採用代行（RPO）サービスのおすすめ企業ランキング49選！｜サービスの特徴や料金を徹底比較【2025年1月最新】

採用担当者のあなたは、こんな悩みを抱えていませんか？

「優秀な人材を採用したいけれど、採用業務に時間を取られすぎて本来の業務に集中できない」 「採用コストは抑えたいが、質の高い人材は確実に獲得したい」 「採用のノウハウが社内に蓄積されておらず、いつも手探り状態」

そんな課題を解決する手段として、いま多くの企業が注目しているのが採用代行（RPO）です。

ただし、採用代行サービスは数多く存在し、それぞれ得意分野や提供範囲が大きく異なります。自社のニーズに合わないサービスを選んでしまうと、期待した効果が得られないばかりか、かえってコストや時間の無駄遣いになってしまうことも。

この記事では、厳選した採用代行のおすすめサービス49選を詳しく比較・分析し、あなたの会社にぴったりのパートナーを見つけるお手伝いをします。

さらに、採用代行を活用するメリット・デメリット、いま注目される背景、そして具体的な業務範囲まで、採用担当者が知っておくべき情報を網羅的にお届けします。

RPOとは「Recruitment Process Outsourcing」の略称で、採用活動の一部または全部を専門の外部パートナーに委託するサービスを指します。プロの知見と豊富な経験を活用することで、採用の質を向上させながらコストを削減できる画期的なソリューションとして、急速に普及しています。

