向にあり、「コア業務に集中できない」といった悩みをもつ企業も増えてきました。

採用業務全般に関わる悩みを持っている企業におすすめなのが、採用支援サービスの利用です。

本記事では採用支援サービスの概要、サービス内容、選び方、おすすめサービスを紹介します。

最後まで読むことで、自社の採用にかかるコストの削減や、質の高い採用が可能になるでしょう。

目次

採用支援とは?採用活動を支援するサービス

採用支援は、企業が従来より質の高い採用ができるよう支援するサービスの総称です。

新卒採用、中途採用、パート・アルバイト採用支援はもちろん、採用にかかる多くの作業の業務代行、採用後の研修を請け負うサービスもあります。

採用支援サービスごとに特徴が大きく異なるため、契約前にサービス内容、予算、コミュニケーションの頻度や取り方をよく確認しましょう。採用支援サービスの後悔しない選び方を知りたい方は、「自社に最適な採用支援サービスを選択するポイント」も参考にしてください。

  • 採用支援は、企業がより良い採用ができるよう後方から支援するサービスのこと
  • サービス内容は直接的な採用支援、採用にかかる業務代行、採用後の研修など
  • サービス内容、予算などはサービスごとに大きく異なるため下調べは必須

採用支援サービスの種類6つ

採用支援サービスの内容は、大きく分けて以下の6つです。企業の課題を洗い出し採用計画を立てるコンサルティング業務から、契約事務サポート、システム・ツール支援など多岐にわたります。

「採用担当の業務負担が大きくコア業務に専念できない」「採用してもすぐ辞める」「ダイレクトリクルーティングをしたい」など、企業により課題や目的はさまざまです。

どのようなサービス内容を利用すれば高い費用対効果を得られるのか、慎重に検討しましょう。

採用コンサルティング業務

企業の課題に応じて、最適な採用計画や活動方法を提案するのが採用コンサルティング業務です。採用課題や将来のビジョン、経営戦略は、企業により大きく異なります。自社に合った採用計画を立てるために、採用のノウハウを蓄積した第三者の介入も視野に入れましょう。

特に企業からの要望として多いとされているのが、採用コストの見直し、母集団の形成などです。

採用課題におけるコンサルティングの他、採用担当者に対する研修や育成、採用された人材に対するコンサルティングを行っているサービスもあります。

どのような分野に強いサービスなのかも、きちんと検討する必要があるでしょう。例えば新卒支援では潜在能力を見極める力が必要ですが、中途採用では基本的に即戦力になる力を見極めるノウハウが必要です。

人材採用における支援

人材採用における支援の方法としてあげられるのが、人材紹介、人材派遣、求人媒体の3つです。サービスを決める際には、どのような採用方式が得意なのかを加味して決めましょう。

人材紹介は、企業と人材のマッチングを目的としたサービスで、転職・就職希望者のデータベースから企業に合った人材を見つけます。ダイレクトリクルーティングなども、人材紹介サービスのひとつ。専門的知識を必要とする少ない人材を見つけるのにも最適です。

人材派遣は、派遣会社に登録している人材をあらかじめ決められた期間派遣するサービスです。直接雇用ではなく、決められた期間に決められた人数だけ利用したい場合におすすめといえます。

求人媒体は、企業の求人情報を多くの求職者に公開するサービスです。自社の魅力をアピールして、大量の採用したい場合などにおすすめといえます。

採用業務代行

採用支援サービスでは、採用にかかる雑多な業務の代行の依頼が可能です。主な業務を、以下にまとめました。

  • 採用戦略の立案
  • 採用戦略に合った媒体の提案
  • スカウトメールなどの作成・添削・配信
  • ターゲット抽出・母集団の形成
  • 応募メールの返信対応
  • 面接日の調整
  • 効果の測定レポート
  • その他の採用エージェントとのやり取り
  • その他

採用にかかる雑多な業務の代行を依頼することで、自社の採用担当者はコア業務に専念できる時間が抽出できます。特に近年は採用の手段が増えており、採用担当者の業務量も増加傾向にあるといえるでしょう。

外部に依頼できる業務を洗い出すことで、より質の高い採用が期待できます。採用代行業務の詳細は、以下の記事をご覧ください。

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人材育成支援

新人社員の育成・研修や、面接官の育成、現職員のスキルアップ研修を行っている採用支援サービスもあります。新人社員の育成・研修では、スキルアップ、組織への順応、企業理解などはもちろんのこと、採用後の定着率の向上が期待できます。

