「営業人員や営業ノウハウが不足していて、お問い合わせフォーム営業まで手が回らない…。」
「社内のリソースを、営業以外の商品開発や品質向上、顧客対応に割きたい…。」
「お問い合わせフォーム営業の代行会社が多すぎて、どこに頼めばよいかわからない…。」
このような悩みを抱えている企業や経営者の方も多いのではないでしょうか?
お問い合わせフォーム営業は、一般的なメール営業よりも担当者の目に留まりやすいと言われています。
アポを取れる確率も高くなるため、BtoBのビジネスには欠かせない営業方法です。
しかし、お問合わせフォーム営業を始めるためには、多くの事前準備が必要です。
例えば、営業用の文面作成、営業リストの作成など、やるべきことが山積みです。
そこでこの記事では、おすすめの「お問い合わせフォーム営業の代行業者」を、各社の特徴をわかりやすく表にまとめて比較しながらご紹介します。この会社に頼みたい、と思える一社がきっと見つかるでしょう。
また、お問い合わせフォーム営業のメリット・デメリットも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
問い合わせフォーム代行会社を比較する6つのポイント
- 料金
- レポート作成
- メール送信は人が行うのか、自動送信か
- 本文の作成は請け負ってくれるか、自分たちで作成するのか
- 本文の添削やアドバイスが受けられるか
- どのようなアポイントが取れるのか(資料請求程度の興味しか持っていない相手とのアポ・前向きに導入を検討している相手とのアポなど)
をしっかり比較しながら、自社にあった問い合わせフォームを見つけていきましょう。
おすすめのお問い合わせフォーム営業代行業者8選!

会社名 | 特徴 |
---|---|
SakuSaku(サクサク) | 手作業で高品質なリスト・営業文面の作成も代行 |
カリトルくん | 定額制の営業支援サービス |
アイランドブレイン | 完全成功報酬の営業代行 |
テイクウェーブ | 送付結果のレポート付き |
KAITAK(カイタク) | 高額だが徹底したリストの厳選が魅力 |
リードハンター | 200万を超える営業リストを保有 |
WEBAPO(ウェブアポ) | 追電・商談設定まで対応可能 |
ContactDM(コンタクトDM) | リスト作成も依頼可能 |
ここからは、おすすめのお問い合わせフォーム営業の代行業者を8社ご紹介します。
比較する際は、料金やレポート作成などのオプションにも注目するとよいでしょう。
また、お問い合せフォーム営業にはメールリストが欠かせません。リストの作成も代行してくれるのか、自社で用意するのかも確認しながら比較しましょう。
ホームページに記載していない場合は、お問い合せフォームから問い合わせてみましょう。
SakuSaku(サクサク)|手作業で高品質なリスト・営業文面の作成も代行

サービス名 | SakuSaku(サクサク) |
費用(1件あたり) | 40円/1件~ |
初期費用 | 50,000円 |
特徴・強み | プロのライターにより1社1社カスタマイズされた営業文面を手作業で送信。開封率が高い。 |
最低利用期間 | ー |
SakuSaku(サクサク)は、名前の通りサクサクと商談が獲得できるお問い合わせフォーム営業の代行サービスです。
採用倍率70倍のセールスパートナーが、あなたのビジネスをサポートします。アタックリストの作成のお手伝いも引き受け可能。第三者の視点が入ることにより、新たな視点から新規顧客開拓ができるでしょう。
また、メール文面はセールスライティングのプロが作成しています。一社一社内容を変えてメール文面を作成し、読まれるメールを目指します。多岐にわたる送付文面のA/Bテストも行っているので、高い商談獲得率に期待ができます。
さらに、SakuSaku(サクサク)はメール送信をすべて人の手で行っています。手間はかかりますが、送信時の文字化けやシステムエラーを防ぐことができます。
加えて、メール送信の際にロボット認証が必要な企業にもメール送信が可能です。機会損失の発生を最小限にすることができるでしょう。
ぜひ、SakuSakuのお問い合わせフォーム営業を活用して商談数を増やしてみませんか?
カリトルくん|定額制の営業支援サービス