採用代行（RPO）サービスのカオスマップ

この記事で紹介する採用代行（RPO）サービスを分類してカオスマップにまとめました。

自社に合うのはどの分類のサービスかを見極めたうえで採用代行（RPO）サービスを選びましょう。

採用代行（RPO）サービスおすすめ49選を徹底比較

採用代行（RPO）サービスのおすすめを49選を紹介します。

本記事で紹介するサービスは、以下の49サービスです。

サービス名	サクルート スカウト代行/サクルートAI	Direct Sourcing	core scout	PRO SCOUT	AIスカウトくん	エースジョブ	OfferBrain	まるごと人事	HeaR	neocareerGROUP	LEGGENDA	ONE	Career Mart	即戦力RPO	Adecco	TRIUMPH	uloqo	TARGET	VECTOR	Clientfirst	HR Associe	人事ライト	カナエル	LUF	ヒトトレ採用	アイデム	ニューズベース	ManpowerGroup	PASONA	マイナビ転職	randstad	パーソルキャリア	パーソルテンプスタッフ	リクルート	タリスマン	ツナグ・ソリューションズ	キャリタス	採用総研	スグリク	Beyond Technologies	TECH HIRE	LeIN	A・ROCCA	ログリオ	91採用代行	CORNER	mitoriz	HELP YOU	人事プロパートナーズ
運営会社	サクルート株式会社	株式会社ダイレクトソーシング	株式会社シンギョク	株式会社VOLLECT	TechSuite株式会社	株式会社フォワード	ユナイテッド・リクルートメント株式会社	マルゴト株式会社	HeaR株式会社	株式会社ネオキャリア	株式会社レジェンダ	株式会社ONE	株式会社キャリアマート	株式会社ミギナナメウエ	アデコ株式会社	株式会社トライアンフ	株式会社uloqo	Attack株式会社	株式会社ベクトル	クライアントファースト株式会社	株式会社レジェンダ	株式会社アールナイン	株式会社カナエル	LUF株式会社	株式会社INREVO	株式会社アイデム	株式会社ニューズベース	マンパワーグループ株式会社	株式会社パソナ	株式会社マイナビ	ランスタッド株式会社	パーソルホールディングス株式会社	パーソルホールディングス株式会社	株式会社リクルート	タリスマン株式会社	株式会社ツナグ・ソリューションズ	株式会社キャリタス	株式会社採用総研	株式会社NewRecord	Beyond Technologies株式会社	株式会社トラックレコード	株式会社レイン	ア・ロッカ株式会社	株式会社ログリオ	91works株式会社	株式会社コーナー	株式会社mitoriz	株式会社ニット	株式会社Hajimari
契約期間	最短1週間〜	最短6ヶ月～	3か月～	月額10万円～	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	最短1ヶ月～	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	最短3ヶ月〜	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問合せ	要問合せ ※基本は3ヶ月	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	最短1ヵ月～	６ヶ月～	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	6ヶ月～	要問い合わせ
料金	サクルート スカウト代行 •スカウト送信1通300円〜 サクルートAI •スタートプラン：19,800円 / 月 •プロプラン：49,800円 / 月 •代行プラン100,000円〜 / 月	要問い合わせ	390,000~	個別見積要	月額最低10万円～	要問い合わせ	個別見積要	450,000円/月～ 初期費用：100,000円	要問い合わせ	月額10万円前後〜	個別見積要	7万円～ オーダーメイドの場合は個別見積り要	月額1万から対応可能	月額30万円〜	個別見積要	個別見積要	200,00円～/月	50万円～	個別見積要	個別見積要	個別見積要	お手軽プラン1万円～	個別見積要	要問合せ	要問合せ	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	個別見積要	個別見積要	個別見積要	個別見積要	個別見積要	要問い合わせ	要問い合わせ	個別見積要	個別見積要	要問い合わせ	要問い合わせ	個別見積要	個別見積要	個別見積要	個別見積要	要問い合わせ	要問い合わせ	要問い合わせ	個別見積要	チームプラン：10万円/30時間～ 1名専属プラン：15万円/45時間～	要問い合わせ
特徴	サクルート スカウト代行：1通200円〜のスカウト送信が可能かつ市場平均を上回る返信率！ サクルートAI：スカウト代行の実績とノウハウを基に開発された、ダイレクトリクルーティングをDXするAIツール！	国内最大級の採用支援サービスの運用ノウハウ所持！	専任のエンジニア採用のプロが採用をサポート。	導入実績700社以上！人材業界経験者のノウハウと スカウトデータを活かしたスカウト採用支援サービス	AIと専門家によるダブルチェックで新たな採用を！	マッチ度が高い採用候補者を媒体から自動抽出	人力と機械で作業を分担し採用活動を効率化！採用状況に合わせて柔軟に対応	累計350社以上の支援実績あり！	採用戦略・計画の立案から実際の採用代行までトータルサポート	高品質・低価格でのサービス提供。年間10,000社以上の企業様の採用支援	国内最大規模の独立系RPO。経験豊富なコンサルタントが多数在籍	提案の幅が広く、オーダーメイド可能！	年間2200社以上の支援実績。最短3日から依頼が可能。	顧客満足度97%超え！独自データに基づいた「結果にコミットする支援」	総合人材サービス業として売上高は世界一。60カ国以上でサービス展開	お客様リピート率90%以上。スタッフ常駐型サービス	主にテクノロジー領域を中心に様々な企業に対応	採用業務をワンストップでフルサポート。大手人材会社とのネットワー	新卒・第二新卒・中途・キャリア採用・アルバイトなど、幅広い採用領域	ニーズに合わせたオーダーメイドプラン。採用プロセスをワンストップでサポート	採用業務全体をワンストップでサポート	顧客満足度90%  600社以上の採用代行実績	内定決定以外の全てをワンストップでご支援	採用KPIの未達成で返金可能なプランあり！	依頼したい業務によりプランを変更！保証制度も充実	最適な人材を採用し、定着・戦力化するまですべての過程でサポート	お客様に合う最適な業務フローや運用体制の設計から運用までサポート	人材関連サービス55年以上の老舗！世界80カ国、日本144拠点	採用業務全般を対応。専門性と経験を持つスペシャリストがサポート	新卒・中途・アルバイト・派遣など幅広い採用市況に精通	70ヶ国にRPOサービスを展開。グローバルな人材採用	全工程をカバーする総合型サービス。「doda」のマーケット情報を利用	オンサイト・オフサイトでのハイブリットなサポート	複数のエージェントからの候補者情報を自動登録・更新が簡単に！最新選考状況を一元管理	採用のプランニングからクロージングまでサポート！課題や予算に応じて支援	豊富な採用支援実績 国内330社・9万店舗	幅広い分野での採用をサポート。教育業務までフォロー	採用活動から内定者のフォローまで一貫してサポート	100社以上の実績あり！中途特化の採用代行サービス	LinkedInを初めとする、ビジネスSNSを最大限に活用	採用業務のすべてを代行。エンジニア採用に強い採用業務代行	社員全員が採用経験者 。エンジニア職種の採用経験者が多数在籍	エンジニア採用に強い ベンチャー企業向けの提案	採用代行でエンジニア採用の成功をつかむ！	ITエンジニアの採用業務をまるっとお任せできるサービス	人事業務も対応可能！採用実績は累計550社以上で期待できる	47都道府県全てのエリアでサービス展開	採用業務はもちろん、オンラインでできる業務を全てお任せできるサービス	幅広い人事領域の 課題に対して対応が可能

