Wantedly(ウォンテッドリー)は2012年からサービス提供をしている新感覚SNS型スカウト・求人サービスです。他の求人媒体とは違い、企業理念・ミッション・価値観、社風等に共感する人材を集められる点が1番の魅力といえます。
しかし「本当に導入して効果が現れるのか?」「実際の使用感は?」「費用対効果はどうなのか」など、気になる点がいくつもあるでしょう。本記事ではwantedlyを実際に利用したリアルな企業の口コミ・評判を紹介します。
1ヶ月の無料トライアル期間もあるので、本記事を読み自社に合っているかどうかを判断し、試すか否かを決めましょう。
また、スカウト媒体にお悩みの人事のために、33個のスカウト媒体を解説した資料をご用意しております。
無料ですので、以下からお受け取りの上、自社に最適なスカウト媒体の選定にお役立てください。
慶應義塾大学卒業後、株式会社リクルートキャリアにて累計100社以上の採用コンサルティングに従事。現在はサクルートにて様々な企業のダイレクトリクルーティングを支援。
Wantedly(ウォンテッドリー)はSNS型スカウトサービス
株式会社 | ウォンテッドリー株式会社 |
サービス提供開始日 | 2012年 |
現在のユーザー数 | 350万人以上 |
特徴 | SNS感覚で企業理念・ミッション・社風をアピールできる |
SNS感覚で社風をアピールできる、新感覚のスカウトサービス『wantedly』。新卒、中途採用、副業、インターンなどの情報掲載にも対応しており、優秀な人材と密接に繋がれることが1番の魅力です。
他の求人広告とは違い、給与条件の記載はできません。その代わり企業のミッション、理念、価値観をアピールすることで他企業との差別化を図れます。
他求人媒体では出会えない層へのアピールが可能になる他、社風に合った人材を採用する際にも便利です。
共感でマッチングする新感覚スカウトサービス
wantedlyは共感でマッチングする新感覚のスカウトサービスで、企業のミッション、理念、価値観に共感する人材を集められることが1番の特徴です。「採用をしたが社風が合わず数ヶ月で辞めてしまった」など、人間関係や企業の雰囲気等での離職率の低下が期待できます。
給与条件や福利厚生は掲載できません。給与条件・福利厚生も会社の魅力のひとつであるといった声も多い傾向にありますが、今のところ掲載に関するアップデートは行われていない状況です。
なおwantedly内でサイトを作ることができ、作成したサイトは高確率でGoogle検索1位になります。ほぼ上位になるため、自社の広報にもなるでしょう。
採用コストを抑えられる
月額利用料は5万円~と、通常の採用媒体の月額相場よりも安い設定となっています。しかも成果報酬0円で、掲載無制限。1ヶ月の無料トライアルも用意されているので、お試し感覚で導入に踏み切れるのも魅力です。
通常、月額利用料は10~20万円程度なので、5万円は破格といえるでしょう。プランによりできることが変わるので、詳細は料金表をダウンロードすることがおすすめです。
350万人以上の登録者!20代を中心に若手が多く登録している
wantedlyには2024年1月現在、350万人以上の登録者がいます。20代~30代の若者中心で、職種はエンジニア、デザイナー、セールス、マーケティングなどがメインです。IT人材が多く登録しています。
2012年にサービスを開始して以来右肩上がりに会員数を獲得しており、今後も登録者は増加傾向であることが期待できます。
wantedlyの詳細をより知りたい場合、wantedlyのhelp centerの企業向け・wantedly採用サービスを確認することがおすすめです。細かい機能の使い方、用語の説明、支払い方法まで記載されているため導入を検討している企業はチェックしてみましょう。
Wantedly(ウォンテッドリー)の良い口コミ・評判
wantedlyの良い口コミ・評判を紹介します。
SNS型のスカウトサービスならではのメリットが多数あり、他のスカウト代行サービスや求人媒体、人材紹介で良い結果が出せなかった企業に向いているといえます。
ハイレベル人材からの返信率が高い
他媒体に比して高スペック人材から高反応
(中略)想定以上の高スペック人材から高反応が得られ、逆の意味でお断りせざるを得ないケースもありました。
引用:ITreview
ハイクラスなユーザーが多い人材データベースを保有している企業はいくつかありますが、その中でも反応率(返信率)が高いといった意見です。
wantedlyは、スペックの高い人材の割合が多いことが特徴のサービスではありません。さまざまな人材が登録していますが、その中で上手く自社をアピールできればハイレベル人材からの返信が期待できます。
意欲ある若手の採用ができる
エージェント経由ではなく、自身で会社を探しているユーザーにアプローチができるため、比較的転職意欲が高い人に出会うことができるようになった。
引用:ITreview
「企業のミッション・理念・社風を自分の目で確認して入社したい」と考えるユーザーが多く、転職に意欲的です。転職顕在層に出会いやすく、面談率も他求人媒体よりも高くなることが期待できます。
エージェントからの情報を待つだけではなく、積極的に動ける人材が欲しいのであればチェックしてみましょう。
採用広報にも使える
採用広報を始めるならうってつけのサービスです。
管理画面のメニューが上から、アナリティクス、募集、ストーリーとなっており、上から順番に行なっていけば、自然と採用広報のような動きになるようになっています。
引用:ITreview
公式HPとしても利用できるページを作成できるため、採用広報としても利用できることが魅力です。契約後、管理画面を開き順番に情報を入力していくだけで基本的な広報ができます。
作成したページはGoogle検索で上位になる可能性が非常に高く、会社について深く知りたいユーザーに効率よくアプローチが可能です。