サービス名 | カリトルくん |
費用(定額) | トライアルプラン:110,000円/月額 ライトプラン:165,000円/月額 スタンダードプラン:275,000円/月額 プレミアムプラン:385,000円/月額 ※価格はいずれも税込 |
初期費用 | 222,000円 |
特徴・強み | 精鋭のフリーランス営業人材によるテレアポ |
最低利用期間 | ー |
『カリトルくん』は、Webマーケティングの知見と営業力を併せ持つフリーランスが、テレアポ・問い合わせフォーム営業・メール営業などあらゆる手法を使い、定額制で商談獲得まで伴走するサービスです。
『カリトルくん』には、累計300社以上の支援実績とノウハウがあります。全てフリーランスで営業を組織しているため営業に強いのが特徴です。数字が残せないフリーランスについては即リプレイスできます。また、定額料金のため費用を気にせずご依頼が可能です。
一定の基準をクリアしたディレクターが専属でつくため、ご依頼いただいた業務に関するノウハウが蓄積され、更なる業務効率化やスピードアップにつながります。
無料相談も提供しているため、興味のある方は相談を検討してみてください。
アイランドブレイン|完全成功報酬の営業代行

サービス名 | アイランドブレイン |
費用(1件あたり) | 獲得した商談1件につき16,500円(税別) |
初期費用 | ー |
特徴・強み | 最低商談件数は1件。完全成功報酬型のサービス。商談件数の上限も設定できる。 |
最低利用期間 | ー |
アイランドブレインは、成功報酬型の営業代行業者です。商談を獲得するまでは費用が掛からないので、依頼コストを抑えることができます。
事前に打ち合わせで定めた商談条件を満たすアポイント以外は一切提供しません。これまで55業種・2,500社のお客様に、75,000件以上の商談の提供を行った実績のある会社です。
また、アイランドブレインの営業代行業務は、すべて正社員が対応しています。それぞれ専門業種や得意業種を持っていて、業界知識を有しています。
獲得したい企業の条件や目標など、スムーズに条件を提示することができます。
テイクウェーブ|送付結果のレポート付き

出典:テイクウェーブ 公式HP
サービス名 | テイクウェーブ |
費用(1件あたり) | 36円~/1通 |
初期費用 | 100,000円(無料キャンペーン中 2022年3月現在) |
特徴・強み | リスト作成ツール【ラクリス】との併用で高い受注率を目指せる。 |
最低利用期間 | 3ヶ月〜(制限なしプラン以外) |
テイクウェーブは、営業活動効率化に役立つさまざまなサービスを提供しています。お問い合わせフォーム営業は1通36円から依頼可能です。
オペレーターがサービスの案内入力、配信を代行することで、短い期間で大量送信が可能となります。
お問い合わせフォーム営業以外にも、FAX配信やDM発送、テレマーケティングなど幅広く営業代行を行っています。
また、営業リスト作成ツール「ラクリス」では、700万件の企業情報データベースからジャンル別・業界別などで絞り込み検索が可能です。
現在初期費用を抑えたキャンペーンを行っており、「ラクリス」には無料体験ツールも用意されています。
お得に始められるので、お問い合わせフォーム営業代行の利用を検討しているのであれば、ホームページをチェックしてみましょう。
KAITAK(カイタク)|高額だが徹底したリストの厳選が魅力

サービス名 | KAITAK(カイタク) |
費用(1件あたり) | 250円~(ライトプランの場合:送付件数600円/月) |
初期費用 | ー |
特徴・強み | サポート体制が充実している。月1回定例会でアポイント獲得案を提案。 |
最低利用期間 | 6ヶ月〜 |
KAITAK(カイタク)のお問い合わせフォーム営業は、新規顧客開拓をまるごと任せられる充実したサービスが魅力です。商品やサービスに合った独自のリスト作成、メール文面作成、そして送信後のフォローまで一貫したサポートが受けられます。
アタック(フォーム営業)開始まで最短で5日というスピーディーな対応をしてくれるところも嬉しい点です。
月に1度の戦略会議では、専属チームとターゲット層や訴求メッセージなどを相談しながら戦略を練ります。
また、セールスレターの制作実績を積んだライターによるA/Bテストを実施。文面を毎月複数制作し、テストを繰り返し行っていくことでアポイント獲得率を向上させます。
料金プランはライト・ベーシック・スタンダードの3つが用意されており、6カ月から利用可能。まずは、1万円で100社にアプローチできるトライアルプランがおすすめです。
リードハンター|200万を超える営業リストを保有