また面接官は、採用者が初めて会うため企業の顔といっても過言ではありません。売り手市場の昨今、少しでも横暴な態度、見下した態度などが見られれば、良い人材を採用することは難しいです。

面接官の育成支援の需要は、少しずつ増加傾向にあります。

契約事務サポート

新卒、中途、パート・アルバイト、派遣など雇用形態を問わず契約にかかる事務のサポートの代行を依頼できます。契約締結はもちろんのこと、契約更新のサポートも依頼可能です。

従業員の数が増えるほど、契約更新など情報管理が複雑化します。これらを外部に依頼することで、自社の負担を軽くでき、コア業務に専念できる時間が捻出できるでしょう。

システム・ツール支援

採用にかかるシステム・ツールの提案や導入、使い方などを教えてもらえるサービスです。応募者との連絡手段となるシステムや、応募者を管理するデータベースなどがあげられます。応募者の選考状況、評価情報、履歴書・職歴のデータを一目で見られれば採用業務の効率化が期待できるでしょう。

採用業務をより効率的にできるシステムの導入をすることで、自社の採用に割く時間や工数が減らせます。

自社に最適な採用支援サービスを選択するポイント3つ

自社に最適な採用支援サービスを選択するポイントは、以下の3つです。

多くの企業が使用している採用支援サービスだからと言って、自社に最適とは限りません。自社の課題や目的、経営戦略等を洗い出し、フラットな視点を持ち検討する必要があります。

自社の採用課題を洗い出し優先順位を決める

自社の採用課題を洗い出し、解決すべき課題の優先順位を決めましょう。何から手を着けるべきなのかを考え、最重要の課題から解決できるよう採用計画を立てていきます。

また、どのような人材を採用したいのかもピックアップしておくことがおすすめです。

これらを決めることで、利用すべきサービス内容が浮かび上がってくるはずです。

採用計画を立てる段階で難しさを感じる場合は、採用戦略コンサルティングが可能なサービスを選びましょう。ノウハウを持つ第三者からの意見を取り入れることで、自社の採用課題をより早く解決できるかもしれません。

費用対効果を考える

採用活動は、企業においての大型投資と言えるでしょう。採用にかかる費用はもちろん、採用業務や新人育成の時間などあらゆる費用がかかります。採用課題を解決できるよう計画を立て、何に予算をどれほど割くのかを細かく決めておくことがおすすめです。

例えば、新人がすぐ辞めることが課題の企業は、新人の定着率の向上を図る研修のサービス内容がある採用支援を受けると投資の効果が高まる期待ができます。

自社の採用における性質と、採用支援サービスの性質をよく考えてサービスを選びましょう。

採用支援担当者とのコミュニケーション方法や頻度を知る

採用支援サービスの担当者とのコミュニケーション方法や頻度をあらかじめ知っておくことで、自社の採用担当者の業務がどの程度軽減できるかを想定できます。

コミュニケーションが簡易的であるほどコア業務に集中できる時間が増えますが、すれ違いが起きる可能性が高まる点には注意が必要です。定期的なミーティング、レポートの提出があるかはチェックしましょう。

また、メールやチャットを使ったテキスト形式か、電話やビデオチャットなどの通話形式かもチェックすることがおすすめです。テキスト形式は気軽に連絡ができる反面、すれ違いが起こりやすい方法といえます。一長一短のため、自社に合った形式を選ぶことがおすすめです。

採用支援サービスおすすめ5選

採用支援サービスのおすすめ5つを紹介します。

新卒採用に強いサービス、中途採用に強いサービス、あらゆる業種に対応しているサービスなどジャンル別のおすすめをまとめました。

スクロールできます
サービス名リクナビ
(株式会社リクルートキャリア)
doda
(パーソナルキャリア株式会社)
Career Mart
(株式会社キャリアマート)
LEGGENDA
(株式会社レジェンダ)
イーキャリア
(SBヒューマンキャピタル株式会社)
ターゲット新卒採用、中小企業転職・中途採用新卒・中途採用全般クリエイティブ、IT、転職
メイン業務求人掲載ダイレクトリクルーティング
人材紹介
求人情報等
採用業務代行
※全体計画、母集団形成、選考、内定・入社まで
採用業務代行
インフラ・ツールの準備等
求人掲載
費用要問合せ公式HP要確認3万円/月~要問合せ4週間10万円~
特徴
新卒採用に力を入れたい中小企業は必見
さまざまなコースから自社に合ったモノが見つかる最短3日から依頼が可能!リーズナブルに始められるあらゆる採用業務を代行!インフラ・ツールの準備も人材と企業がよりライトにマッチングできる機能