スカウト代行専門の採用代行（RPO）サービス

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総合型の採用代行（RPO）サービス

大手の採用代行（RPO）サービス

新卒採用の採用代行（RPO)サービス

中途採用の採用代行（RPO)サービス

エンジニア採用の採用代行（RPO)サービス

フリーランスの採用代行（RPO)サービス

採用代行（RPO）とは？

採用代行（RPO）とは、採用業務を一括して採用代行サービス会社に代行依頼することです。「Recruitment Process Outsourcing」（リクルートメント・プロセス・アウトソーシング）の略で、採用業務の代行や企業の採用活動を外部パートナーに委託することを意味しています。

代行可能な業務範囲はサービスやプランによって異なりますが、基本的には採用にかかるノンコア業務がメインとなります。

採用代行とはどんなサービスなのか、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

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RPO・人材紹介・派遣・採用コンサルの違い

RPO（採用代行）は採用プロセス全体の業務を外部委託する仕組みで、人材紹介のように候補者を仲介・紹介するものではありません。

RPO・人材紹介・派遣・採用コンサルの主な違いは以下の通りです。

項目	RPO（採用代行）	人材紹介	派遣	採用コンサルティング
契約形態	業務委託（アウトソーシング契約）	成果報酬契約（紹介手数料）	労働者派遣契約	コンサルティング契約
目的	採用業務の効率化・品質向上	自社に合う人材の紹介	即戦力人材の一時的確保	採用戦略やプロセスの改善
対象範囲	応募受付、スカウト、面接調整、内定フォローなど採用プロセス全般	候補者の選定・紹介、入社までのフォロー	派遣スタッフが自社業務を遂行	採用課題の分析・改善提案（実務代行は含まれない）
成果物	採用活動の実行・報告書・KPIレポート	採用決定（入社）	派遣スタッフの稼働	改善提案書・採用戦略レポート
費用体系	月額定額／従量課金／成果報酬など多様	採用者年収の20〜35％が一般的	時給・月給制（派遣料金）	プロジェクト単価（数十〜数百万円）
特徴	自社の採用チームと連携し、業務負担を削減	即戦力を迅速に紹介可能だが、マッチング精度に差あり	社内リソースを確保しやすいが、社員化は目的外	採用ノウハウの内製化や長期的な仕組み改善に強み
得意領域	中途・新卒・エンジニア採用など幅広い	中途・専門職・管理職採用	事務・営業・製造など一般職	採用全体の設計・ブランディング戦略
成果指標	開封率・面接化率・内定率・定着率など	成約率・入社決定数	稼働率・契約継続率	採用KPI改善・プロセス効率化
導入期間の目安	1か月〜継続契約	採用決定まで（平均1〜3か月）	即日〜短期契約も可	1〜6か月のコンサル期間
主な利用企業	採用担当リソースが限られる企業	特定職種の即戦力が欲しい企業	一時的に人材が必要な企業	採用課題を構造的に解決したい企業