出典:リードハンター 公式HP
サービス名 | リードハンター |
費用(1件あたり) | ー |
初期費用 | ー |
特徴・強み | リスト作成からアプローチまでワンストップで行える。 |
最低利用期間 | ー |
リードハンターのお問い合わせフォーム営業については、詳細はオープンになっておりません。料金などを詳しく知りたい場合は、直接お問い合わせが必要です。
リードハンターを運営する株式会社デファクトコミュニケーションズは、創業から一貫して企業向けの広告・マーケティング戦略・記事コンテンツ制作領域でビジネスを展開。
その中で、「集客に効くキャッチコピー・営業文章」の書き方のノウハウを多く積み上げてきました。
また、日本全国の200万以上の法人と、その問い合わせフォームのURLをリスト化することで、お問い合わせフォームへの自動入力・配信環境の構築を実現しています。
さらに、配信リストのチェック、お問い合わせフォームへの入力、入力文章量の調整を自動化。最終的な配信には、人の手によるチェックを行い、ミスのないお問い合わせフォーム営業代行を実現しています。
WEBAPO(ウェブアポ)|追電・商談設定まで対応可能

サービス名 | WEBAPO(ウェブアポ) |
費用(1件あたり) | 33円~/1件 別途サービス利用料11,000円(税込) |
初期費用 | 55,000円(税込) |
特徴・強み | 1送信から利用可能。手動で送信しているため、送信完了率が高い。 |
最低利用期間 | 1ヶ月 |
WEBAPO(ウェブアポ)は、1送信から利用可能なお問い合わせフォーム送信特化型の営業代行サービスです。
自動送信ツールを使用せず、手動で送信。ロボット認証が必要なお問い合わせフォームにも対応できるため、送信完了率が高いことが特徴です。
デメリットとしては、営業リストの作成に料金がかかってしまう点が挙げられます。
できるだけ安く済ませたい場合は、自社で持っているリストを使用しましょう。企業名と企業URLがあれば自社のリストが使えます。
メール文面も自分たちで作成すればコストを抑えることができます。フォーム送信に使用する文章の添削または作成を依頼したい場合は、オプションメニューを利用するとよいでしょう。
ContactDM(コンタクトDM)|リスト作成も依頼可能

