新卒の優秀な人材をスカウトする方法として注目を集めている、ダイレクトリクルーティングサービス・iroots(アイルーツ)。企業完全審査制を導入している信頼性が学生の人気を獲得し、大企業からベンチャー企業、官公庁まで幅広く利用しています。
しかし新しいサービスだと、情報が少なく比較検討が難しくなりますよね。「自社にマッチしているサービスなのか」を見極めるには、なるべく多くの情報が必要です。
本記事では総合職・エンジニア特化のダイレクトリクルーティングサービスiroots(アイルーツ)の良い評判・悪い評判を紹介します。リアルな口コミをまとめましたので最後まで読み利用すべきサービスかどうかを判断できればより質の良い採用が可能となるでしょう。
また、スカウト媒体にお悩みの人事のために、33個のスカウト媒体を解説した資料をご用意しております。
無料ですので、以下からお受け取りの上、自社に最適なスカウト媒体の選定にお役立てください。
慶應義塾大学卒業後、株式会社リクルートキャリアにて累計100社以上の採用コンサルティングに従事。現在はサクルートにて様々な企業のダイレクトリクルーティングを支援。
iroots(アイルーツ)とは総合職・エンジニア採用に特化したダイレクトリクルーティングサービス
株式会社 | エン・ジャパン株式会社 |
サービス提供開始日 | 2011年 |
ユーザー数 | 17万人以上(※2024年3月時点) |
特徴 | 企業完全審査制で信頼を得やすい |
iroots(アイルーツ)は、総合職・エンジニア職の新卒を採用したい企業におすすめのダイレクトリクルーティングサービスです。
始まりは一人の現役学生が立ち上げたサービスでしたが、2011年のサービス開始以降、順調にユーザー数を伸ばしていきました。2024年3月時点ではユーザー数が17万人を突破し、大きな注目を集めています。
企業が登録する際には審査が必要であり、他の転職サイトとは性質が全く違います。実際にどのような特性があるのか、見ていきましょう。
iroots(アイルーツ)の機能
irootsの機能を、以下にまとめました。
最大6,000字のプロフィールを閲覧できる機能
irootsは学生・企業の「本音」のフィッティングを目指しているため、プロフィール欄が非常に充実しています。最大6,000字まで記入できるようになっており、表面的ではない、人となりまでわかるプロフィールなのです。
irootsに登録している学生はプロフィール欄が充実しているので、比較検討することで、自社にマッチした優秀な人材を獲得できるでしょう。
スカウトメールで学生にアプローチできる機能
プロフィールを見て気になった学生には、企業側からスカウトメールを送れます。学生のプロフィール欄に記載されていることを盛り込むことで、よりその人に響くスカウトメールを作成できるのはirootsならではの特徴です。
欲しい人材を検索できる機能
irootsには「性格・価値観診断」というものがあり、「キャリアタイプ指向性」「性格特性」など、37項目について定量分析を行います。
企業はこの診断をもとに検索でき、自社に合った人材を探しやすいのがポイントです。人柄が重視されやすい新卒採用において、性格や価値観をあらかじめ知ることができるのは、企業側にとってメリットと言えます。
総合職・エンジニア採用特化の新卒向け求人
irootsには、多くの企業や官公庁の求人が掲載されています。ベンチャー企業の求人も多く掲載されており、総合職・エンジニアの新卒を採用するなら、チェックしておきたいダイレクトリクルーティングサービスです。
ただ、irootsは企業完全審査制を導入しており、利用するには以下3つの基準をクリアする必要があります。
- 本業主観正義性
- 会社の成長性・将来性
- 20代の成長環境
審査はありますが、irootsに掲載されている企業は、この厳しい審査をクリアした企業だと認知されます。企業にとっては、自社をアピールするチャンスというわけです。
企業は優秀な人材を比較検討できる
irootsではプロフィールを6,000字まで書き込めるため、表面的な自己PRだけではなく、幼少期からの人となりまでわかります。しっかりとプロフィールを書き込む優秀な人材を比較検討できるのは、企業にとってうれしいポイントです。
2021卒のスカウト既読率は85.4%を誇り、高い確率で求める人材にアプローチ可能です。できるだけ無駄な時間を使わない、効率的な採用活動が期待できます。
iroots(アイルーツ)の良い口コミ・評判
iroots(アイルーツ)の良い口コミ・評判を紹介します。
詳しく見ていきましょう!