派遣は即戦力人材を一定期間提供する労働契約形態であり、採用自体を代行するわけではない点が異なります。採用コンサルは採用戦略の設計や改善提案に特化しており、実務の代行までは含まれません。

近年のRPO市場のトレンド

2025年のRPO市場は、生成AI技術の進化と採用活動の多様化により大きく変化しています。AIによるスカウトやデータ分析が一般化する一方、通年採用やダイレクトリクルーティングの普及により、採用KPIの設計・評価軸も刷新されつつあります。

さらに、個人情報保護や差別防止といった法的遵守もより厳格化し、技術と倫理の両立がRPOの重要テーマとなっています。

生成AI×スカウト自動化の活用領域と限界

AIを活用したスカウト自動化は、候補者リスト作成や文面生成、開封率の最適化などの領域で効果を発揮しています。生成AIによって業務の効率化が進む一方、職種特性や企業文化など、定量化しにくい情報の判断には依然として人の介在が不可欠です。

AIが導く提案を鵜呑みにせず、最終判断を経験豊富な採用担当者が行う体制が、誤選考の防止と採用品質の維持に直結します。

通年採用／ダイレクト採用の定着とKPIの変化

近年は新卒・中途の区別を超えた通年採用が一般化し、従来の応募数や内定率だけでは成果を測りづらくなっています。代わりに、返信率や一次面接化率、内定者の定着率など、プロセス全体を通したKPIが重視される傾向です。

特にダイレクト採用においては、スカウト文のパーソナライズ度合いや接触後のエンゲージメント継続が成果指標として導入されつつあります。

個人情報・差別禁止・説明責任などのコンプラ意識の高まり

採用活動では個人情報保護法や労働施策総合推進法への対応が必須となり、AIスカウトでも倫理的配慮が求められます。属性データの自動判定や不当なフィルタリングを避け、評価基準の透明化を徹底することが重要です。

さらに、候補者からの問い合わせに対して選考根拠を説明できる体制を整えるなど、説明責任の強化が企業の信頼を左右する時代に移行しています。

採用代行（RPO）サービスを選ぶポイント

採用代行（RPO）サービスを選ぶ重要な3つのポイントを紹介します。

自社に合った採用代行（RPO）サービスを選ぶためにも、最後までご覧ください。

採用戦略・求める人材を明確化し適合したサービスをピックアップする

採用代行サービス選びの第一歩は、自社が求める人材像と採用戦略を明確に定義することから始まります。新卒採用を重視するなら新卒特化型のサービスを、IT人材の獲得が課題なら技術者採用に強みを持つサービスを選択肢として検討しましょう。

併せて、どの採用業務を外部パートナーに託したいかも明確にしておくことが欠かせません。現在の採用フロー全体を詳細に洗い出し、どの段階で最も負荷やコストが発生しているかを把握してください。そして「アウトソーシングによってコスト削減が見込める業務」「プロの専門知識を活用することで成果向上が期待できる業務」を整理していきます。

こうした準備作業を入念に進めることで、膨大な選択肢の中から自社の悩みを的確に解決してくれるサービスが明確に浮かび上がってくるでしょう。

初期費用・ランニングコストなど総額を算出する

利用するにあたり、予算内に費用がおさまっているのかを事前に確認しておきましょう。ダウンロード資料、公式HPなどに料金が掲載されています。

自社で採用を行う場合のコストと天秤にかけることで、費用対効果の分析にも役立つでしょう。

自社が求めるポジションの採用実績があるか確認する

自社が採用したい職種・業界・企業規模での実績があるかを必ずチェックしましょう。各社の公式サイトに掲載されている導入事例や成功事例を詳しく調べ、類似するケースがどの程度あるかを確認することが大切です。

ただし、採用代行市場には新規参入企業も多く、個別の実績がまだ十分に蓄積されていないサービスも珍しくありません。そうした場合は、運営会社全体での採用支援実績や、在籍するコンサルタントの経験・専門性を判断材料として活用するのが現実的なアプローチといえるでしょう。