サービス名 | ContactDM(コンタクトDM) |
費用(1件あたり) | 33円~/1件 別途基本料金33,000円(税込) |
初期費用 | ー |
特徴・強み | クレーム防止のために配信可否を2重でチェック(自社開発のツール、さらに配信時に人が目視で一件ずつチェックして配信) |
最低利用期間 | 1,000件〜 |
ContactDM(コンタクトDM)は、より安全にお問い合わせフォーム営業を行いたい人におすすめのサービス。「営業目的の連絡お断り」のお問い合わせフォームには送信しません。
チェックツールで自動確認、さらに一つ一つを人が目視確認してから送信と、2重のチェックを行います。
お問い合わせフォームの中には、営業目的お断りを明記しているものも多くあります。それらに書き込んでしまうと大きなクレームに発展し、企業イメージの低下に繋がりかねません。
また、配信先リスト作成もサービスに含まれており、PR文のアドバイスなど、効果が上がるようにしっかりとサポートを受けられます。
さらに、クリックレポート、LP作成などのオプションメニューも充実しているので、気になる方は公式HPからチェックしてみましょう。
問い合わせフォーム営業代行の業務の流れ
お問い合わせフォーム営業を代行会社に依頼する場合、業務は一般的に以下のような流れで進行します。
各ステップにおいて、代行会社がどのようなサポートを提供するのかを詳しく見ていきましょう。
1. 初回打ち合わせと要件定義
代行サービスの利用を開始する際には、まず初回の打ち合わせが行われます。
この段階では、以下のような内容が話し合われます。
- 自社のサービスや商品の特徴、強み、ターゲット市場の確認
- 営業の目的(資料請求、デモ依頼、商談設定など)の明確化
- ターゲットとなる企業の業種、規模、地域などの条件設定
- 成功事例や想定される効果についての説明
この打ち合わせにより、代行会社は依頼主の要望を正確に理解し、効果的な営業戦略を立案します。
要件が明確になれば、契約内容や具体的な進め方について合意を形成します。
2. 営業リストの作成
効果的なお問い合わせフォーム営業を行うためには、質の高い営業リストが不可欠です。
営業リストの作成方法には、主に以下の2つがあります。
自社で用意する場合 | 代行会社が作成する場合 |
---|---|
既存の顧客リストや名刺情報をもとに作成 自社でリサーチして新規にリストを作成 外部から購入したリストを活用 | 保有するデータベースから条件に合った企業をピックアップ 専門ツールを使用して効率的にリスト作成 リストの精度を高めるために人の目でチェック |
代行会社によっては、数百万件の企業データを保有しており、業種や規模、地域などの条件で絞り込んだ高品質なリストを提供できるところもあります。
また、「営業目的のお問い合わせお断り」と明記された企業を除外するなど、クレーム防止の観点からもリストの精査が重要です。
3. メール文面の作成
お問い合わせフォームに送信する文面は、開封率や反応率に大きく影響します。
魅力的かつ効果的な文面を作成するためのポイントは以下の通りです。
- 簡潔で分かりやすい表現を心がける
- 相手企業の課題解決につながる内容を提案する
- 具体的な数字や事例を盛り込む
- 明確なCTA(Call To Action)を設定する
- 企業名などを入れてカスタマイズする
多くの代行会社では、セールスライティングのプロフェッショナルが文面作成を担当します。
A/Bテストを実施して効果測定を行い、継続的に文面の改善を図るサービスを提供する会社もあります。
4. お問い合わせフォームへの送信
作成したリストをもとに、実際にお問い合わせフォームへの送信作業を行います。
この工程は、自動化ツールを使用する場合と手作業で行う場合があります。
自動送信の場合 | 手作業送信の場合 |
---|---|
短時間で大量の送信が可能 コストを抑えられる ロボット認証のあるフォームには対応できないケースがある | 一つ一つ丁寧に送信できる ロボット認証にも対応可能 送信完了率が高い コストがかかり、送信数に限界がある |
代行会社によって送信方法は異なりますが、多くの場合、送信前にチェックツールで「営業お断り」の文言がないかを確認し、さらに人の目でも二重チェックを行うなど、クレーム防止に配慮しています。
5. レポート作成と分析
送信後は、結果を集計・分析したレポートが作成されます。一般的なレポートには以下の情報が含まれます。
- 送信完了件数と未完了件数
- 既読・未読の状況(確認可能な場合)
- 反応のあった企業のリスト
- 反応の内容(資料請求、問い合わせなど)
- 効果分析と改善提案
このレポートを基に、次回の施策に活かすための検討を行います。
代行会社によっては、毎月の定例会で戦略の見直しや効果測定を行うサービスを提供しているところもあります。
6. フォローアップと商談設定
お問い合わせフォーム営業で反応のあった企業に対しては、適切なフォローアップが重要です。
代行会社によっては、以下のようなフォローアップサービスを提供しています。
- 電話やメールによる追加コンタクト
- 資料送付の手配
- 商談の日程調整
- 商談同席(オプションサービス)
特に優良なリードに対しては、迅速かつ丁寧なフォローアップを行うことで、成約率を高めることができます。
商談設定まで代行してくれるサービスを選べば、営業担当者は商談に集中できるようになり、業務効率が向上します。
お問い合わせフォーム営業のメリットは?

