「チアキャリア」は成長志向の優秀層学生が多い人材データベースから、自社にマッチングするユーザーを探しアプローチできる採用支援サービスです。
しかし、実際に導入を検討する際に気になるのが、導入した企業からの評価でしょう。
本記事では、チアキャリアの評判・口コミを詳しく紹介します。
慶應義塾大学卒業後、株式会社リクルートキャリアにて累計100社以上の採用コンサルティングに従事。現在はサクルートにて様々な企業のダイレクトリクルーティングを支援。
チアキャリアとは?
引用:チアキャリア公式HP
運営会社 | 株式会社Cheer |
サービス提供開始日 | 2020年7月 |
利用料金 | 年間10万円~ |
\特徴/ ベンチャー企業など成長企業に特化!人材のほとんどがGMARCH、関関同立以上で優秀層の割合が高い |
ベンチャー企業やスタートアップ企業など、成長企業を希望する学生が多数登録していることが特徴の採用支援サービス「チアキャリア」。
ネームバリューや安定性よりも、自身のスキルアップを主軸としたい学生が多く登録していることが特徴です。
大手の転職支援サービスで、大企業や有名企業との競争に負けるベンチャー企業は少なくありません。また実際に採用にこぎ着けても、離職率が高い、求めているものとは違う働き方をする学生だったなど、採用課題に直面する企業もいます。
そうした成長企業の悩みや課題をサポートしてくれる支援サービスとして、注目を集めています。
チアキャリアの特徴
チアキャリアの特徴を紹介します。
成長や働きがいを求めている学生が多い
チアキャリアに登録している人材は、働きがいや自身のスキルアップ、会社の成長を求めている学生が多いです。自主的に動いてくれる学生は決して少なくなく、「入社後に活躍してくれる人材が多い」と感じる企業は多い傾向にあります。
母集団の質が高い
チアキャリアに登録している人材は、大手安定志向NG、一括エントリーNG、ネームバリューでの企業選びNGなど、形骸化・形式化した就活ルールや世間的な企業の選び方に左右されません。
充実した絞り込み機能で求める人材を探しやすい
自社をフォローしている学生、当日ログインした学生など、絞り込み検索が充実しています。アクティブユーザーに効率的にアプローチできるため、求める人材を探しやすく、レスポンスを得やすいです。
チアキャリアの機能例
引用:チアキャリア公式HP
チアキャリアの機能の一部を紹介します。
スカウト機能
新卒・インターン・転職など、全てのユーザー層にスカウトができます。
絞り込み検索機能
アクティブユーザーの中から、自社に最適なユーザーを絞り込めます。マッチング率の向上が期待できる絞り込み条件もあり、有効に活用できるでしょう。
情報のリアルタイム更新機能
学生が情報を更新した際は、リアルタイムで情報が更新されます。最新のログイン情報も扱っているため、よりピンポイントなスカウトを送信できます。
顔写真付き履歴書をPDFでダウンロード
卒業論文やゼミ、インターンや留学経験、ボランティア活動などはもちろん、自己評価や将来の展望もまとめてチェックできます。これらの情報は顔写真つきでPDFダウンロードができます。
チアキャリアの良い評判と口コミ!利用に向いている企業
チアキャリアの良い口コミを紹介します。
ベンチャー企業など成長企業向けのサービスではありますが、新しい風を吹かせたいと考える企業にも向いているといえるでしょう。詳細を紹介します。
ベンチャー志向の学生が多く入社後に活躍してくれる人材が多い
ベンチャー企業希望の成長志向の学生が多く登録していて、やり取りも非常にスムーズに進みます。
実際に採用に至った人材は、自主的な言動が多く仕事への意欲があり、活躍してくれる学生が多いです。
成長志向の人材が多く登録しているため、入社後は実際に活躍してくれる人材が多いとの声がありました。
スキルアップや将来独立したいと考える学生も多く、仕事に対して積極的な姿勢が見られます。また人材はGMARCHや関関同立以上の学生が多く、優秀層の採用が期待できます。
コスパ良く人材を採用できる
コスパよく人材を採用できると思います。
新卒採用のノウハウを教えていただいたり、最新トレンドを共有していただいたりと、いろいろな恩恵を受けられました。金額に対して、これらのサポートを受けられるのは非常にありがたかったです。
ベンチャー企業などの成長企業は、本業務との兼任で採用担当をしている人は少なくありません。ノウハウの蓄積が無く、掲載が始まってからの行動に悩む人は多いです。それらを解決するために、さまざまなサポートが用意されています。
自社の風土と学生のマッチ度が他サービスと比較して高い
自社の風土と学生のマッチ度が、他サービスと比較して高い印象です。
大手の支援サービスではなかなか巡り会えなかった新卒の人材と、良く巡り会えていると思います。