RPOサービスの料金を確認する際のポイント

RPOサービスの料金は、依頼範囲と契約方式によって大きく変動します。月額定額型や従量課金型、成果報酬型などがあり、それぞれに適した導入条件があります。

費用だけでなく、契約期間・稼働時間・追加料金の有無などを総合的に判断することが重要です。

定額／従量／成果報酬の向き不向き

月額定額型は採用業務全般を長期的に委託したい企業に適し、従量課金型は採用数が変動する場合や短期集中プロジェクトに向いています。成果報酬型は内定決定など成果ベースで支払うため、初期費用を抑えたい中小企業に有効です。

ただし、成果定義や計測基準を明確にしないと、期待通りの効果が得られない可能性もあります。契約前に成果指標と算定条件を共有しておきましょう。

隠れコストの把握

RPO導入時には、表面化していない隠れコストにも注意が必要です。求人媒体の掲載料やATS（採用管理システム）の初期設定費、オンサイト支援の交通費・宿泊費など、別途請求される場合があります。

特に複数の媒体やツールを併用する場合、月額費用以外のランニングコストがかさむことも少なくありません。見積段階で費用内訳を明確化することが、想定外の支出防止につながります。

ROIを算出した上での定量的な効果を測る

RPO導入効果を測るには、単に採用人数ではなくコスト削減や効率化の観点からROIを算出することが有効です。たとえば、「ROI＝(削減できた採用コスト＋削減工数×人件費) ÷ 投資額」といった式を用いれば、定量的な効果が見えてきます。

面接調整や応募管理の自動化でリードタイムを短縮できれば、採用スピードと費用対効果の両面で改善が期待できます。

採用代行（RPO）サービスが求められる背景

採用代行（RPO）サービスが近年増加傾向にある理由や、求められる背景について解説します。

採用代行（RPO）サービスが求められる理由は、大きく分けると以下の3つです。

労働人口の減少により優秀な人材が確保しにくいから

日本では少子高齢化の進行により、働き手となる人口が継続的に減少しています。さらに、インターネットの普及によって求職者が容易に企業情報や職種の詳細を調べられるようになった結果、特定の業界や職種に人材が集中する現象も顕著になっています。

こうした背景から、質の高い人材の獲得競争は年々激化の一途をたどっています。加えて、YouTuberやインフルエンサー、フリーランスのWEBデザイナーなど、組織に属さない働き方を選ぶ人材も増えており、企業の人材確保は待ったなしの課題となっています。

一方で、若年層の都市部への人口流出が続く地方では、企業の存続そのものに関わる深刻な人材不足に直面するケースも急増していると考えられます。

売り手市場により通年採用が注目されているから

求職者有利の市場環境が長期化したことで、年間を通じた採用活動への関心が高まりを見せています。通年採用の導入により、海外留学経験者などこれまで採用タイミングが合わなかった優秀な人材にもアプローチできるようになるため、この採用手法を取り入れる企業は今後さらに拡大していくと見込まれます。

同時に、転職を検討している潜在的な候補者層も膨らんでおり、実際にキャリアチェンジを実行する人材も珍しくなくなっています。労働市場の流動化が進む中、従来の新卒一括採用のみに依存していては競争に勝ち残れない状況が生まれています。新卒一括採用という日本特有のシステムは、もはや時代に適応しきれなくなったといえるかもしれません。

実際に経団連（2018）による「採用選考に関する指針」では、多様な採用選考機会の提供に努める必要があると発表されました。

採用の多様化により採用担当者がコア業務にできないから

経団連が2018年に発表した指針の影響もあり、通年での人材採用を実施する企業が着実に増えている状況です。さらに、デジタル化が進む現代では、SNSをはじめとしたオンラインプラットフォームを活用した採用手法も急速に普及しています。

Twitter、LinkedIn、InstagramなどのSNSで企業のブランディングを強化し、魅力的な職場環境をアピールすることで、有能な人材の関心を引く企業も数多く見受けられます。