営業手法としてよく使われているメール営業は、開封率の低さがデメリットの一つでした。
しかし、お問い合わせフォームにメールを送ることで、担当者の目に留まりやすく、アポイントに繋がりやすいと言われています。
そのため、お問い合わせフォーム営業は有力な営業手法となり、今後もますます盛んになっていくと予想されます。
また、テレワークや時差通勤の普及により、電話営業では決裁者にたどり着くことがより困難になりつつあります。飛び込み営業も営業マンの負担が大きく、非効率だと言えるでしょう。
ここからは、お問い合わせフォーム営業のメリットを3つ、順番に詳しくご紹介します。
短期間で多くの会社に営業できる
お問い合わせフォーム営業は、メールを用いた営業です。電話や訪問では到底及ばない数の企業へ一度にアプローチできるのが魅力。あらかじめメールの文章やメールリストを用意しておくことで、作業効率もアップします。
また、短時間で広範囲に営業ができることも、メールならではのメリットです。
通信費やサーバ費用はかかりますが、交通費を一切かけることなく全国の企業にサービスを訴求できます。
メールは文書として形に残るもの。画像やプレゼン資料を添付することで、電話よりも相手にわかりやすくサービスを伝えられることも、メリットの一つと言えるでしょう。
アポイント獲得の確率が高い
一般的なメール営業よりも、お問い合わせフォーム営業はアポイント獲得の確率が高いと言われています。なぜなら、お問い合わせフォームに届くメッセージは、決裁者が確認している可能性が高いからです。
特に、中小企業やベンチャー企業ではその傾向が強くみられます。お問い合わせフォームからの連絡は、顧客からの要望や取材の相談など、企業の利益に直結する部分になります。
そのため、決裁権を持つ人がフォーム経由のお問い合わせへの対応方法を決めていることは、少なくないのでしょう。
また、相手方から前向きな反応があった場合、相手先の課題と自社のサービスがマッチする可能性は高いといえます。自社の商品やサービスを、今すぐ欲しいと思っている企業の確率も高いのではないでしょうか。
営業マンの人件費を削減できる

営業マンの時給が不要なので、フォーム営業はコスパが良い営業手法。新規顧客開拓のために欠かせない営業マンですが、多くの営業マンを雇い育成するには費用がかかります。
お問い合わせフォーム営業は、人件費の削減においても有効と言えます。担当者は事前に準備した文章を送るだけでOK。テレアポのように提案力や会話力などが求められる訳ではありません。
オフィスを出ることなくあらかじめ用意したリストをもとに一斉配信できます。一人の営業マンが一日かけて行うよりも、はるかに多くの企業にアプローチができる点がメリットです。
お問い合わせフォーム営業のデメリットは?