大手の採用支援サービスと比較すると、ユーザー層が全く異なります。大手の採用支援サービスではいざ面接の段階に進んでも採用までたどり着かなかった企業でも、チアキャリアであれば解決できるかもしれません。
サポートや機能が充実している
機能もサポートも充実していて、運営がしやすいです。
運営の工数やマンパワーはかかりますが、それに見合う結果を出しやすいサービスであると感じます。
採用のための工数はかかりますが、機能やサポートが充実しているため工数増加に見合う結果を出しやすいです。
更新すべき内容や情報なども分かりやすく、チアキャリアと二人三脚で運営ができます。ノウハウが全くない企業でも、良い結果を出しやすいでしょう。
チアキャリアの悪い評判と口コミ!利用に向いていない企業
次はチアキャリアの悪い口コミ・評判を紹介します。
質を重視の母集団形成で必要採用数を満たせないことがある
質重視で、多くの人数に自社をアピールするのは難しい印象ですね。
母集団の規模が小さいので、必要採用数を満たせないこともありました。多くの人数をどうしても採用したいときは、他サービスとの兼用が良いかもしれません。
ユーザー側の一括エントリー機能がないため、自社にエントリーしてくれる学生は他媒体よりも少ない傾向にあります。1エントリーの質を重視しているので、母集団の質は良いですが量が満たせない可能性があります。
他社との差別化で自社に魅力を持ってもらえるよう工夫したり、他サービスと兼用したりと、対策をする必要があるでしょう。
運営の工数は必要なのでマンパワーが要る
運用の工数はもちろん必要ですね。全て運営を任せられるわけでは無く、あくまでもサポートをしてもらうだけ。
マンパワーを割けない企業だと、学生からのエントリーがきません。
運営の他に、学生からのメッセージに対して即日返信する体制を設けるなどマンパワーが必要不可欠です。学生から実際に応募がきても、すぐにレスポンスできなければ信頼関係の構築ができません。
自社の魅力を適切にアプローチできる人材を配置するなど、採用担当者の力量が問われます。
学生とのやり取りで採用に繋げるのが難しい
実際にやり取りしてみて、採用に繋げるのが最初は難しかったです。
自社でPDCAサイクルを回して、色々と試行錯誤を繰り返しました。その結果、今では理想の採用に近づけています。
学生と企業が実際にやり取りする際に、自社の魅力を的確に伝えたり、学生の本当の志望理由を見極めたりと、採用担当者の能力がダイレクトに必要となります。
学生との信頼関係を築くなど、コミュニケーション能力も必要不可欠です。
主に新卒採用がメインでそれ以外の採用には弱い
転職などいろいろな使い方をしているユーザーがいますが、あくまでもメインは新卒採用ですね。
新卒を採用していく中で、自社が必要とするタイミングで転職希望者と巡りあえれば採用したいと考えています。
あくまでも新卒採用がメインなので、キャリア採用など転職希望者を募りたい企業には向いていません。
大学生の優秀層を採用したい企業には向いていますが、それ以外の企業は他の転職支援サービスもチェックすることがおすすめです。
チアキャリアの評判まとめ|向いている企業・向いていない企業
向いている企業 | 向いていない企業 | |
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求める人材 | ・ベンチャー企業志望の人材 ・スタートアップ企業志望の人材 ・常に成長やスキルアップを考えている人材 | ・長く自社にいてくれる安定志向の人材 |
母集団形成 | ・質の良い母集団をしたい | ・大きい規模の母集団を形成したい |
雇用形態 | ・新卒採用 | ・キャリア採用 |
採用工数 | ・運営工数が増えても質の良い人材にアプローチしたい ・多少雇用の流動性があっても構わないので成長志向の人材を獲得したい | ・採用工数をあまり増やしたくない ・スカウトなどのノウハウが全くない/全く知識が無い |
チアキャリアは、ベンチャー企業やスタートアップ企業など成長企業におすすめの転職支援サービスです。
大手転職支援サービスでは、大企業や有名企業のユーザーが流れがち。ベンチャー企業やスタートアップ企業が、その中で競争をするのは難しい上に、ユーザーと社風が合わず悩むことも少なくありません。
チアキャリアの人材データベースは、常にスキルアップを考えるユーザーや、将来的に独立をしたいと考えるユーザーなど、仕事に対して積極的な意欲を見せる人が多いです。運営工数が多少増えても、質の良い採用をしたいと考える企業には向いているサービスといえます。
チアキャリアの評判を参考に自社への導入を検討しよう
チアキャリアは、ベンチャーなど成長企業からの評判が良いサービスです。
大量採用には向いていませんが、ひとつのエントリーの質を重視しており、母集団の質がグンと上がることが期待できます。ベンチャー企業やスタートアップ企業はもちろんですが、自社に新しい風を吹かせたいと考える企業にも向いているといえるでしょう。