ところが、こうした多彩な採用チャネルをすべて自社リソースだけで運用しようとすると、採用担当者への負荷が過度に集中し、結果として採用活動全体のクオリティ低下を招くリスクがあります。人員を増強して対応しようとすれば、人件費をはじめとした運営コストの大幅な増加も避けられないでしょう。

ノンコア業務等を採用代行サービスに依頼することで、採用担当者がコア業務に集中でき、質の高い採用が可能になる期待ができます。

採用代行（RPO）のメリット・デメリット

採用代行（RPO）サービスを利用するメリットとデメリットを紹介します。

採用代行（RPO）サービスは、使い方を間違えると良い結果が得られません。メリット・デメリットを理解したうえで費用対効果を分析することで、より良い採用が可能になるでしょう。

採用代行（RPO）のメリット

採用代行（RPO）サービスを利用するメリットは、大きく分けると以下の3つです。

採用担当者がコア業務に時間を割ける

通年採用などで採用機会が拡大しても、採用担当者は戦略立案などの中核業務に集中できるため、採用活動全体の品質を保持しやすくなります。採用代行サービスの担当者との密な情報共有は必要ですが、すべてを内製化する場合と比較すれば、大幅なコスト圧縮が実現できるはずです。

採用活動の頻度が高まるなか、社内の採用担当者数を据え置いたままでは、業務過多による離職リスクも深刻化してきます。新たに採用担当者を雇用するよりも、採用代行サービスを活用した方が、一件あたりの採用コストを効率的に抑制できると考えられます。

豊富なノウハウを持つ採用のプロのワザを学べる

豊富なノウハウを持つ採用のプロのワザを学べれば、次回以降は自社のみで採用を行えるようになるかもしれません。密に連絡を取り採用の手段を学ぶことで、採用担当者の採用スキルの向上が期待できます。

しかし採用代行（RPO）サービスに全業務を丸投げすると、ノウハウは得られません。

適切な利用により採用にかかるコスト削減が可能

コストパフォーマンスを詳細に分析・検討したうえで採用代行サービスを導入すれば、採用にかかる総費用の大幅な圧縮が見込めるでしょう。提供会社によって契約条件は異なりますが、最短1か月単位での利用が可能なサービスも存在します。これにより、採用ニーズが高まる特定の時期だけに絞って、効率的な人材獲得活動を展開できます。

導入プロセスもスピーディーで、サービスによっては1週間程度で運用開始できるものもあり、適切に活用すれば従来の採用コストを下回る費用で質の高い採用活動が実現できると期待されます。

採用代行サービスのメリットをより詳しく解説した記事もありますので、ぜひご覧ください。

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採用代行（RPO）のデメリット

採用代行（RPO）サービスのデメリットは、大きく分けると以下の3つです。

委託費用がかかる

採用代行サービスの利用には当然ながら費用が発生します。各社で料金体系が大きく異なるため、具体的な金額については個別に各採用代行サービスの詳細を確認することが必要です。

契約期間は最短1か月から設定可能で、費用の相場は新卒採用・中途採用・アルバイト・パート採用といった採用カテゴリーや、外部委託する業務の範囲によって変動します。

採用代行（RPO）の委託費用の相場は以下になります。

スカウト業務のみ委託するのか、採用にかかる業務全般を委託するのかで費用相場は大きく異なります。代行依頼する業務が多いほど、料金が高くなる傾向があるので、どこまで代行してもらうのがよいのか、自社のリソースと照らし合わせて検討しましょう。

採用代行の費用相場について詳しく解説している記事もありますので、ぜひご覧ください。

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連携が上手く取れず望んだ結果が得られない可能性がある

採用代行サービスの担当者との意思疎通が円滑に進まないと、自社が求める人材像とは大きくかけ離れた応募者ばかりが集まってしまい、期待した成果を得ることができません。特に電話やメールを中心とした非対面でのコミュニケーションが主体になる場合は、誤解を招かないよう表現や用語の選択に十分な注意を払う必要があります。