リクナビ(株式会社リクルートキャリア)

画像引用:リクナビ公式HP

採用ターゲット新卒採用、中小企業
メイン業務求人掲載
費用要問合せ

新卒採用に強い採用支援サービスを検討している中小企業におすすめなのが、リクナビです。掲載企業の半分以上が中小企業であり、実績も多くあります。また、新卒採用に強いことも特徴のひとつ。中途採用ではなく、新卒採用に力を入れたい企業はチェックすべきといえるでしょう。

新卒学生の興味関心と企業の分野のシンクロ率が高ければ、企業規模に関わらずその学生に求人が掲載されます。

学生数の数が他サービスと比べても多い傾向にあるため、新卒採用を検討中の企業は公式HPをチェックしましょう。

doda(パーソナルキャリア株式会社)

画像引用:doda公式HP

採用ターゲット転職・中途採用
メイン業務ダイレクトリクルーティング、人材紹介、求人情報等
費用公式HP要確認

転職・中途採用に強い採用支援サービス・doda。専門性の高い希少な人材に直接自社をアピールできるダイレクトリクルーティングはもちろん、独自のデータベースを利用した人材紹介サービスにも対応しています。

また求人情報を掲載することも可能で、それぞれ料金形態が異なります。あらゆる業種に対応できるサービスといえるでしょう。詳細は採用担当者向けの公式HPをご覧ください。

Career Mart(株式会社キャリアマート)

画像引用:キャリアマート公式HP

採用ターゲット新卒・中途採用
メイン業務全方位代行可能(全体計画、母集団形成、選考、内定・入社まで)
※詳細は公式HP要確認
費用3万円/月~

新卒・中途採用ともに強い採用支援サービス・キャリアマートは、あらゆる業務の代行を行っています。採用戦略など全体計画のコンサルティングや企画はもちろん、母集団形成、応募者からのメール返信、選考、内定・入社まであらゆる業務を請け負っています。

最短3日から依頼可能で、金額は月額3万円から。依頼する業務をうまく調整することで、高い費用対効果が望めるでしょう。お試し間隔で、最初は少ない業務だけ依頼することも可能です。詳細はお問い合わせください。

LEGGENDA(株式会社レジェンダ)

画像引用:レジェンダ公式HP

採用ターゲット全方位
メイン業務採用代行、インフラ・ツールの準備等(全方位型)
費用要問合せ

コンサルティング、媒体管理、インターンシップ代行、インフラ・ツール準備などあらゆる業務を代行している採用支援サービス・レジェンダ。少人数の採用はもちろんのこと、100人以上の大量採用の実績も持ち合わせています。

採用はもちろん、人事労務に関する業務に関してもノウハウがあることが特徴です。どのようなサービスを受けるかにより費用は大きく変化するため、まずは問い合わせてみましょう。

イーキャリア(SBヒューマンキャピタル株式会社)

画像引用:イーキャリア公式HP

採用ターゲットクリエイティブ、IT、転職
メイン業務求人掲載
費用4週間10万円~

ソフトバンクグループであるSBヒューマンキャピタル株式会社が提供する採用支援サービス、イーキャリア。エンジニアやクリエイティブ職など、IT・WEBなどに強みがあるサービスです。

他の採用支援サービスと比べて利用者が少なく、求人倍率が低めの傾向となります。ただし利用者と企業が他サービスよりも気軽にマッチングできる機能があり、使い方次第では高い費用対効果が期待できるでしょう。

採用支援サービスを活用して自社のコア業務に集中しよう

採用支援サービスの概要と、おすすめサービスを紹介しました。採用支援サービスの内容は多岐にわたり、それぞれ料金形態、強み、性質が異なります。

自社の現状を整理し、より高い費用対効果を生み出せるサービスを利用することで、質の高い採用が可能となるでしょう。

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