求める人材を大量に絞れる
学生を詳しく検索することができるので、そこで自社とマッチしそうな学生をある程度厳選して絞ったうえでスカウトメールの送信ができました。
詳しく検索することができ自社とマッチしそうな人物や求めている人物にスカウトを送信できるので、ダイレクトリクルーティングサービスでよくありがちなスカウトの無駄うちが少ないことが期待されるでしょう。
ダイレクトスカウトができる
企業側がスカウトを学生に送ることができるので、今までは待つ採用でしたが自社に来てほしい人に対してアプローチができます。
irootsでは、企業が学生にスカウトを直接送れるのが魅力です。
求人票を出して応募を「待つ採用」でなかなか自社が求めている人材を獲得できなかった企業にとって、自社にきてほしい人材に対してアプローチができるのは大きな特徴です。
学生のプロフィールが充実している
プロフィールは、最大6000文字まで入力できるので細かく書かれています。プロフィールを読むだけでキャリアビジョンや将来像なども含め就活生のことが詳しく知れるのが良いです。
irootsでは、プロフィールで学生時代頑張ってきたこと、これからどのような社会人になっていきたいかというような詳細を確認することができます。そのため、学生とのミスマッチが少なくなりやすいでしょう。
iroots(アイルーツ)の悪い口コミ・評判
iroots(アイルーツ)の悪い口コミ・評判をまとめました。
詳しく紹介します。
口コミサイトとの連携が必要
企業の利用資格があり、その中に「口コミサイトに掲載すること」というものがあり、悪い口コミが書かれてしまうかもしれないと少しリスクがある。
irootsでは、エン・ジャパン株式会社が運営している口コミサイトと連携していることに同意し、口コミに対する見解や「気になる点」の改善状況を開示すること、という条件があります。
これは、企業にとって多少リスクであると感じる場合があるようです。
スカウトメールに慣れるまでが大変
求人広告を出す就活サイトに比べて、スカウトを送信するのが必要
なので、スカウトメールの返信率や承認率が上がらないと採用が難しい
irootsでは、ダイレクトリクルーティングサービスなので就活生に対してスカウトメールを送信する必要があります。今まで求人広告を出して「待つ採用」をしてきた企業にとって効果的にスカウトメールを送信するのは難しいです。
スカウトに慣れている場合であればよいですが、スカウトメール送信に慣れていないまま送信すると作業コストがかかる上に返信率も低いという状況になりかねないので注意が必要です。
iroots(アイルーツ)のポイントまとめ
向いている企業 | 向いていない企業 |
・優秀な新卒を採用したい ・総合職・エンジニア職を採用したい | ・即戦力の中途を採用したい ・総合職・エンジニア職以外を採用したい |
詳しく紹介します。
iroots(アイルーツ)に向いている企業
irootsはまず、優秀な新卒をスカウトによって採用したいという企業に向いています。また、総合職やエンジニア職を採用したいと思っている企業におすすめできるといえるでしょう。
iroots(アイルーツ)がおすすめできない企業
irootsがあまり向いていない企業は、主に即戦力の中途社員を採用したいと考えている企業です。また、地域限定職など総合職・エンジニア職以外を採用したいと考えている企業にとって導入は難しいでしょう。
スカウトメール送信に慣れていない企業は心配な面もあるかもしれませんが、代行サービスで部分的に任せるというのも考えてもいいかもしれません。
iroots(アイルーツ)の利用手順
iroots(アイルーツ)の利用手順を紹介します。
活用法が気になる場合は「活用事例」から、実際にirootsを活用して人材を採用した事例を確認できます。
iroots(アイルーツ)は優秀な新卒の総合職・エンジニア採用に向いている
2024年3月現在のirootsは、新卒採用において自社にマッチした人物や求める人材をスカウトによって採用できるといった口コミ・評価が多く見られました。しかし、口コミサイトとの連携やスカウトに抵抗があるという声もあります。
こまめに情報をチェックし、利用すべきタイミングがきたらアカウントを作成してみましょう。
求職者の動きや本気度がわかるメリットがあるため、ユーザーとして登録し仕組みを確認することもおすすめです。