必要に応じて図表や資料を作成し、視覚的に理解しやすい形で情報を共有することで、認識のずれを未然に防ぐことができるでしょう。

自社に合った採用代行サービスを比較・検討する必要がある

採用代行（RPO）サービスには種類があり、得意な業界や領域が違います。求める人材の業界・業種の実績があるかどうか、自社がお願いしたい業務の代行は行っているかなどをきちんと確認することが重要です。

エンジニア採用に強い、新卒採用に強いなど、あらゆるサービスが存在します。いくつか気になるサービスをピックアップしたのち、それらで比較検討を重ねることがおすすめです。

詳細は後半のパート「採用代行（RPO）サービスを選ぶポイント」もご覧ください。

採用代行の業務範囲

採用代行サービスが担当する主要な業務領域について解説していきます。各サービスで提供内容に違いはあるものの、基本的には採用に関連する事務的・補助的業務を中心に代行している企業がほとんどです。

ただし一部のサービスでは、戦略立案などの中核業務や、人事管理業務、さらには採用に関するコンサルティングまで幅広くカバーしているところもあります。具体的な内容を確認していきましょう。

採用戦略の立案

自社の現状を整理し課題を洗い出し、将来の展望を考えた採用戦略を立案します。企業の現状を徹底的分析し、より効果のある採用に向けてアドバイスをしてくれます。

採用が上手くいかないと悩んでいる企業は、採用戦略・採用計画などコア業務領域のサービスを展開しているサービスを検討すると良いかもしれません。

採用戦略に合った媒体の提案

さまざまな媒体で運用し実績を作っている採用のプロから、自社に合った媒体を提案してもらいます。中には採用代行サービスを提供する企業の媒体しか利用していないケースもあります。

より幅広い人材データベースから探したいと考えている場合は、契約前にチェックしておくことがおすすめです。

スカウトメールの作成・添削・配信

スカウト型採用をメインとした採用代行サービスの場合は、スカウトメールの作成・添削・配信を行うケースがほとんどです。スカウトメールとは、企業から人材に対して直接送るメール・メッセージのこと。

人材は企業のことを知らない可能性もあり、志望度も低い状態です。プロにスカウトメールの作成から配信まで依頼することで、返答率が上がることが期待できます。

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ターゲット抽出・母集団の形成

候補者を抽出し、母集団を形成してくれます。いくつもの人材データベースから自社に最適な候補者を選定してくれるため、より質の高い母集団が形成できるでしょう。

応募メールの返信対応

応募者への返信対応を行います。返信対応が遅くなれば、面接辞退となる可能性も高まります。迅速に返信することで、面接実施率の向上が期待できるでしょう。

自社のみで応募メールの対応を行うと、返信が遅くなったり応募メールが漏れたりすることもあります。代行してもらえば、このような心配がありません。

面接日の調整

企業側と応募者双方の予定を確認・調整し、最適な面接日程を組んでくれます。企業側は面接可能な日時をあらかじめ伝えておくだけで済むため、その分の時間を戦略的な業務に振り向けることができるようになります。

スケジュールが確定次第、企業・応募者の両者に対して速やかに日程が連絡されます。

スカウトメールの効果の測定

スカウトメールの送信においては、メール配信の効果測定と詳細分析まで対応してくれる企業が増加傾向にあります。分析データを活用することで、配信タイミングの最適化やメッセージ内容の改善といった、より効果的なアプローチが可能になります。

さらに、採用代行サービスの利用状況について社内への報告義務が発生するケースも珍しくありません。スカウトメールの成果に関する詳細なレポートを提供してもらえれば、社内向け資料の作成作業も大幅に効率化できるでしょう。

その他

面接代行、説明会代行、雑務、内定者フォロー、入社研修などの業務を行う企業もあります。採用におけるコア業務、人事業務、採用コンサルティングの領域のサービスを利用する際は、認識に相違が発生しないようこまめにミーティングを行うようにしてください。