お問い合わせフォーム営業のデメリットは、時間がかかる点です。
相手方に読まれるメールを作るために、時間をかけて文章を工夫する必要があります。相手によって文面を変えたり、企業名を入れるなど一社一社手を加えることで、よりアポイント獲得率は高まるでしょう。
また、お問い合わせフォームが設置されていても、メールを送ってもよいか確認する作業が必要となります。中には、「営業メールお断り」の企業も。ロボットによる自動送信を防ぐために認証が必要なフォームも増えてきました。
では、デメリットである「時間がかかること」について、詳しく解説いたします。
営業リストの作成に時間がかかる
営業リストとは、お問い合わせフォームが設置されている企業のメールアドレスを一覧表にしたものです。ターゲットはどのジャンルなのか、地域はどこまでの範囲にするかなど、リスト作成方法は数えきれません。
一社一社ホームページを確認し、お問い合わせフォームの有無を確認していくのは、大変な作業です。納得のいくリストを作成するためには、多くの時間を要するでしょう。
営業マンが獲得した名刺をもとにリストを作成する方法もありますが、こちらも手間のかかる作業です。アドレスの打ち間違いも発生するため、ダブルチェックが必要になるなど、人手も必要です。
解決策の一つとして、リスト作成ツールの導入があげられます。営業リスト作成を外注することで、時間は大幅に短縮します。
フォームへの入力や送信に時間がかかってしまう
お問い合わせフォーム営業は、本文の入力や送信にも時間がかかります。
お問い合わせフォーム営業にメールを送る場合、必要な入力事項が多い場合もあり手間が発生します。
本文には相手方の会社名を入れるほうが親切。出来れば、文面も一社一社内容を変えることが望ましいです。
一斉送信していると一目見ただけでわかるようなメールは、即ゴミ箱行きとなるでしょう。
また、メールを送信する際、「私はロボットではありません」などといった認証が必要となる企業もあります。
「営業メールお断り」と明記されている企業へは営業するべきではなく、そのような表記がないか確認する作業も必要です。自社でフォーム営業をやろうとすると、時間と手間がかかってしまうのでしょう。
問い合わせフォーム営業代行の料金相場
お問い合わせフォーム営業代行の料金体系は会社によって異なりますが、大きく分けて以下の3種類があります。
自社の予算や目標に合わせて、最適なプランを選ぶことが重要です。
1. 送信件数に応じた従量課金制
最も一般的な料金体系で、送信1件あたりの単価に送信数を掛けた金額を支払います。
送信単価の相場 | 1件あたりの料金 |
---|---|
低価格帯 | 33円~40円/件 |
中価格帯 | 40円~100円/件 |
高価格帯 | 100円~250円/件 |
単価の違いは、主にサービス内容の充実度によるものです。
安価なサービスでは基本的な送信のみを行い、高価格帯では文面作成やリスト作成、詳細なレポート提供などが含まれていることが多いです。
項目 | 内容 |
---|---|
メリット | 実際の送信数に応じた支払いのため、コスト管理がしやすい |
デメリット | 成果に関わらず費用が発生するため、ROIが保証されない |
多くの場合、基本料金や初期費用が別途発生することも考慮しておく必要があります。例えば、基本料金が月額33,000円(税込)、初期費用が55,000円(税込)などが一般的です。
2. 定額制プラン
毎月固定の金額を支払い、一定の送信数やサービスを受けられるプランです。
プラン | 月額料金 |
---|---|
ライトプラン | 110,000円~165,000円/月 |
スタンダードプラン | 220,000円~275,000円/月 |
プレミアムプラン | 330,000円~385,000円/月 |
プランによって、送信可能数や含まれるサービス(リスト作成、文面作成、フォローアップなど)が異なります。高額なプランほど、サポート体制が充実している傾向があります。
項目 | 内容 |
---|---|
メリット | 毎月の費用が固定されるため、予算管理がしやすい |
デメリット | 送信数が少ない場合、割高になる可能性がある |
定額制プランを提供している会社では、最低利用期間(3ヶ月~6ヶ月)が設定されていることが多いため、契約前に確認が必要です。
3. 成果報酬型
営業活動の成果(商談設定など)に応じて、成果報酬で料金が発生する仕組みです。
成果の種類 | 料金 |
---|---|
商談1件あたり | 16,500円~30,000円 |
成約1件あたり | 成約金額の10%~20% |
成果報酬型は、リスクを最小限に抑えたい企業にとって魅力的なプランです。
特に、予算に制約がある中小企業やスタートアップにおすすめです。
項目 | 内容 |
---|---|
メリット | 成果が出なければ費用が発生しないため、リスクが少ない |
デメリット | 成果が出た場合のコストは高くなる傾向がある |
成果報酬を採用している代行会社は、商談の数にこだわる傾向があります。
そのため、アポイントの質部分をどのように担保するかといった点が課題です。
事前に定めた商談条件を満たすアポイントのみの提供を依頼するなどをし、無駄な商談を減らす工夫をする必要があります。
また、成果報酬型でのお問い合わせフォーム営業代行だと、代行会社が利益が出ないと判断した場合に急遽業務を止めてしまうこともあるので適切なフォローアップを行うことを忘れないようにしましょう。
お問い合わせフォーム営業代行業者は、営業お断りのフォームにも送信する危険性あり