企業にマッチした人材を採用しやすい
求人票も給与や福利厚生などの定量的な条件を記載する欄がないので、本当に企業のカルチャーやビジョンに興味を持ってくれている人からの応募が多い印象です。
引用:ITreview
求人票には通常給料や福利厚生、給与条件などについて掲載します。しかしwantedlyは定量的な条件を記載する欄がないため、企業のミッション・ビジョン・カルチャーのみを判断材料としていることが特徴です。
給料・福利厚生込みで人材募集をしたいケースには向いていませんが、社風に合った人材を採用したいならうってつけのサービスといえるでしょう。
Wantedly(ウォンテッドリー)の悪い口コミ・評判
wantedlyの悪い口コミ・評判をまとめました。
wantedlyは企業理念・ミッション等に共感する人材を探すために、企業がさまざまな情報を発信する必要があります。事務的に採用をしたい企業には向いていないといえるでしょう。
詳しく紹介します。
事務的に採用したい企業には向いていない
事務的な記事でしか掲載しないのであれば、使用しないほうが良いと考えます。
引用:ITreview
wantedlyのモットーでもある「企業理念・ミッションへの共感からマッチングする」を叶えるためには、企業が自社のリアルな体験を発信する必要があります。
wantedlyに登録しているユーザーは、企業から発信される情報を元に判断をします。そのため事務的な採用を行いたいと考えている企業の場合、良い人材が見つからない可能性が高いです。
検索機能が使いにくい
検索機能がやや使いにくく感じる。属性やキーワードの絞り込みが使いやすいとなお良いと思います。
引用:ITreview
他の媒体と比べると、少々検索機能が使いにくい印象があるようです。
理想的なユーザーの絞り込みが難しく、母集団を形成するのには時間がかかるかもしれません。検索機能に関しては利用する人により使用感が変わるため、お試し1ヶ月の期間で試してみると良いでしょう。
SNS型ならではの運営・情報入力が面倒くさい
メンバー登録を社内でしてもらうのが大変。社員の協力が得にくいとメンバー欄がスカスカとなりかなり見栄えが悪くなって求職者から見た印象もマイナスになりそう。
引用:ITreview
wantedlyには社風をより詳しく伝えるために、社員の情報を掲載する欄が設けられています。しかしこの欄をうまく埋めることができなければ、見栄えが悪くなり採用の機会を逃してしまうかもしれません。
あらかじめ社員が紹介文章を書く時間を設けるなど、対策が必要でしょう。社員が協力的であれば、そこまで気になるポイントではありません。
登録者の職種の幅が狭い
採用媒体としては、転職希望者の登録層(職種)を広げていただけると、より他媒体よりも利用頻度があがると思います。
引用:ITreview
wantedlyは基本的にIT人材が多く、エンジニア、デザイナー、セールス、マーケターなどがメインとなっています。そのため管理職・経営陣など転職採用難易度が高いポジションを採用したい場合には、あまり向いていません。
ほとんどの職種に対応していますが、人数が明らかに薄い職種も多いです。まずは自社が求める人材の数を、トライアルにて調査することがおすすめです。
Wantedly(ウォンテッドリー)の総評
向いている企業 | 向いていない企業 |
・企業の経営理念などを知ってもらいたい ・ミッションや理念に共感してくれる人材が欲しい ・社員がオープンで協力的 ・発信することが得意または苦にならない | ・採用コストが嵩んでも優秀な人材が欲しい ・事務的な募集がしたい ・発信することが不得意・時間が取れない ・SNSのノウハウがない |
wantedlyに向いている企業は、SNS慣れしており企業の経営理念やミッションなどに共感してくれる人材がほしい企業です。ベンチャー企業、成長企業などに向いているといえるでしょう。
詳しく紹介します。
wantedlyに向いている企業
wantedlyに向いている企業は、企業理念、ミッションに共感し社風にマッチした人材を探したい企業です。SNS慣れしており情報発信のノウハウがある企業であれば、なお向いていると言えるでしょう。
また社員がオープンで協力的であれば、wantedlyの運営も上手くいく傾向にあると推測できます。
企業の情報を発信する時間を充分に取れるのであれば、導入を検討しても良いでしょう。
「給与条件を良くして採用した人材が、社風が合わないことが理由でわずか数ヶ月で辞めた」などのミスマッチを防げます。
wantedlyがおすすめできない企業
wantedlyは情報発信が必要なSNS型スカウトサービスです。そのため情報発信をする時間がない企業、SNSに不慣れな企業、事務的な採用をしたいと考えている企業は向いていません。
また「高い給料を払うのでとにかくハイレベルな人材に来てほしい」と考えている企業も、このサービスとは合わないでしょう。
しかし一概に導入をやめた方が良いとはいえません。wantedlyを上手く活かしたい、他サービスには居ないそうにアピールしたいなど目的が合うのであれば利用を検討してみることがおすすめです。
Wantedly(ウォンテッドリー)の利用手順
Wantedlyの利用手順を紹介します。
会社のHPを充実させたり、候補者へのアプローチ・対応をしたりします。
Wantedly(ウォンテッドリー)は企業の理念に共感する人材を集められる
wantedlyは他求人媒体とは大きく異なるSNSスタイルの採用媒体で、他求人にはいない層に向けてアプローチが可能です。給与や福利厚生など定量的な条件ではなく、企業理念・ミッション・社風に共感してくれる人材を求めているときにおすすめであるといえます。
他のサービスと併用することで、より質の高い採用が可能になるでしょう。