採用代行（RPO）サービスの料金のシステムと目安

採用代行を依頼する場合の料金システムや費用の目安をご紹介します。

2種類の支払い方法からあなたの求めている形態はどちらなのかを検討していきましょう。

月額一律料金型

月額一律料金型は、依頼をする作業内容によって料金があらかじめ設定されており、利用をしている間は毎月一定金額を支払う形式です。

業務の一部のみを依頼したい場合には10万円前後、採用に関する業務を全て依頼したい場合は45万円前後の費用がかかることが一般的となっています。

作業内容ごとに料金が決まっているため、業務量が多くても料金が変動せず、管理しやすいのが特徴です。

従量課金型

従量課金型は、作業内容と業務量から料金を算出する料金システムです。

そのため、依頼をする際にどのような期間作業を行うのか、どのくらいの件数作業をするのかを割り出して料金が確定します。

各種依頼内容の料金相場は下記の通りです。

依頼をする前にまずどのような業務を依頼したいと考えているのか、どれくらいの期間で行うのかを定めた上で見積もりを出してもらうようにしましょう。

採用代行（RPO）サービスの導入でよくある失敗例と対策

採用代行サービスを導入することで成功することもありますが、失敗をしてしまう恐れもあります。

せっかく導入したのに失敗してしまわないように、よくある失敗例とその対策をご紹介します。

サービス選定のミス

採用代行サービスの導入において、多機能なサービスを選択したにも関わらず、結果として機能を使いこなせずに費用だけが増大してしまうという事例が見受けられます。

幅広い業務を外部パートナーに任せても、自社の採用における根本的な課題解決につながらなければ、どれほど優れたサービスであっても費用の無駄遣いとなってしまいます。

こうした失敗を回避するには、まず自社の採用活動で生じている具体的な問題を詳細に把握し、外部委託する業務の内容と目的を明確に整理してから、サービスの比較検討を行うことが欠かせません。

採用プロセスの検討不足で思うような効果を発揮できなかった

採用プロセスの設計において、業界特有のニーズに適した手法を選択できなかった、という課題が生じることもあります。

たとえば、高度な専門知識を要求される職種の採用を進める際、採用代行業者側に該当分野への理解が不足していると、応募者の専門性を適切に評価できず採用品質の低下を招く可能性があります。

このようなリスクを回避するために、採用対象となる職種での豊富な実績を持つ業者を選定したり、複数の採用代行サービスから見積もりや提案を取り寄せて比較検討したりすることをおすすめします。

コア業務とノンコア業務の棲み分けができていなかった

採用活動には採用戦略の策定から候補者の獲得、内定者のフォローアップまで多岐にわたる業務が含まれますが、自社が担うべき中核業務と外部委託可能な補助業務の線引きが曖昧だと、採用代行の活用で失敗するリスクが高まります。

委託する業務範囲と自社で継続して担当する領域について、事前にしっかりと境界線を定めておくことが不可欠です。

専門的な知識や経験が要求される業務は採用代行サービスに任せ、比較的簡単な事務作業や社内調整が中心の業務は内製化することで、コストを効率的にコントロールするアプローチも有効でしょう。

担当者とのコミュニケーションエラーが発生した

採用代行を依頼した後は、基本的に担当者とコミュニケーションをとっていくことになりますが、情報の共有が十分にされずに進捗が把握できない場合もあります。

そのため、定例ミーティングを組むなどして、こまめにコミュニケーションをとることで認識の齟齬や不透明になっている情報がないようにしましょう。

また、自社には1名専任のコミュニケーションをとる担当を設けておくことで、情報共有が円滑になるような工夫をするのもおすすめです。

採用代行（RPO）サービスを利用し人材を確保しよう

採用代行（RPO）サービスを利用することで、優秀な人材をより低コストで確保することが期待できます。しかし費用がかさんだり、望んだ人材からの応募がなかったりする可能性も0ではありません。

本記事で紹介した「採用代行（RPO）サービスおすすめ6選を徹底比較」「採用代行（RPO）サービスを選ぶポイント」も参考にしながら、自社に合ったサービスをピックアップし利用していきましょう。

結論、スカウト代行をおまかせしたいなら「サクルート」が最もおすすめです。