お問い合わせフォームが設けられているからと言って、やみくもにメールを送信してしまうと、クレームの発生につながる可能性があります。
本来、お問い合わせフォームは、一般のお客さまからの連絡や相談を目的として設置したもの。営業の売り込みメールが多く寄せられてしまうと、顧客対応業務が阻害されてしまうこともあります。
最近では、「営業目的の連絡はお断り」と記載がある企業も見受けられます。
特定電子メール法では、「オプトイン規制」が設けられています。簡単に言えば、同意のない広告宣伝メールの送信は禁止するという規制です。
ホームページなどで公表されているメールアドレス宛の送信であれば、たとえ送信に同意をしていない広告宣伝メールであったとしても法律違反にはならないとされています。
ただし、アドレスと併せて「送信を拒否する」旨の表示がある場合は、オプトイン規制の例外とはならないので注意が必要です。
こういった企業にお問い合わせフォーム営業をしてしまうと、相手に悪い印象を与えてしまいます。自社のイメージダウンにも繋がりかねません。
営業お断りのフォームのチェック機能のある代行会社を検討するなど、クレーム対策も考慮する必要があります。
お問い合わせフォーム営業代行は自動化できるのか?
お問い合わせフォーム営業の自動化は、業務効率化の観点から多くの企業が検討するポイントです。
実際に自動化できる部分と人の手が必要な部分を理解することで、最適な方法を選択できます。
お問い合わせフォーム営業において、自動化できるポイントはしっかり抑え業務効率化を目指しましょう。
自動化できる部分
お問い合わせフォーム営業の中で、以下の工程は比較的自動化しやすい部分です。
工程 | 自動化の方法 | メリット |
---|---|---|
リスト作成 | スクレイピングツールやデータベース検索 | 短時間で大量のリストを作成可能 |
文面の一括作成 | テンプレート作成とパラメータ置換 | 基本フォーマットを効率的に展開 |
送信スケジューリング | 自動配信ツールの活用 | 最適な時間帯に効率よく配信 |
開封・クリック追跡 | トラッキングツールの導入 | データに基づく効果測定が可能 |
自動化が難しい部分
一方で、以下の工程は完全な自動化が難しく、人の判断や作業が必要になる部分です。
工程 | 難しさの理由 | 人の手が必要な理由 |
---|---|---|
「営業お断り」の判断 | 表記方法が多様で機械的判断が困難 | 表現の多様性を理解し、適切に判断するため |
ロボット認証対応 | CAPTCHA等の認証は自動化回避が目的 | 認証をクリアするには人の操作が必要 |
文面のカスタマイズ | 企業ごとの最適化には判断力が必要 | 相手企業の特性に合わせた調整が効果的 |
フォロー戦略の決定 | 返信内容に応じた対応が必要 | 状況判断と臨機応変な対応が求められる |
ハイブリッドアプローチがおすすめ
実務では、自動化ツールと人の判断を組み合わせた「ハイブリッドアプローチ」が最も効果的です。
例えば以下のような手法が考えられます。
- リスト作成と初期選別は自動ツールで行う
- 「営業お断り」などの判断は人が最終確認する
- 基本文面は自動生成し、一部をオペレーターがカスタマイズする
- 送信作業は手動または半自動で行い、確実性を高める
このようなアプローチにより、効率性と質の両方を確保することができます。
代行会社を選ぶ際には、自動化の程度と人的サポートのバランスも重要な選定基準となるでしょう。
お問い合わせフォーム営業は、効率的に多くの企業にアプローチできる有効な営業手法です。
しかし、自社でこれを行うには時間や人材、ノウハウが必要となります。
代行会社を利用することで、これらの課題を解決し、効果的な営業活動を展開することが可能です。
代行会社を選ぶ際には、自社の予算や目標、優先すべきポイントを明確にし、複数の会社を比較検討することをおすすめします。
料金だけでなく、サービス内容や実績、サポート体制なども含めて総合的に判断しましょう。
また、最初は小規模なトライアルから始め、効果を確認した上で本格的な導入を検討するという段階的なアプローチも有効です。
お問い合わせフォーム営業を効果的に活用し、新規顧客の獲得や事業拡大につなげていきましょう。
まとめ:お問い合わせフォーム営業を代行業者に依頼して、アポイントを半自動で獲得しよう

この記事では、お問い合わせフォーム営業のおすすめ業者を紹介しました。
リスト作成を得意としていたり、文章作成を得意としているなど、会社によってさまざまな特色があります。あなたの会社に合ったサービスを選んで、より多くの新規顧客を獲得しましょう。
コロナ禍で訪問営業や電話営業がしづらくなる中、お問い合わせフォームを利用した営業はますます盛んになっていくでしょう。
ただし、お問い合わせフォーム営業で効率的にアポ獲得を行うためには、セールスライティングやリスト作成・精査をできる人材が必要です。
「お問い合わせフォーム営業ができる人材獲得や育成が難しい」と思ったら、代行会社に相談してみるとよいでしょう。お問い合わせフォーム営業によって、あなたの商品・サービスの魅力がより多くの企業に届くことを応援しています。